大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

今日は海苔の日!

2020年02月06日 | 今日は何の日

2月6日は海苔の日です!

海苔は、紅藻・緑藻・シアノバクテリア(藍藻)などを含む藻類の総称で、古来から貴重な食品として食べられてきました。 奈良時代の初期に編纂された「常陸国風土記」には、“常陸の国、ノリ浜で紫菜(むらさきのり)を干していた”と記されていますし、「出雲国風土記」にも記述があります。 ちなみに、奈良時代や平安時代には、「紫菜」と書いて“のり”と読んでいたそうで、今の「海苔」という漢字が使われるようになったのは、江戸時代からです。

701(大宝元)年1月1日、新暦の2月6日に制定された日本最古の成文法典である「大宝律令」によって、翌年から海苔を含む29種類の海産物が諸国指定物となり、朝廷への年貢(当時の税金)の対象産物に取り入れられました。
この大宝律令の記述によると、納める種類ごとに量が定められていて、高級な物ほど少なくてよかったそうです。 
ちなみに、男子が1年間に納めなければならない量は、

・紫菜(むらさきのり)49斤=29,4kg
・凝海藻(こるもは)120斤=72kg
・海藻(にぎめ)130斤=78kg
・海松(るみ)130斤=78kg
・海藻根(まなかし)8斗=120kg
・未滑海藻(かじめ)1石=150kg

だったそうです。 これを見てもわかるように、海苔で納める場合は49斤=29,4kgでよく、海藻類の中では「海苔」が第一級品であることがわかります。

この史実に基づき、全国海苔貝類漁業協同組合連合会(全海苔漁連)が、“海苔をたくさんの人に紹介し、生産者の皆さんが日頃の生活の糧である海苔に感謝の気持ちを表すため”に、1966(昭和41)年に2月6日を「海苔の日」と定め、翌年から実施しました。

最近は、2月6日の生産団体主催の「海苔の日」と海苔業者による2月3日前後の「節分に海苔巻き(巻き寿司)丸かぶり」のイベントが行われるようになり、2月3日から2月6日前後の1週間を「海苔ウィーク」として、全国各地で海苔のPRイベントが行われています。