こんにちは。今日は当院で使用している鍼について書かせていただきます。
よい治療はよい鍼で!とはなかなかなキャッチフレーズだと思いますが、まさにそうなのです。
当院で行なっている漢方鍼治療の最もメインとなる治療の肝は「ていしん」と呼ばれる、刺さない鍼です。
このような鍼ですが、この鍼を使って気の調整を行なっています。刺すわけではないので、刺された痛みや刺入痛(体に入る痛み)というのは起こりません。患者さまの多くが、先生はいつ鍼治療をやったのですか?とお聞きになられますが、病院での採血のように皮膚を破って刺すことはしないので、不思議に思われる方も多いようです。
しかし、刺さずに気の調整を行うこの鍼は、江戸時代から続く老舗の専門店で、熟練の職人の方が作っておられる鍼なのです。当院では東京にある前田豊吉商店さんの鍼を使わせていただいています。
丁寧に作られた手づくりの鍼なのです。普段そういったお話をする機会がないので、ブログに書かせていただきました。
ちなみに、病症によっては刺入する鍼も使用していますが、こちらはディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)を使用しています。身体の中に入る鍼に関しては、すべての患者様にディスポーザブル鍼しか使用しておりません。但し、こちらの鍼は使用する患者さまと使用しない患者さまとおられますので、もしご不明なことがございましたらいつでもお聞きくださいね。
鍼に関しても数種類、お灸も数種類の手技を併用しています。お一人お一人へのオーダーメイド治療となっていますので、似たような症状であっても治療が全く違うように感じられるかもしれません。
少しずつ、治療に使っている鍼やお灸の手技を少しずつこちらでご紹介できればと思います。
症状によっては、ご自宅でのセルフケアとしての施灸をお勧めすることもございます。治療院でその都度お話をさせていただいていますが、こちらでフィードバックできるよう、一度記事にまとめたいと思います。
何かご希望があれば、スタッフやコメントでご意見くださいね。