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美味しい上海グルメ・散策情報

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沸騰魚郷~ショッピング街側にある四川料理屋で蛙!~

2007-08-25 23:08:22 | 中華料理
 本当に辛いものは大丈夫か?と散々念を押された後で、連れて行かれた場所は四川料理屋沸騰魚郷だった。地下鉄1号線の黄陂南路駅のほぼ真上、淮海中路から嵩山路を南方向に20メートル程進んだ左手の広場の奥にその店はあった。はっきり言って、分かり難い。名前を見る限り、「体中が沸騰してしまう程辛い料理を出すお店」という意味か?と想像させられてしまうが、実際のところ、名前の由来は良く分からない。
 まずは、辛くないものとして、ほうれん草のごま味噌味と千切りじゃがいもの酢漬けを頼んだが、両方とも食べやすくてとっても美味しかった。続いて、少し辛めのものとして、モチモチした半球型の揚げボール(点心で言えば、威水角の外側の皮と同じ)にエビチリを入れた料理を頼んだが、こちらも身の引き締まったエビが使われ、なかなかの一品。そして今日の極め付け料理として4種類目に選択した料理は、水煮蛙子。即ち、蛙(カエル)のピリ辛煮込み。この1品だけで100元強もするし、本当は水煮魚とどちらにするか迷ったのだが、珍しさに惹かれてこちらを注文。この店の名物料理でもあるとのことであった。
 「空を飛ぶ物では飛行機を除いて、街を走る物では自動車を除いて何でも食べる」、或いは「4本足の物は机と椅子を除いて、2本足の物は親・兄弟を除いて何でも料理する」、と言われるくらい、中国人は、何でも食材にして食べてしまう民族である。私は今までにも何度も蛙を食べたことがあるし、中国では食用に養殖されていて、特にゲテ物の領域には入らないので、普通に食べてしまうが、日本人の中には、結構嫌がる人も居るかもしれない。特に今日の場合には、結構原型を留めた形で出てきて(勿論、外皮は既に処理されている)、思わず「確かに蛙は、遠くに飛ぶために後ろ足の筋肉がよく発達しているんだなー」と観察できてしまう程で、少々グロテスクであった。普通は、煮物等に小さく分解された後の形で入っているので、黙っていると分からないこともよくあるのだが…。味は鶏肉と同じようで全く癖もない(が、小さい身をいちいち骨から外して食べなければならないので、食べるのは結構面倒)。辛さをやや抑え気味(微辣)に頼んだので、真っ赤なスープに山盛りの山椒(花椒)と唐辛子と生姜等が入っていた割りには、極端に辛いということはなかった。1人7~8匹は食べたであろうか?まあー、満足。
 最後に、砂糖シロップに珍珠とスイカの入ったとっても甘いデザートがサービスされ、口の中の辛さも落ち着いた頃を見計らって店を出た。各々の料理の皿が相応に大きいこともあり、もう少し参加人数が多ければ、更に数種類の料理が楽しめるし、割安感も出ただろう。結局、1人あたり100元強の御代。
  
 住所:嵩山路77号 ℡:53839777、53825555
   ①2007-8-25


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