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『対岸の彼女』by角田光代

2006-05-15 | レビュー
今頃~と言われそうですが、
角田光代著『対岸の彼女』を読みました。

分かる分かる!!と共感する所が多くて、一気に読めた。
面白かったー。

全く違うタイプだと思っていた二人の女性。
お互い対岸にいる存在だと思っていたのに、実は同じだった、という話。

女の人だったら「分かるなー」と思える細かい描写に引き込まれました。

著者の角田光代さん、この間NHKの「食彩浪漫」に出てました。
著名人が、料理自慢する番組。
お肉が大好きだとか。
あんな鋭い観察力を持っているとは思えないほど、ほわ~っとした若い女性でビックリしました。

旅行社を営む主人公の一人がこう言ってます。

「旅行にはto seeとto doの二種類がある。でも大全体にto meetがないと意味がない。
異国はここと違う、みんな違うっていうことに気づかないと出会えない」

「インドネシアは日本と違う。みんな違う」ていうこと、私は普段忘れがち。

「どうしてこんなに遅いの?」「どうして出来ないの?」と日本人の視線でインドネシア人を責めて、勝手にイライラすることが多い。(お店などで)
ハっとさせられる台詞でした。


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2 コメント

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私もちょうど・・ (ぺんこ⇒ちわっくす様)
2006-05-15 19:21:21
「対岸の彼女」オススメですよー。私はジャパンクラブで借りて読みました。

「空中庭園」も面白そうですよね。

私は同じく角田光代の「presents」を読み始めましたところです。女の人が一生の間にもらうプレゼント(名前、ランドセルetc)を短編に描いているんですけどこれも面白い!

好きな作家に出会えると嬉しいですよね。



水曜日こちらこそ宜しくお願いします!!
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ちょうど今。 (ちわっくす)
2006-05-15 12:15:31
私も角田光代さんの「だれかのいとしいひと」という短編を読んでいました。





こちらへ来る前、TVに角田さんの執筆風景や日常の生活ぶりが紹介されていてました。



自分と同じ世代、思わず共感させられる視点、ご本人の醸し出す一見、アンバランスなような不思議な雰囲気。

その全てに惹かれるものがありました。



どんな人なのかが知りたくなって、何冊か購入していたのを読み始めたところなのです。





対岸の彼女はまだ読んでいません。



次は「空中庭園」を読みたいと思います。



「対岸の彼女」ペンコさんのコメントを読み、早く読みたくなりました。





ペンコさんあさって、よろしくお願いします。楽しみです!!!

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