++おさんぽ日和+++

美味しいモノと、楽しいコト、暑い国でちょっとずつ。。

最後のおさんぽ

2007-05-16 | 日本帰国中のコト
ジャカルタに帰った翌朝、さっそく蟻の大群をキッチンで発見。
「戻って来たな~」と感じる。
アリの巣コロリをセッティング


さてさて。
ジャカルタ。
まだ雨季明けないのかな。スッキリしない天気。
涼しいからありがたいけど、ジメジメしてます。

そうなると、恋しくなるのは日本の爽やかだったあの日々。。


日本を発つ前日、お散歩がしばらく出来なくなるので
張り切ってあちこち歩き回りました。
その時の写真を一気に!






この間ブログに書いた、バラ屋敷にも行ってみました。
あの時はまだ少ししか咲いてなかったけど、満開でした。
私の好きなオールドローズ↓
芯が8の字みたいなうずまきになってる。
香もあま~い



母の友人でバラ作りに励んでる方のお家も見に行った。
スゴイ!
バラで編んだバスケットに、家ごとスッポリ入ってる感じ。
バラの包装紙で包んだ、というほうがいいかな?

はぁ~
キレイだったなぁ
いつまでも見ていたいような気分でした。

バラの咲くこの時期のために、他の季節はお手入れがホントに大変らしい。
バラって手の掛かる植物なんですネ。

でも、ほんの一瞬のためバラに愛情を注いで
地道に努力を続けているのって、素敵だー。
ご近所さんをも楽しませてくださるし。

バラ作りの人は根気強い!

バラの香に包まれるような、ピンク色のフワ~っとしたいい気持ち。
大輪のバラ、ツボミ、散った花びら。
あの華やいだ空気。。

今回の帰国では、植物のパワーをいっぱいもらいました。
緑を見たくなった時、
ちょっと落ち込んだ時、
日本で見た景色を思い出して頑張りたいと思いマース



若葉の頃

2007-05-15 | 日本帰国中のコト
ジャカルタに戻ってきました。
久しぶりにゆっくり帰れて、友達にも会えたし
美味しいものも食べれたし楽しい一時帰国でした。

やっぱり5月の日本はキレイ!
若葉、バラ、菖蒲、ハナミズキ、ツツジ、藤etc
植物が、いっせいに瑞々しい光を放っているようで。
桜や紅葉の季節もいいけど、私は5月って好きだな~。
5月に一時帰国するのは初めてだったので、なんで今まで帰らなかったんだろう??と思いました。

緑のモミジも爽やかでいいですよネ↑

飛行機雲好きなので、見つけると撮らずにいられない↓
一直線


実家のパンジーちゃん


うすーい花びらがヒラヒラ揺れて可愛い
私が日本に着いた頃から咲き出して、帰る頃には枯れてしまった
パンジーも日本スミレもどちらも大好きです

菊の井

2007-05-10 | 日本の美味しいもの
ブログに何度か書いた、モヨ島で出会ったドクター夫妻とお食事!
お会いするのは、ほぼ1年ぶり。

青山で待ち合わせ。
お上りさん状態なので、キョロキョロしてしまう~

連れて行って下さったのは、なんと菊の井!
有名な京都の料亭の赤坂店。

菊の井のご主人村田吉弘さんは、「きょうの料理」や雑誌、本で引っ張りだこ。
一昨年のおせち料理は村田さんのレシピで作った覚えがある。
テレビで見るおだやかなお人柄、綺麗な京都の言葉遣いに惹かれてました。

あの菊の井でお食事だなんて~
あの門をくぐれるなんて、考えたこともなかった。
「100年早い。」
そういうイメージのお店だったから。
もう感激です・・

メニューは↓

山芋の寒天寄せ、わさびの花添え
一寸盛り合わせ(菖蒲の葉に包まれた押し寿司、ウニ、白子etc)
鯛と車エビのお刺身
鮎の塩焼き
鰹のたたき、柚のジュレ
鯛のあられ揚げとタケノコ
茄子のみそ田楽
一寸豆の白子和え
茶そばの鶏肉巻き(煮物。メチャメチャ美味しい!!)
鯛飯
春キャベツのすり流し
香の物
ぜんざい(白玉といちご入り。薄くてサラっとしてる。デザートはミルクアイス&いちごソースと選べる。)

(順不同です)

鮎は、ピチピチ跳ねてる状態でザルに入れ、一度見せに来て下さる。
「今日お料理するお魚です」と。

鯛飯は土鍋で炊いて、残ったものはおみやげ。
お二人が「持って帰りなさい」と言って下さったので
全部頂いてしまいました。↓
香の物は、菜の花、タケノコ、昆布でどれも美味。
名前入りの布ナプキンも「お持ち帰り下さい」とのこと。
ドクター夫人が「私はもう持ってるから、ご主人に持って帰ってあげて」と下さいました。
お料理は一つも食べられず、ナプキンだけ、、くぅ~気の毒なダンナはん



お刺身はプリップリで新鮮気絶しそうでした。

今まで食べてきた和食、作ってきた和食は
一体なんだったの???という衝撃が走った

繊細で季節感に溢れて、、
日本料理て芸術だぁ~

若い修行中の板さんが沢山。
京都からのスタッフも多いらしい。

最後に、村田さんがテーブルを回ってご挨拶にいらした
「この子はインドネシアから来たんだよ」とドクター。

私は「ホンモノだぁぁ」と緊張してしまい
「そ、そうなんです。でも日本人なんです」と訳の分からんことを言うのが精一杯。

とても風格があって、温かい雰囲気の方でした。
お会いできて感激でした。
あの方から素晴らしい料理が生み出され、それを頂く人は
みーんな笑顔でシアワセになる。
スゴイなー

菊の井、という名前の日本酒も美味しかった!
お水のようにサラッサラ
日本酒大好きなんです~

ドクター夫人はお酒は召し上がらない。
なので、先生とドンドンのみすすめ、気づいたら6本空いていた。

お二人はモヨとバリに何度も行かれていて、この間のGWにも行っていらした。
なので、ジャカルタやインドネシアの話をすると、
一生懸命聞いて下さる。

インドネシアのことを好きでいてくれる人に
インドネシアの話をするのって、私もすごーく嬉しい。
肯定的に聞いてくれるから。

旅行中の出会いが、こういう風に続いていることも
とても嬉しい。
本をジャカルタに送って下さったり、ホントに良くして下さる。

もっと野菜はそろえて切らないと。
もっと盛りつけに気を配らないと。
もっと丁寧に作らないと!
今日は刺激的でした。

お二人との楽しくて美味しいお食事とお酒。
勉強になった菊の井。
日本に帰って来て良かった!
最高の1日でした





サボテンくん

2007-05-10 | 日本帰国中のコト
今回日本に帰ってきて、実家のキッチンに入ってビックリした。

サボテンくんがいたから↑
トボけた表情が何とも言えない

ホントは体を洗うもので、母がどこかの雑貨屋さんで見つけて飾ってるらし。

なんで驚いたかというと、私も同じものを
以前買って友達にプレゼントしたことがあったから。
偶然!

他にもアヒルとかカエルとか、いろんな形が売ってるのに
わざわざ同じサボテンを選んじゃうのって、、

やっぱり私たちって親子なんだわ~

夏柑糖

2007-05-10 | 日本の美味しいもの
関西に住んでる友達が、超美味しいお菓子を送ってくれました!

京都の和菓子屋さん「老松」の夏柑糖。

萩の夏みかんの果汁と寒天を合わせたもの。



蓋を開けたとこ。


固さが絶妙。
ジュレのようなゆるさの所と、きちっと固まってる所
両方あるのでとても手作りぽい。



初夏を丸ごとかぶりつく!
そんな感じ。
甘くて酸っぱくて、、
んも~ホントに美味しかった!!
フルーツを器にしてるお菓子って大好きだー
食べてるのが楽しー
そういうお菓子、今まで沢山食べてきたけど
この夏柑糖は格別の美味しさでした

わざわざお店に注文して送ってくれたみたい。
うるうる。。ありがとうぅぅ

百花繚乱

2007-05-09 | 日本帰国中のコト
今日はお花見をしたので、お花の写真をたくさんします

銀杏並木
すくっと立ってる。
風があったので葉っぱが揺れて気持ちがイイ。


こんな風に幹からベビー銀杏がヒョッコリ出てきてるのって可愛い。
若葉って感じです。


ピンクのバラ!


ブラックティーという名前のバラ
こういうスモーキーな色のバラもいいなー。


私はこの種類が好き↓
高芯咲きというらしいんですが、中央のところも花びらがキッチリ巻いてある。
オールドローズ系が好き。


とにかく種類が豊富





満開はこれからみたい。
バラのアーチとか、全然咲いてなかった。
キレイだろうな~。満開の白いバラのアーチ
良い香りで、気分がフワ~っとしてきた。

シロツメクサ


タンポポの綿毛。
飛ばすのたのし~!


梅の木。
花からは想像できないような、葉っぱでモシャモシャの状態。


木の芽
すごく良い香り。


あじさいの赤ちゃん
お花を準備中


今日はほんっとに良い天気。
緑の中を風が吹き抜ける。
両手を広げて風を受けると、このまま飛んで行けそうな気がする。
いいなー。
緑の中を自由に歩けるって、これ以上のシアワセはないって思っちゃう。
日本に着いた頃は寒くてちょっと後悔したけど、
やっぱり5月に帰って来て良かったー。

象眼

2007-05-08 | 日本帰国中のコト
伯母が作った象眼の作品。
象眼とは、様々な材種の木を組み合わせて図柄、模様を描く工芸。

以前作品展を見に行ったことがあるのですが、
とにかく細かい!!
パキっと割れてしまいそうな木の板を、なぜあんなに細かく、なめらかな曲線に切り取れるのでしょうか。。

この象眼の作品は、私の母が「こういうデザインでお願いします」と頼んで作ってもらったそう。
蓮の葉の部分は、わざわざ3パターン試作して「どれが良い?」と希望を聞いてくれたとのこと。


伯母はピアノの先生という職業を持つだけでなく
編み物、アートフラワー、洋裁、ビーズetcオールマイティ!
一つ完璧に出来る人というのは、その他のものもこなしてしまうんだなぁと
小さい頃から思ってました。

同じ10本の指、2本の腕を持っているのに
あんなにたくさんの技術を生み出せる人もいるのですね~。
まさに「魔法の手」






「はちの日餅

2007-05-08 | 日本の美味しいもの
ぶんぶんぶん はちが飛ぶ♪

蜂の家で「はちの日餅」を買いました。
今日は8日だから「はち」。
はちの日餅は、毎月8日のみ販売されます。

「菖蒲餅」
中は黄身あん。
そとはういろう。

キレイな色~。

お散歩してると、鯉のぼりをまだ出してるお家がけっこうある。
今日は風がさわやかだったので、鯉のぼりもうれしそーに一家で泳いでました。

タケノコご飯その他アレコレ

2007-05-07 | 日本帰国中のコト
今日は、幼なじみと一緒に109へ突撃。

去年の夏にも行きましたが、今年は1歳トシを取った分勇気がなくなっていたところ、彼女が一緒に行ってもいい、と言ってくれた。
会社を半休してくれ、二人で渋谷で待ち合わせ。

bunkamura近くに、とても好きなサンドイッチ屋さんがあったので
そこに行こうとしたら、お店変わってた。
彼女の言うには「とっくの昔に変わってたヨ」と。
え~!ネットで確認したのにー。
マトモに街を歩けなくなっている私。トホホ

ランチ後109を下から上まで見て、若い子に混じってTシャツを買いました♪
彼女と行くのは高校生以来!
あれ以来足を踏み入れるの初めて、という友達は
「雰囲気になじめなくてオロオロする」と言ってましたが、
気に入ったTシャツが見つかったみたい。
良かった良かった。

若いパワーをもらって(吸い取られた??)元気に109をでました。

お茶しよう、ということになり
109とはギャップ激しいけど、セルリアンホテルに行きました。
パティシエが世界コンクールで受賞した、というヘーゼルナッツのシューと、白桃のフレーバーティーを。
ヘーゼルナッツ好きにはたまらんケーキでした
白桃のお茶ていうのも、いいですねぇ~。
香りがさわやか。

友達が高3の時くれた謎の手紙がこの間実家で見つかったので、今日はそれを持って行った。
「こんなん出てきたヨ」と見せると
「ぎょえー!」とのけぞってた。

全然覚えてない、とのことでしたが
も~爆笑が止まらない手紙だったーっ
学校で配られるプリントの裏に書いてあるところも面白い。
いやいや。
おかげで大笑いできました。

彼女とは家が近くてご近所さんでもあったのですが、
この間引っ越してしまった
なので、今までは一緒に帰れたのに
今日は渋谷でお別れ。。
又地元でも遊べるといいなー。
愛犬とともに。。




話は飛びますが、写真↑はタケノコご飯。
祖母が炊いてくれた。
先日お料理教室で、水煮タケノコで炊く方法をご紹介したのですが
やっぱり日本のタケノコは美味しい!
歯ごたえや風味が全然違ってビックリしました。
祖母のタケノコご飯なんて、何年ぶりだろー
美味しかったなぁ





庭に咲いてたこの花↑
栄養士学校の時、学校からもらった
ローズマリーと聞いて驚いたー。
ほとんど放置していたのに、すくすく育ってかなり生い茂ってた。
ローズマリーの花ってこういうものなんですねー。
とても意外な花。
葉っぱはとても良い香りでした。
やっぱりフレッシュハーブはイイ!


とりとめなく色々書いてますが、最後はテレビの話!

「チャングムに学ぶ韓国宮廷料理」という番組見ました。(タイトル間違ってるかも)

毎週放送してるみたい。
チャングムに出てくる宮廷料理を紹介するもの。
竹筒ご飯でした。↑
ぎんなんとかナツメを入れて、体によさそー。
おいしそー
いいなー。
私はチャングムのドラマは見てないけど、周りにはファンがすごく多い。
この料理番組、ジャカルタでも放送して欲しいよー






大崎善生「優しい子よ」

2007-05-07 | レビュー
大崎善生「優しい子よ」を読みました。

不治の病と闘う男の子が、尊敬する将棋のプロの女性に手紙を出すところから始まる。
本文から引用すると
「まれに見るほどの優しい心と、光り輝くような勇気に満ちあふれた
茂樹という名の少年」と女流棋士の心の交流がストーリー。

ホントに心の清らかな男の子。
小さいときからの入院生活が彼を大人にさせてしまったのか、
子供とは思えないような心遣いをするのが痛々しい。
そのことについて、筆者はこう言ってます。

「茂樹はこう考えていたのだろうか。
自分のこの痛みを少しでも和らげる方法、
もしそれがあるとすれば
人を思いやることしかない」

これを読んで、「分かるなー」と思いました。

病気と闘う人の胸の内とは比べものにならないけど、
自分が大きな悲しみに遭った時、心に刃が刺さった時、
はじめは「なんでこんなことが?」と運命を呪います。

でも落ち込み尽くした後、人に優しくすることで、その苦しみが癒されると気づきます。

人への思いやりは、こんな偽善的なものではなく
自発的であるべきとは分かってますが
悲しみの底からはい上がるには、人に優しくするのが唯一の方法なのではないかと思うのです。
救われるような気がするからかもしれません。。