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美味しい上海グルメ・散策情報

グルメで、活動的な上海タイムの過ごし方。上海現地情報を満載、庶民的な中華料理屋や日帰り旅行を中心にご案内。

魯迅紀念館~魯迅ゆかりの各所散策

2007-10-31 20:17:22 | 市内散策
[2007年10月28日続き]
 週末の魯迅公園では、偶々不動産フェアーが開催されていて、ラッキーなことに入場無料となっていた。中にある魯迅紀念館も入場無料で8元得してしまった。不動産過熱・インフレ傾向鮮明化・銀行融資の膨らみという中で、最近はマクロ的には少々抑制気味の運営がされているはずのこの業界なのだが、ミクロ的にはまだまだ積極開発が続いているということなのだろうなー。
 魯迅紀念館の主な見所は2階にあり、ゆっくり丁寧に見ると1時間程は掛かるかもしれない…。1ヵ月程前から、「阿Q正伝・狂人日記」(岩波文庫)に纏められている短編を少しずつ読み進んできた私にとっては、非常に興味深い展示内容であったが、歴史に興味がない、魯迅が何故中国或いは世界でこれ程有名になったのか背景を知らない人には、地味目な展示内容と映るかもしれない…。逆に、知らないからこそ、知りたい人には良いかもしれないけどね!
 魯迅公園の奥には魯迅墓地があるので、興味のある人はどうぞ!私は、墓地には全く関心がないので、そのまま四川北路を戻り、さっさと最後の目的場所咸亨酒店(中華料理-2007-11-01)を目指した。四川北路から多倫路に入りぶらぶら歩いて見たが、両側はお土産物屋、特に骨董品のお店が沢山集まっていた。数年前に通り掛かった時はまだ工事中だったところで、最近の日本からの旅行ツアーのスケジュールの中に「多倫路散策」の時間が入っているのを知って、一体どういう場所なのだろうか?と思っていたが…。正直言って、全く行く意味のない場所。本物の骨董品なんてこういうところにある訳ないし、お土産だって態々こんな所まで来なくても買えると思う。日本から貴重な時間を使って来た旅行者を案内する程の場所ではないと思うけど、一体何をさせているのだろう。リベート狙いの旅行会社の陰謀かな?

 住所:甜愛路200号(魯迅公園内)、℡:5696-2093

魯迅故居~魯迅ゆかりの各所散策

2007-10-30 21:04:15 | 市内散策
[2007年10月28日]
  今日も晴天、地下鉄3号線虹口足球場駅側の魯迅ゆかりの各所が今日の散策目的地。まずは、山陰路にある魯迅故居を訪問。1933年4月11日~1936年10月19日、魯迅が病気で亡くなるまでの最後の期間、居住していた場所である。昔ながらの上海の生活臭が残る建物の一角で、1階が応接室・食堂、2階が魯迅の書斎・寝室、3階が客室・息子の部屋となっていた。個人の居住場所としては十分の広さだと思うが、参観する対象としては、余り広くないので、通常15分もあれば十分(その割に、入場料8元は高くない?)。
 魯迅は、1881年に浙江省の紹興で生まれ、日本との関係では仙台医学専門学校に留学し医学を勉強していたことでも知られている、中国近代の文学家・思想家・革命家である。封建主義がはびこる清朝末期の中国社会の中に生きる人々を救うためには、医者の力では限界があり、思想自体を変革する必要があると感じ、文学の道を選んだのだという。日本人では、渡辺淳一氏が丁度同じような選択をしていると言えようか…。
 魯迅故居を後にして、山陰路に沿って歩くと、間もなく四川北路と交差するところに中国工商銀行(中国最大の銀行)山陰支行が右手に現れる。小さな石の説明パネルが壁に埋め込まれていて、魯迅の親友で、魯迅を匿ったこともある内山完造が経営していた旧内山書店跡であることが説明されている。この辺りは以前は共同租界で、特に日本租界として多くの日本人が生活していた地域なのだ。一瞬ここで立ち止まった後は、そのまま道に沿って、魯迅公園まで直行。この間10分程だろうか…。

 住所:山陰路132弄9号、℡:5666-2608

龍華寺~上海で最大最古の禅宗寺院

2007-10-29 18:36:34 | 市内散策
[2007年10月27日]
 上海で最大最古(ガイドブックによると三国時代(242年)に呉の孫権が建立)の禅宗寺院という龍華寺に行った。地下鉄3号線を龍漕路駅で降りたら、駅前の巨大な歩道橋を渡って龍華路を10分程歩いたところにある、龍華烈士紀念館の隣。高さ約40mある七重塔の龍華塔があるので、昔は遠く離れていてもどこにあるか直ぐ分かったのだろうが、開発が続く今の上海では近隣地域にも沢山のビルが建ち並んでいて、残念ながら直ぐ側まで行かないと見えないため、目印にはならない。
 10元払って入場すると、行き成り中には線香の香と煙が一杯、という世界が広がる。入場料には、線香代が含まれているので、入口で皆線香を貰っているためだろう(お参りの仕方が分からないこともあり、私は手にしなかったが…)。院内の建物は、基本的に中央ラインに沿って縦に奥の方へと順々に並んでいる。中国の寺院は、日本的に言う「わび・さび」の雰囲気は全くないのが一般的で、壁や建物には黄色と朱色がやたらと目立ち、建物内の仏像は明るめの金色で彩られ、お参りに用いられる線香は巨大で、どちらかと言うと賑やかな印象である。昔、日本に住んでいたことのある中国人家庭教師の先生が、「日本のお正月の朝は静かで寂しい感じがします。中国では爆竹を鳴らして凄く賑やかです。」と言っていたのに通じるところがあるかもしれない…。
 単に外観だけでなく、お賽銭の入れ方やお参りの仕方にも、日中間で違いがあるそうで、偶々通り掛かったツアーガイドの説明によると、日本では先にお賽銭を入れてからお祈りをするが、中国ではお祈りをしてからお賽銭を入れるのだそう。印象的だったのは、千手観音かな…。もの凄く派手な金色の手が360度に沢山伸びている光景を思い描いて頂ければ良いだろう。奥には簡単な精進料理の食べられる場所があったが、食事には中途半端な時間帯であったこともあり、1杯10元の吉祥麺のみが振舞われていた(夕食前だったので、私は断念したが…)。町の中心部からは離れたところにあるけど、それ程遠くはないし行って損はないでしょう。中国への理解を深めるためにも、人間ウォッチングを楽しむことをお奨め!

 住所:龍華路2853号、℡:6457-6327

大閘蟹=日本からの客人にはやっぱりこれしかない!

2007-10-28 15:05:45 | Weblog
 先週末自宅で大閘蟹(上海ガ二)を食べた時は、「今年もあとは来月雄を1回食べたらもう食べ収め!」と思っていたのに、今週末もまたまた蟹を口にすることになってしまった…。突然、上海に登場した東京勤務時代の同僚達と…。この季節に日本から来た客人と食事をするのに、上海ガ二を提案しない訳にはいかないし、提案されたら断る客人も居ないからね!
 で、今晩もまたまた行きつけのお店にご案内することにして早々に予約。現地集合にさせて貰った私は、先月の電話代を地場系コンビニ(便利店)好徳で支払って、前から欲しかった最新の上海市のバスガイドブックを2軒目に入った本屋で漸く見つけて即購入し、とバタバタしながら時間ぎりぎりでの到着となった。偽物時計や鞄を売っている叔母さん叔父さんの相手なんてしている時間はなかったし、フランスのパン屋PAULの“Coming soon!”の看板にも一瞥をくれただけでさっさと通り過ぎ、最近出始めた秋の味覚“天津甘栗”にも足を止めることなく先を急いで来たのだ。最近、週末もなんだか忙しい…。
 でも、だからこそ食事は重要。平日はなかなかバランスの良い食生活が送れていない私にとって、週末に充実した食事を確保することは、健康維持・体力増強の面からも必要不可欠。そういう面で、安くて色んなものが食べられるここのお料理は本当に有難い、特に人数が増えれば食べられる料理の種類は増えるしね!蟹のほかにも、ここの料理の定番として、私が最も気に入っているのは、「香芋扣肉(里芋かタロ芋と豚肉の醤油煮込み)」かな?鉄鍋でじっくり汁がなくなるまで煮込んだ1品は、見た目は必ずしも良くないけど、とっても香ばしくて、思った程油っこくもなくて、最高だよ!特に、寒い季節にぴったりの料理なので、これから暫くは一層美味しく頂けそうで、楽しみ…。
 蟹については、客人には雄・雌各1匹を、上海組は雌1匹を各々食べた。客人の方は、ただでも食べ方に慣れていないのに、2匹の蟹と格闘しないといけないということで、かなり苦戦気味だったなー。上海ガ二の専門店“王宝和酒家”のような多種多様な蟹解体道具は勿論なかったけど、一応お店の人が鋏を使って解体作業を手伝ってくれていた。肝心の会話の方は、蟹への集中度の高まりとともに、いつの間にか若干途切れ気味になっていたなー(笑)。アルコール類を殆ど飲まなかったのもあるけど、1人約100元というのは超破格の安さだろうな!

富春小龍店~朝から人気の揚州風小吃のお店~

2007-10-27 13:20:07 | 番外食事体験
 今朝は、グルメ本で予め目に付けていた富春小龍店まで、モーニングウォーク。静安寺方面から愚園路を歩いて5~6分、もう少しで鎮寧路の交差点という右手にある。公共交通機関利用なら、地下鉄2号線静安寺駅が最寄駅ということになろうか…。丁度朝8時頃で、週末とは言うものの出勤時間帯にあたるので、自転車が車道に溢れ出していた。通勤時の自転車利用は、昔に比べて圧倒的に減ったとは言うものの、こういう光景を見ていると、数年前までの上海の朝の光景を思い出させられる。
 さあー入店!入口カウンターで、メニューを見ながら富春小龍を注文…。が、またまた失敗。メニューには6個3.5元と表示されていたが、「うーん、幾らなんでも6個じゃ足りないなー」と思って、12個食べることを前提に「2龍(2蒸篭)」注文した。が、結果から言うと、この店では1龍(1蒸篭)12個が一区切りになっていて、「2龍」注文すればそれはイコール24個のことを指していた。「そうだよなー、この手の大衆飲食店で、6個1蒸篭の単位で注文とる訳はないよなー、よく考えてみれば…。(じゃあー、何でメニューにそういう表記の仕方をするのか?)」お金を払う時に14元請求されて分かったのだが、後ろには他の客も並んでいるし、今更訂正するのも億劫だったので、そのまま…。
 で、朝食時間帯で、かなり混んでいる店内で席を見つけたら、適当に座って服務員(ウエイトレス)にレシートを渡して待つ。テーブル毎に、テーブル番号がマジック書きされた木製の洗濯バサミが置いてあり、服務員はその洗濯バサミに私が渡したレシートを挟んで奥に入って行った。注文内容と座席番号を結びつけるのが、この洗濯バサミという訳。昔は、食堂風の飲食店では結構良く見掛ける光景だったが、最近はめっきり見なくなっていたので、少々感動!
 15分程と長めの待ち時間の後、熱々の小龍包が1蒸篭だけ運ばれてきた(もう1蒸篭は持ち帰って昼食にでもすれば良いと思って、「打包(テイクアウト)」にして貰った)。見た目は余り良くないが、美味しいじゃん!近所に住んでいると思われる人々が、沢山朝から訪れて来るだけのことはあって、ジューシーな肉汁が詰まっていてなかなか美味しい。周囲の人々も、大抵小龍包か小餛飩(ワンタンスープ)を食べていた…。薄味好きの私には、ちょっと塩辛い感じはしたけどね。
 蛇足!待っている間の驚きの1シーン。空のペットボトルを持った叔父さんが、つかつかと私のテーブルに近付いてきたと思ったら、クルクルと蓋を開けてテーブルの上の黒酢の容器から、大量の黒酢を注ぎそのまま黙って店から出て行ってしまった。それ以上の情報がない中で、このシーンに対する解釈は行く通りもできるけど、好意的に解釈すれば、「その叔父さんは打包した客で、自宅で食べるためにこのお店の特製黒酢も持ち帰った」。それにしても準備良過ぎ?それにしても量が多過ぎ?
 
 住所:愚園路650号 ℡:6252-5117
  ①2007-10-27

桂花楼~ホテルの飲茶でビジネスランチ~

2007-10-26 18:57:06 | 中華料理
 今日は、本当に久し振りに飲茶の昼食ということで、地下鉄2号線陸家嘴駅にある浦東シャングリラホテル1階の中華料理店桂花楼に行った。浦東シャングリラホテルの旧館1階にあるこのスペースは、以前はコーヒーショップだったはずなのだが、今は四川・上海そして広東料理が食べられる中華料理屋になっていたのか…。最近は時間に追われて、兎に角「早く食べられるもの」みたいなランチの取り方になっているので、会社の中国業務がまだこんなに忙しくなかった時期をちょっと懐かしく思いながら、昼食に飲茶を所望してくれた出張者に感謝。浦東シャングリラホテルの飲茶と言えば、福臨門酒家の名前が直ぐに頭に浮かぶけど、まあー、今日は半分お仕事だから、贅沢は言わない言わない。
 さて、5人で注文した料理と言えば、前菜一品に、春巻・焼売・腸粉といった定番メニュー、それから上海名物である小龍包・生煎饅頭も忘れずに…。加えて、主食として湯麺・お粥・粽、もう1品揚げ物系の点心もあったな…。粽は単に蒸してあるというのではなく、若干焼き目が入った珍しい造作だったけど、具が一杯詰まって且つ香ばしかった。野菜系料理がなかったのはバランスに欠けるけど、正直これだけでも既に頼み過ぎで、結構余ってしまい、デザートにまで辿り着けなかった。飲み物は、仕事中にビールという訳にも行かず、杭州西湖の湖畔にある龍井で取られる緑茶として超有名な龍井茶を注文した。透明のガラス製の湯のみ茶碗で出てきて、綺麗な緑色が楽しめるのは嬉しい配慮だった。
 どれもホテルのレストランらしく洗練された見掛けと味になっていて美味しかった。特にこんなに上品な生煎饅頭を眼にしたのは、上海に来てから初めてだった。が、1人あたり180元程というのは、プライベートで頻繁に使うには正直かなり高目という印象だな(というか、頼み過ぎ)。比較的静かで、周囲のテーブルとも適度な距離が保たれているという点では、ビジネスランチに使うには悪くないと思うけどね!
 あー、そうそう。週末には、80種類以上の飲茶が食べ放題で88元+15%というお得なサービスもあるようだし、午前中に会計を済ませれば15%引きというサービスもあるみたい。やはり、週末が狙い目だな!今度は、そちらにトライだ!
 
 住所:浦東富城路33号浦東香格里拉大酒店 ℡:6882-8888
  ①2007-10-25

北京秋天~ある日の人民大会堂宴会メニュー~

2007-10-25 16:18:42 | Weblog
 “北京秋天(北京は秋が一番良い季節)”。残暑が未だ厳しい先月、北京の人民大会堂で宴会の末席を汚す機会を得た。人民大会堂と言えば、天安門広場の西側にどっしりと居座る巨大な建物で、中国の国会にあたる全国人民代表者会議が年に1度開催される場所で、普段は海外の賓客が国家要人と会見する時などに使われている。
 前回同じような会食の機会を得たのは、もうかなり昔のことで、正直余り記憶に残っていない。今回の宴会会場は、“山東庁”(人民大会堂の部屋には、国内各省の名前がつけられている)。めったにない機会なので、菜単(メニュー)を記念に貰ってきてしまったので、記録しておきましょう!
 冷盤(前菜)、松茸竹蓀湯(松茸スープ)、酒香魚翅四宝(フカヒレ煮込み)、
 黒椒小牛肉(牛肉ステーキ胡椒味)、香茹鮮蔬(椎茸と野菜の煮込む)、
 清蒸石班魚(魚の蒸物)、冰淇淋(アイスクリーム)、点心(お菓子)、
 水果(果物)
 流石に人民大会堂でふるまわれる料理だけあって、松茸スープやフカヒレの煮込みは絶品だったなー。松茸料理は、やはり日本人にとっては季節を感じさせる、高級感溢れる味覚だし、香を嗅いだだけで眩暈がして倒れそうだった。また、長らくまともなフカヒレ料理なんて口にしていなかったので、フカヒレの煮混みもスープ皿や蓮華に着いた一滴まで、しっかりと楽しませて貰った。実は、人民大会堂で出される料理は余り美味しくないという話も一方で聞いたことがあるのだが、それはもう昔のことなのかな?この夜は、文句なく美味しかった。
 料理の味だけでなく、変に安っぽい料理が沢山並ぶのではなく、洗練された厳選料理が適当な量だけ、スピーディーに出てくるというのも良かった。中華料理の宴会って、時として「こんなに食べられる訳ないじゃ~ん!」というほど次々に皿が運ばれてきて、時間が掛かるのをちょっと苦手に感じることがあるのだが、今日はそういう点でも適当だった。恐らくホストをする中国側の代表者も、日々の職務に忙しいだろうし、宴会の機会も多いだろうから、合理的に考えるようになっているということの現われなのだろう。やはり、世の中は確実にどんどん進化しているのだ!
 次に、人民大会堂で食事が出来るのは何時かな?そういう機会を楽しみに待ちましょうっと。

烏鎮②~水郷の街を巡るシリーズ~

2007-10-24 17:44:36 | 日帰旅行
[2007年10月21日続き]
 烏鎮古鎮は、正直大きくない。長さ1㎞程の運河の両脇に細い道が走っていて、その道沿いにある古い建物が主な見所。例えば、百床館(ベッドの博物館)、藍印花布作坊(藍染め工場)、匯源当舗(質屋)、高公生酒坊(酒蔵)、木彫館、芽盾故居(烏鎮出身の文学者・革命家の生家)など…、結構見所は多い。また、皮影劇館では影絵劇が演じられ、拳船では武術の型が演じられるなど、各々短時間だが動きのある見所も作られているのが嬉しい。到着した時は、狭いスペースに溢れんばかりの人の群れとメガホンを使ったガイドの大声に、折角遠くまできたけど、やっぱり観光シーズンは却って厳しいかとも思ったけど、お昼を過ぎると少し空いてきたりもして、とっても楽しめた。そうは言っても、キンモクセイの甘い香が漂っている中で、モクモク煙草を吸うのはやめて欲しいなー。そもそも狭い路地での歩き煙草は危ないではないか…。中国は、世界一の愛煙家天国になっているんだけど、何とかならないかなー、これだけは…。
 昼食は、翰林食府で烏鎮名物紅焼羊肉を食べた。やや味が濃かったけど、ご飯によく合う味で、観光地価格でちょっと高くて〆て46元だったが、まあー、許せる範囲。運河に架かる数本の橋や川面に垂れ下がる柳の木といった、水郷都市ならでは風景に加えて、三白酒(白酒)や麦芽糖(飴)等、烏鎮ならではお土産になりそうなものもあるのがまた魅力的。ボートにも乗れば(8人乗りで1艘80元)、時間的には16時半の戻りまで、時間を持て余すことはない程の充実した場所だと思った。季節が良かったこともあるかもしれないけど、正直、周荘や同里よりも面白かった。
 18時半過ぎには上海に到着し、無事1日旅行は終了となったが、最後に気に掛かったことが1点。これまで烏鎮のガイドとかのどこにも見たことがなかったが、烏鎮には東と西に2つの観光場所があり、今日私が行ったのは東の方だけ。どうも西の方は、今年の2月、旧正月頃に開業した比較的新しいものらしく、故に、ガイドブックとかには載っていないらしい…。入場料は東100元、西120元、両方共通だと150元ということで、東と西の間には無料バスが走っているとのことだったが、上海からの観光バスには東コースしかなかったみたい…。西コースを対象としたツアーか、交通手段としてだけ使えるツアーがあるのかな?誰か、行ったことがある人が居たら、是非ともアドバイスをお願いしたい!

烏鎮①~水郷の街を巡るシリーズ~

2007-10-23 20:05:53 | 日帰旅行
[2007年10月21日]
 10月も後半に入り、朝晩やや肌寒くなり始めたこの時期は、正に旅行シーズン。「どこか郊外に遊びに行くのなら、この時期しかないなー」と思っていたところ、目が覚めると、部屋に差込む太陽の光は、間違いなく晴れを確信させる力強いもの!と、なると、自然に体は動き出し、行き先も確定しないまま、足は上海八万人体育場に向かった。道すがら、幾つか行き先の候補を考えたが、今日はちょっと遠出して、浙江省の水郷都市烏鎮に行って見ることにした。「明日は出勤日だから、まるまる1日かかる遠出は控えた方がいいかな?」とも思ったけど、やっぱり興味があるところに行くべきだよね!9時15分上海出発-16時30分烏鎮出発で、往復の交通費と烏鎮古鎮の入場券(100元相当)を合わせたセット券150元を購入した。
 烏鎮は、上海から約140㎞、蘇州や杭州から約80㎞離れた水郷都市(http://www.wuzhen.com.cn、日本語あり)として有名で、約1300年の歴史を持っているという。十字に交わる川で街は、西柵・東柵・南柵・北柵に分けられているのが特徴で、変に観光地として整備され過ぎてもいない。さっさと結論を一言で言ってしまえば、「結構好きだなー、この街!」ということになる。
 バスは、満員の状態で、定時に出発。直ぐに滬杭公路(上海と杭州を結ぶ高速道路)に上がり、トイレ休憩のために粽で有名な嘉興に止まるまでが約1時間、その先も路面工事や交通事故の渋滞がちょっとあったものの、トータル2時間半弱で走りきり、10時30分頃には烏鎮に到着した。烏鎮古鎮の駐車場には、沢山の観光バスが既に泊まっていた。上海-南京-杭州を結ぶエリアの道路網は今や眼を見張るばかりの発展ぶりだから、上海からだけでなく、寧ろ江蘇省や浙江省の多くの都市から来ている模様で、結構、社内旅行とか、修学旅行とかも多いかもしれない。

大閘蟹=自宅で雌蟹とGreatwall Wineを楽しむ!②

2007-10-22 18:42:27 | Weblog
 自宅に到着したら、紐が解けないように(本当はちゃんと紐を解いて洗った方が良いが、2度と縛れなくなるのが恐いので断念)、また眼を傷めないように気をつけながら、古い歯ブラシで甲羅とか手足とかを、丹念に洗ってお皿に並べて休憩。暫くすると口から泡をブクブクさせたりして、ちょっと気が散るが無視。
 夕食時間まで十分に休憩させたら、あとは30分ほど蒸すだけで、青緑っぽい体色が、写真で良くみるような鮮やかなオレンジ色に衣替えをして、眼前に並ぶことになる。自宅なので、人の眼を気にすることもないから、今日は黄色の蟹味噌や赤い卵だけでなく、手足の蟹肉も丁寧に食べられるのが嬉しかった。やっぱり美味しい!この感動を文字で表現するのは難しいので、横着して写真で代用、お裾分け!
 今日の蟹のお供は、定番の紹興酒ではなく、本当に久し振りに中国製の赤ワインにしてみた。GREATWALL/CABERNET SAUVIGNON 1998年物(39.8元)。緑色食品指定で欧州輸出標準と書かれたこのワイン、妙な酸っぱさや水っぽさがなくて、なかなか行けた!期待レベルが低かったこともあるけど、期待以上の満足度。
 上海ガ二と言えば、陽澄湖産が最も有名だが、太湖産でも結構美味しいじゃん!偽物防止のために、最近は陽澄湖産の蟹にはプラスチック製のリングを付けて売られていが、それでもどうせ偽物は絶えないだろうから、それなら最初から太湖産だと分かっていた方が、いっそはっきりするね!