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美味しい上海グルメ・散策情報

グルメで、活動的な上海タイムの過ごし方。上海現地情報を満載、庶民的な中華料理屋や日帰り旅行を中心にご案内。

富臨軒~週末の美味しい飲茶は、時間を忘れてゆっくりと楽しもう~

2007-07-29 00:00:00 | 中華料理
 今日の週末ランチは、昔、上海でもっともお気に入りだった高級フカヒレ海鮮料理屋富臨軒での飲茶。地下鉄1号線の黄陂南路駅近くの香港新世界大厦の2F。「昔は、このお店、思南路にあったんだよなー。あの時の方が開放感があって、雰囲気も良くって、何となく味も良かった気がするなー。」と懐古調になりながらも、再び足を運んだ。今日が、今年2回目。
 お昼ちょっと前に入ったこともあり、店内にはまだ若干の空き席があったが、分厚い新聞を読みながら点心を口にするおじさんや、お茶だけ貰って誰かを待っていると思われる南方系の女性(買い物ついでに、友達と待ち合わせか?)などなど、何となく香港の飲茶店を思わせるいい雰囲気。まずは、お茶を注文ということで、菊茶とプアール茶を混ぜた“菊普茶”を指名。プアール茶の泥臭さに、菊茶の甘味が混ざって、久しぶりに深い味わいを堪能した。なかなか自分では選択できない味。続いてお料理へ…。蝦餃・腸粉・叉焼酥(チャーシュ入り揚げ物)、それに野菜炒めと例湯(今日のスープ)、加えてちまきとお粥。最後にスイカがサービスされ、15%ディスカウント後で、お会計は1人100元はしなかった。
 中国で食べる本場のちまきの美味しさに目覚めたのは学生時代、桂林を旅行中に街角で早朝に食べたちまき。真冬の寒さの中で、竹の皮の奥から湯気を立ち上らせながらおもむろに登場したちまきの美味しかったこと。あの時以来、ちまきは私の大好物となったのだ!
 もう1つの美味。今日は食べなかったが、ここでのお奨めは、何と言ってもフカヒレ餃子スープ。福臨門がまだ上海になかった頃、ここで食べられる黄色いスープのフカヒレ餃子スープは、上海一と信じて疑わなかった。5月に足を運んだ時に食してみたのだが、これは変わらず美味しかった。次回は、是非ともまた再び食してみようっと。兎に角、このお店は点心の種類が多いので、ゆっくりとおしゃべりを楽しみながら、時間を掛けて飲茶を楽しみたい人にはうってつけのお店。

 住所:淮海中路300号香港新世界大厦2階 ℡:63721777、63583699
  ①2007-3-11、②2007-7-29

望湘園~南京路のショッピングビル内にある湖南料理店~

2007-07-23 00:00:00 | 中華料理
 香港に短期研修に行っていた会社の同僚が、1年ぶりに戻ってきた。ということで、今日は6人で歓迎会を企画。お店は本人の希望により、辛さを特徴とした湖南料理屋ということになり、地下鉄2号線南京東路駅側のショッピングビル6階にある望湘園を予約した。定時の退勤時間を少し過ぎてしまい、皆を待たせてはいけないと、大急ぎで仕事を仕舞って、地下鉄の駅までダッシュ!
 ちなみに「湘」という字は、湖南省の略称なので、この字が店の名前に含まれているお店は、まずは間違いなく湖南料理屋であり、辛い料理を振舞う。同じ辛い料理でも、四川料理の場合、「川菜」と併記されたり、「巴(四川省の略称)」・「渝(重慶の略称)」という文字が店名に含まれることが多く、広東料理の場合「粤菜」と略され、上海料理の場合「滬菜」と略される。
 中国の宴会では、白酒と呼ばれる極めてアルコール度の高いお酒を、「乾杯(毎回、一気飲みでおちょこを空にする)!」してかなり大量に飲む、という実体験や人伝に聞いた話から、「一般的に中国人は相当お酒に強くて、よく飲む」と思っている日本人が多いような気がする。が、少なくとも都会では、女性は勿論、男性でも普段は外でお酒を飲まない人が結構多い。日本人的な「まずは冷たいビールで!」というような感じは全くと言って良いほどない。と、前置きが少々長くなったが、そういう中で夏に良く飲まれるのが、スイカのジュース。今晩も、大きめのピッチャーで頼んで、皆で分けることに…。日本では、スイカのジュースを飲むことはまずないが、元々水分が多い果物なので、本来ジュースには向いているのではなかろうか?時々、甘みが余りに強いのに当ると、本当に天然果汁100%?砂糖が沢山混ぜられたりしているかな?と思うこともあるが…。いずれにしても、中華料理、特に辛い料理を食べる時には、口の中を円やか且つさっぱりとしてくれ、ぴったりの相性だ!
 結局、この日のお会計は、1人70~80元で終わった。それにしても、湖南料理屋というのが、随分増えたような気がするなー。前からこんなに多かったのかな?或いは一種の流行なのかな?一時的に、華南地方を原点とする潮州料理が流行ったり、上海から比較的近いところにある杭州料理が流行ったりと、同じ中華料理と言っても、大きな流れの中ではやはり流行り廃れがあるようで、本当に奥が深い。次に流行るのはどこの地方の料理だろう?商機に目敏い中国人は、きっと次のチャンスを窺っているに違いない!

 住所:南京東路299号宏伊国際広場6階 ℡:6360-2797
   ①2007-7-23

同里③~水郷の町を巡るシリーズ~

2007-07-23 00:00:00 | 日帰旅行
[2007年7月21日続き]
 実は、今日は(も?)、最後に大きなオチが付いた。思えば、同里到着後、観光用ミニ電動車に乗っている時に携帯電話が鳴り出したのが悪かった。電話をリュックから出して話をし始めるまでの間に、ちょっとの間だけだったが余所見をしてしまい、電動車がどういう道を通ったかしっかり確認していなかった私は、観光後帰りのバス乗り場までちゃんと辿り着けず、予定していた帰りのバスに乗車できなかった(1日1本しかないのに???)。幸か不幸か焦りながらも休憩をしたホテルで教えて貰った場所まで行き着いたら(そこは、何故か、朝バスを降りた場所とは全然違う場所であった)、やはり16:30に上海に向けて出発する予定の観光バスが止まっていたので、最後は若干無理矢理に頼みこんで乗せて貰え、何とか事なきを得たのだが…。
 それにしても、倫理観があるのかないのか、そのバスに乗る時に、帰りのバス代は別途払うと申し入れた私に対し、運転手は「お前が買ったセット券には、既に帰りのバス代も含まれているのだから、別途帰りのバス代を貰うことはできない!」と大きな声で説明し(恰も、周囲の人に、「自分は懐の広い、理解のある親切な運転手であること」を、強調しているよう)、結局一銭も受け取らなかった。が、やはりそれだけで終わるはずはなかった。上海八万人体育館まで戻って大半のお客を降ろした後、私の家の方向を聞いて、「他の何人かを、その側まで送って行くので、序にお前も送ってやる。彼らは、1人20元の別料金を払っている。お前が払うかどうかは、気持ちに任せる!」と…。そう言われては、払わない訳には行かないではないか…。まあー、タクシー代相当と思って、運転手のお小遣いとして私も20元程を下車時に残しての帰宅となった。素直に運転手の親切には、感謝しましょう。それにしても、携帯電話はやはり迷惑な現代の長物だ!

同里②~水郷の町を巡るシリーズ~

2007-07-22 00:00:00 | 日帰旅行
[2007年7月21日続き]
 バスが到着するのは、同里観光地域から少しだけ離れたところで、そこで2元払って、観光用ミニ電動車に乗り換えて観光地域入り口まで行く(徒歩でも勿論OK)。そこから入場してしまえば、後は徒歩の世界なので、地図を見ながら、散策・食事・遊覧船(別料金)等で、帰り便の出発時間16:30まで時間を過ごそう。食事・遊覧船まで含めて、結構ゆっくり見て回れるだけの時間はある(私的には、もう少し早く戻れる便が欲しかったのだが、どうも他の時間帯のバスは終ぞ見付けられなかった)。
 上海近郊の水郷町としては、周荘が最も有名で、私も何度か足を運んだことがあるが、狭くてごちゃごちゃしているのに加え、余りに綺麗に開発されていて、却って趣が無くなっている感もある中で、私は実は同里に多いに期待していた。そういう意味では、同里も予想以上に綺麗に整備され、周荘でも、同里でも、五十歩百歩であるかもしれないとの印象を受けた。が、その一方で、町の古さと、人の少なさでやはり同里はお奨めの場所である。高層ビルがどんどん建設され、急速な発展を遂げる今の上海市内だけを歩いていても、何となく味わいが足りないと思う人には、同里に一日を割いても、全く後悔させられることはないだろう。蘇州も豊富な庭園を有する水郷都市ではあるが、今では相当都市化されてしまっているので、それともまた違ったノスタルジックな感じを持てるで所と言えよう。
 あー、それにしても今日は暑かった。余りの暑さの中で、時間を持て余した私は、ホテルのコーヒーショップ(歌頓珈琲という名前だったかな?)で、戻り便の出発まで1時間程休憩してしまった。冷房が良く効いているし、トイレも比較的綺麗だったので、丁度良い休憩場所であった。中国での観光って、外を歩き回る時間が結構長いので、その印象って、天候(気温・晴雨)に大きく左右されるということを、改めて感じさせられる1日になった。真夏の終日散策は、やはり厳しい。次回は秋まで待ちましょうっと!

同里①~水郷の町を巡るシリーズ~

2007-07-21 00:00:00 | 日帰旅行
[2007年7月21日]
 同里は、上海から約80キロ、蘇州から約18キロの距離にある、太湖の湖畔、江南地域有数の水郷古鎮である。宋代以降1000年にわたる歴史を有し、明・清時代の個人邸宅であった退思園・崇本堂・嘉萌堂・耕楽堂等が主な参観場所となるが、取り巻く儒教・仏教・道教を奉った施設や、縦横無尽に走る運河とそれに掛かった橋を含めた街並み全体が、楽しみの対象になっている(「一園・二堂・三橋」と表現される)。
 どうやって行くか?上海から手軽に公共交通機関で行く方法が見つけられなかった私は、いつもの通り上海錦江公共交通有限公司が運営する上海旅遊汽車(観光バス)を上海八万人体育館(上海旅遊集散中心)から利用することにした(未だに、他の行き方は良く分からない)。
 バスは8:30に発車するので、少し早めに行って、待合室内の切符売り場で往復交通費と入場施設一式分の入場料が含まれたセット券を120元で購入。切符上にバスの座席番号が記され、往復ともに指定席となっているのは有難い(中国人がこの番号通りに座わって行くとは限らないが、少なくとも自分の席の権利を主張することはできるし、座席数自体が不足するということはない、という点で安心である)。切符を買ったら、後は待合室で時間が来るのを待つだけなので、その時間を使って、売店で飲食品を揃えるのも悪くない(夏季については、ペットボトルの水1本が車中で無料提供されるが、私は、万一に備えて、郊外に出る時は、ビスケット等の簡単な食料品と予備の水は、必ず自分で持参するようにしている)。
 さて、発車時間が近づくと、行き先・時間が館内放送されるので、適当に待合室外に出て自分の乗るバスを探す。待合室の中にも乗降用プラットフォームがあり、行き先・時間が電光掲示されているが、同里行きのバスはこのプラットフォームには横付けされないので、切符を見せながらひたすら自分の乗るべきバスを外の駐車場で探すしかない(中国人だって皆観光客で、状況が必ずしもよく分かっていないという点では同じなので、一緒になってどこだどこだと探せば良く(大抵は、バスのフロントガラスに行き先の書いてある看板が置いてある)、焦ることはない)。自分の乗るべきバスを見つけたら、後は座席番号に従って自分の席に座って、1時間半程の旅程を楽しもう(観光バスなので、この路線に関しては、途中での乗り降りは基本的にない)。