他の地域ではどうかわからないが、秩父では年に3回のフレッシュの部の日がある。
10人集めて正規の試合のようにするのではなく、時間を工夫して、1チーム最低5人でできるようにしてある。
1、2年生も「ミクロ」などという言葉が使われる前からこの地域では行われている。もちろん、チームは集まった子どもがシャッフルされて構成される。
4年生以下の子たちが成長するのには良い環境だと思う。
しかし「成長するのに良い環境」は、しっかりと配慮が行き届いたものでなければならない。
この秩父に限ったことではないかもしれないし、もちろんフレッシュに限ったことではないが、ベンチ、ギャラリーをはじめとした周りの関心は、「子どもの成長」よりも「強いか弱いか」、つまり「勝つか負けるか」という点に強く表れる傾向を感じてならない。
フレッシュの子どもを怒鳴りつけ、けなし、バカ呼ばわりするなどということは決して無いように。
誰が聞いても当たり前のことだ。
その、当たり前ではない光景を時折目にする。
さて、どうしたものか。一人ひとりがそんな光景を見て見ぬふりすれば、ミニバスは危険なスポーツになっていく。これも、誰もがわかっている話なのだが…。
ネイスミスが泣いてはいないだろうか。「そんなスポーツにはなってほしくはないのだ」と泣いてはいないだろうか。
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"And if you play basketball you're my friend"
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