九州国際大付(福岡) - 日大三(東京)
九国大付 2 0 3 1 0 0 0 1 2 9
日 大 三 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2
九州国際大付: 三好
日大三 :吉永
本塁打 :三好(九国)
第83回選抜高校野球大会の第11日第1試合は、九州国際大付が日大三を9対2で破り、初の決勝進出を決めた。
九州国際大付は初回に三好の2号2ランで先制すると、3回には連続タイムリーで3点を追加。終盤にも追加点を挙げて、試合の流れを手放さなかった。先発したエースの三好は、強打の日大三相手に7安打2失点の好投を見せ、投打に活躍してチームをけん引した。
一方、秋の明治神宮大会を制し、優勝候補に挙げられていた日大三は、先発した吉永が13安打、5四死球と乱調。打線は初回のチャンスの場面で畔上が大会タイ記録にあと1と迫る7打席連続ヒットを放ち、1点を返したが、九州国際大付の三好の前に得点を奪えず、7回に1点を追加するにとどまった。
履正社(大阪) - 東海大相模(神奈川)
東海大相模 2 1 3 4 0 2 4 0 0 16
履 正 社 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
東海大相模 :近藤、笠間
履正社 :渡辺、原、星田、飯塚
本塁打: 森下、田中(東海大相模)
第83回選抜高校野球大会の第11日第2試合は、東海大相模が履正社を16対2で破り、11年ぶりの決勝進出を決めた。
東海大相模打線が履正社を圧倒した。3点リードの4回に森下がレフトスタンドに運ぶ満塁本塁打。7回には田中がライトスタンドに満塁本塁打をたたき込んでリードを広げた。同一チームによる1試合で2本の満塁本塁打は大会初。先発の近藤は初回に4連打で2点を失ったが、その後は立ち直った。
履正社は1回戦で2安打完封と好調だった渡辺が3回途中でKOされると、リリーフ陣も東海大相模打線の勢いを止めることができなかった。