ミュージカル禁断症状が出ていた今日この頃。
「ルドルフ」を帝国劇場に見に行ってきました~♪
観劇は、日本帰国中の楽しみ且つ欠かせないものの一つ。
ルドルフ
井上芳雄くんの舞台、タイミング悪くていつも見れず今回が初めて。
ハプスブルグ家の皇太子ルドルフを主題にした小説、映画、舞台は数多い。
今回の「ルドルフ」は、オーストリアの民主化運動の高まりを背景に、
その運動に巻き込まれていくルドルフとマリー・ベッツェラとの恋を描いたもの。
井上くんの硬質な声と、マリー役笹本玲奈のクネクネした声が全然合わなくて、
どうしてこの二人はコンビのように何作も主演を一緒に演ってるのかなーと謎。
他に役者がいないってことなのかな。
ここのところどの作品も、いつも同じメンバーでグルグル役を回して上演してるもん。
ルドルフとマリーが出会った後のデュエットは、高音パートを井上君が、低音を笹本玲奈が歌ってた。
普通は女性が上を歌うから、取りかえっこした形。
井上君の高音はのびやかで彼のウリだから、これはすごーく良いアイディアで効果的!
劇中のデュエットの中で秀逸でした。
スケートリンクで二人が密会する場面があった。
スケートリンクの場面って初めて見る~。
ローラーブレードをホントに滑ってる人がいた。
ここでルドルフはダッフルコートを着てる。
フードまで被って。
似合ってて可愛い♪
軍服の上にダッフルってちょっと珍しい。
あの時代にダッフルコートあったのか?と最初違和感あったけど、
ルドルフの幼さを上手く表す衣装だったし、もしかしたらルドルフが仲良くしてる英国皇太子エドワードの影響なのかな?(ダッフルってイギリス海軍が広めたものらし)なんて想像するのも舞台の楽しいところ。
演出家が舞台上に散りばめたパズルを、一つ一つ見つけていくような。
そして今回大発見がありました。
同じくハプスブルグ帝国を題材にした大ヒットミュージカル「エリザベート」に
ツェップス、という人が出てくる。
民主化運動、ハンガリー独立運動のリーダー格。
その人が初対面の同志と待ち合わせする時、「ヨハネの黙示録を読んでいる」
というのが目印になってた。
この作品を初めて見たのは、もう10年も前ですが「ヨハネの黙示録」が
すっごく引っかかってたんです。
どうして「聖書」ではなく、わざわざ「ヨハネの黙示録」なのか
長年の謎が「ルドルフ」を見て解けた!
「ルドルフ」にもツェップスは出てきます。
ウイーン日報という新聞記者。
彼は、そして地下運動している彼の仲間たちは、ユダヤ人だったんです。
ユダヤ人はオーストリアでも迫害されていた。
それに抵抗する手段として、ツェップスは新聞を書き、世論を動かそうとした。
ルドルフもその新聞に急進的な記事を匿名で書き、父であるオーストリア皇帝との溝が益々深まっていく。
オーストリア民主化運動の根底に、ユダヤ人迫害問題があったとは・・。
「ヨハネの黙示録」がツェップスの象徴アイテムっていう理由が、やっと分かった(ヨハネの黙示録は、迫害され困難に遭ってる信者を励ますために書かれたものらし)。
こんな風に、同じテーマだけど違う作品を見ることで謎が解けたり理解が深まったりするのって面白い~。
井上くん、細くてスタイルが良く、上品なのでルドルフにピッタリでした~。
「皇太子」ていう立場を利用されてるとも知らず、民主化運動にのめり込んで行き
身も心もボロボロになっていく過程を丁寧に表現してました。
フシギなのが、井上くんて台詞には感情乗せるのに、歌だと感情をあまり出さない。
「斉唱」て感じ。
でも、あの声量で感情的だったらクドいから丁度良いのかも?
ラリッシュ夫人の華やかなナンバーもすっごく良かった
岡幸二郎の低音もド迫力でイイ~。
ルドルフとマリーが心中するマイヤーリンク。
あそこはアッサリし過ぎて、「え!もう死んじゃうの??」とあっけなかった気がする。
あそこはもっと描いて欲しー。
享楽的な人たちと、時代を変えようと戦ってるシリアスな人たちの対比を描いているのですが、お気楽ソングは何度か出てくるけど全編通して何かテーマ曲があればいいのになって思った。
それと、マリーの衣装がショッキングピンクだったり、ラリッシュ夫人の髪型がぶっ飛んでたりするのが気がかり。
娼婦たちが出てくると、見分けがつかないから・・。
でもつくづく思うのは、、
やっぱり舞台はサイコー!!!
帝国劇場そばの”Patisserie Sadaharu AOKI”で買った小豆チョコクロワッサンを、余韻に浸りながら家で頂きました。
今日はマニアックな話でスイマセ~ン。
「ルドルフ」を帝国劇場に見に行ってきました~♪
観劇は、日本帰国中の楽しみ且つ欠かせないものの一つ。
ルドルフ
井上芳雄くんの舞台、タイミング悪くていつも見れず今回が初めて。
ハプスブルグ家の皇太子ルドルフを主題にした小説、映画、舞台は数多い。
今回の「ルドルフ」は、オーストリアの民主化運動の高まりを背景に、
その運動に巻き込まれていくルドルフとマリー・ベッツェラとの恋を描いたもの。
井上くんの硬質な声と、マリー役笹本玲奈のクネクネした声が全然合わなくて、
どうしてこの二人はコンビのように何作も主演を一緒に演ってるのかなーと謎。
他に役者がいないってことなのかな。
ここのところどの作品も、いつも同じメンバーでグルグル役を回して上演してるもん。
ルドルフとマリーが出会った後のデュエットは、高音パートを井上君が、低音を笹本玲奈が歌ってた。
普通は女性が上を歌うから、取りかえっこした形。
井上君の高音はのびやかで彼のウリだから、これはすごーく良いアイディアで効果的!
劇中のデュエットの中で秀逸でした。
スケートリンクで二人が密会する場面があった。
スケートリンクの場面って初めて見る~。
ローラーブレードをホントに滑ってる人がいた。
ここでルドルフはダッフルコートを着てる。
フードまで被って。
似合ってて可愛い♪
軍服の上にダッフルってちょっと珍しい。
あの時代にダッフルコートあったのか?と最初違和感あったけど、
ルドルフの幼さを上手く表す衣装だったし、もしかしたらルドルフが仲良くしてる英国皇太子エドワードの影響なのかな?(ダッフルってイギリス海軍が広めたものらし)なんて想像するのも舞台の楽しいところ。
演出家が舞台上に散りばめたパズルを、一つ一つ見つけていくような。
そして今回大発見がありました。
同じくハプスブルグ帝国を題材にした大ヒットミュージカル「エリザベート」に
ツェップス、という人が出てくる。
民主化運動、ハンガリー独立運動のリーダー格。
その人が初対面の同志と待ち合わせする時、「ヨハネの黙示録を読んでいる」
というのが目印になってた。
この作品を初めて見たのは、もう10年も前ですが「ヨハネの黙示録」が
すっごく引っかかってたんです。
どうして「聖書」ではなく、わざわざ「ヨハネの黙示録」なのか
長年の謎が「ルドルフ」を見て解けた!
「ルドルフ」にもツェップスは出てきます。
ウイーン日報という新聞記者。
彼は、そして地下運動している彼の仲間たちは、ユダヤ人だったんです。
ユダヤ人はオーストリアでも迫害されていた。
それに抵抗する手段として、ツェップスは新聞を書き、世論を動かそうとした。
ルドルフもその新聞に急進的な記事を匿名で書き、父であるオーストリア皇帝との溝が益々深まっていく。
オーストリア民主化運動の根底に、ユダヤ人迫害問題があったとは・・。
「ヨハネの黙示録」がツェップスの象徴アイテムっていう理由が、やっと分かった(ヨハネの黙示録は、迫害され困難に遭ってる信者を励ますために書かれたものらし)。
こんな風に、同じテーマだけど違う作品を見ることで謎が解けたり理解が深まったりするのって面白い~。
井上くん、細くてスタイルが良く、上品なのでルドルフにピッタリでした~。
「皇太子」ていう立場を利用されてるとも知らず、民主化運動にのめり込んで行き
身も心もボロボロになっていく過程を丁寧に表現してました。
フシギなのが、井上くんて台詞には感情乗せるのに、歌だと感情をあまり出さない。
「斉唱」て感じ。
でも、あの声量で感情的だったらクドいから丁度良いのかも?
ラリッシュ夫人の華やかなナンバーもすっごく良かった
岡幸二郎の低音もド迫力でイイ~。
ルドルフとマリーが心中するマイヤーリンク。
あそこはアッサリし過ぎて、「え!もう死んじゃうの??」とあっけなかった気がする。
あそこはもっと描いて欲しー。
享楽的な人たちと、時代を変えようと戦ってるシリアスな人たちの対比を描いているのですが、お気楽ソングは何度か出てくるけど全編通して何かテーマ曲があればいいのになって思った。
それと、マリーの衣装がショッキングピンクだったり、ラリッシュ夫人の髪型がぶっ飛んでたりするのが気がかり。
娼婦たちが出てくると、見分けがつかないから・・。
でもつくづく思うのは、、
やっぱり舞台はサイコー!!!
帝国劇場そばの”Patisserie Sadaharu AOKI”で買った小豆チョコクロワッサンを、余韻に浸りながら家で頂きました。
今日はマニアックな話でスイマセ~ン。
ミュージカルたくさんは観たこと無いけど、私好きなのかもって思いました。
時代背景とか、作品の中での発見があったりすると楽しいですよね。
よーく観ると見えてくる3Dのような発見…。
芸術ってすばらしー
井上くんの舞台は、彼が主演をやるようになってからは1作しか見たことがないので、最近はどれだけ上手になったのか見てみたい気がします♪
また舞台の話を聞かせてくださいね~!
井上君は、1作しか見ていないけれど、おっしゃるとおりの硬質な声質(声楽っぽい?)で、好みが分かれるところよね。
で、タイトルですが、
http://www.youtube.com/watch?v=CLNAjskTYOQ
これ、見たことある?
PC通してみても、ぞくぞくします。
これ放送したとき日本に帰ってきてたので、on timeで見れたの。
挑むように歌ってるよね、二人とも。
井上くんの硬質な声質、クセがないから聞き飽きないよネ。
やっぱりクラシックの土台がある人って歌詞も聴きやすいし、いいなーと思う♪
ずんこさんのトート、是非又見たいよね~~。
ジャカルタにいると、よく観劇してる夢見ます。
まさに禁断症状・・
ぶーさんも今度帰って来るときは沢山見て下さいネ♪
ありがとう~。
ちわっくすさん、絶対ミュージカル好き派だと思うヨ。台詞が歌になり踊りになり、、
総合芸術だよ~!!