大崎善生「優しい子よ」を読みました。
不治の病と闘う男の子が、尊敬する将棋のプロの女性に手紙を出すところから始まる。
本文から引用すると
「まれに見るほどの優しい心と、光り輝くような勇気に満ちあふれた
茂樹という名の少年」と女流棋士の心の交流がストーリー。
ホントに心の清らかな男の子。
小さいときからの入院生活が彼を大人にさせてしまったのか、
子供とは思えないような心遣いをするのが痛々しい。
そのことについて、筆者はこう言ってます。
「茂樹はこう考えていたのだろうか。
自分のこの痛みを少しでも和らげる方法、
もしそれがあるとすれば
人を思いやることしかない」
これを読んで、「分かるなー」と思いました。
病気と闘う人の胸の内とは比べものにならないけど、
自分が大きな悲しみに遭った時、心に刃が刺さった時、
はじめは「なんでこんなことが?」と運命を呪います。
でも落ち込み尽くした後、人に優しくすることで、その苦しみが癒されると気づきます。
人への思いやりは、こんな偽善的なものではなく
自発的であるべきとは分かってますが
悲しみの底からはい上がるには、人に優しくするのが唯一の方法なのではないかと思うのです。
救われるような気がするからかもしれません。。
不治の病と闘う男の子が、尊敬する将棋のプロの女性に手紙を出すところから始まる。
本文から引用すると
「まれに見るほどの優しい心と、光り輝くような勇気に満ちあふれた
茂樹という名の少年」と女流棋士の心の交流がストーリー。
ホントに心の清らかな男の子。
小さいときからの入院生活が彼を大人にさせてしまったのか、
子供とは思えないような心遣いをするのが痛々しい。
そのことについて、筆者はこう言ってます。
「茂樹はこう考えていたのだろうか。
自分のこの痛みを少しでも和らげる方法、
もしそれがあるとすれば
人を思いやることしかない」
これを読んで、「分かるなー」と思いました。
病気と闘う人の胸の内とは比べものにならないけど、
自分が大きな悲しみに遭った時、心に刃が刺さった時、
はじめは「なんでこんなことが?」と運命を呪います。
でも落ち込み尽くした後、人に優しくすることで、その苦しみが癒されると気づきます。
人への思いやりは、こんな偽善的なものではなく
自発的であるべきとは分かってますが
悲しみの底からはい上がるには、人に優しくするのが唯一の方法なのではないかと思うのです。
救われるような気がするからかもしれません。。