goo blog サービス終了のお知らせ 

美味しい上海グルメ・散策情報

グルメで、活動的な上海タイムの過ごし方。上海現地情報を満載、庶民的な中華料理屋や日帰り旅行を中心にご案内。

麦当労~日本にはないピリ辛チキンバーガーにトライしよう~

2007-09-30 18:20:47 | Weblog
 連休前の週後半は、タクシーがなかなか捕まらず一苦労。残業後の帰宅は結局地下鉄となり、最寄駅で買った麦当労(マクドナルド)のハンバーガーが、今夜の私の夕食。同僚から貰った割引クーポンの期限が9月30日だったので、丁度良い機会にはなったのだが…。
 私のここでの大好物は、断然「麦辣鶏腿漢包(ピリ辛チキンバーガー)」!割引クーポン利用で、普段1個11.0元のものが、2個で16.5元(5.5元もお得)となり大満足。「麦辣鶏腿漢包」は、日本にはないラインナップで、ピリ辛味の衣を着けた鶏のから揚げに、マヨネーズとレタスを足した比較的単純なものであるが、鶏肉その物が日本より中国の方が美味しい(流石に、今の中国では、放し飼い(地鶏)ということはないだろうから、ブロイラーであることについては日本と同じと思うが…。)と信じている私にとっては、やはり大切な1品。
 麦当労に行っていつも思うのだが、日本の元気が良くテキパキしているアルバイト従業員に慣れている私にとって、どうもここでの働きぶりはダラダラしているという印象が拭いされない。日本の消費者は、それだけサービスに対する要求が厳しいということか?それとも、働く側の仕事に対するモラルや意識が高いということか?麦当労は、世界中どこでも、恐らく似たような普遍的基本マニュアルに基づき、接客されているはずなのだが…。それとも、私の偏見か?
 最後に、経済を勉強する人の中には、ビッグマック(巨無覇)の価格で、国・地域の購買力を比較しようとする人が居るが、今の上海での価格は11.5元(数年前は、10元を下っていたが、流石にいつまでもその値段の訳はないか…)。日本の価格を忘れてしまったが、1個180円相当は高いか安いか?序に、ビッグマックセット(+コーラ小+ポテト小)の17.5元はどうだろう?

中秋節に食べるお菓子=月餅(顛末)

2007-09-26 19:29:08 | Weblog
 とうとう到来した中秋節。上海の夜空に真ん丸い月が輝いた!東方明珠と建設中の高層ビルの間に上った満月は、非常に上海的な十五夜を演出してくれた。本当に満月になるのは、2日後という話もあるが…。
 そして、またまた月餅に話を戻そう。同僚の机上にあった浦東シャングリラホテルの月餅が、遂に振舞われる日が到来したのである。思いやりのある同僚は、皆で分けて食べようと、実は自宅に持ち帰ることもなく、この日に遂に箱を開いたのである、まるで玉手箱の蓋を開けるように…。じゃじゃーん、そこには6個の立派な月餅が並んでいた。「これは、今日の夕方のおやつだな!別に沢山は要らないから、一口でも高級月餅が食べられれば、有難い。」さあー、今日も元気に仕事に精を出そう!
 それから約8時間が経過、時間は夕方5時過ぎ。打合せから戻って暫くしても、一向に月餅が配られる気配はない。痺れを切らした私が、近くに居た別の同僚に聞くと、「え?食べてないの?1個を4等分して合計24切れ、もう全部配ってしまったと思うけど…。」24切れもあれば、数的には十分に足りるはずなのに、私を含め何人かに配ることを忘れたようだ…。苦笑いをしながらも、ショック!こうして、私の中秋節を巡る月餅物語にはあっさり幕が下ろされたのだ。それにしても、皆のために1箱供出してくれた同僚本人も食べ損なった模様で、一体何と言うことか…。
 中秋節には、月餅のほかにも、毛豆(枝豆)、鴨子(あひる)、芋艿(さといも)等を食べる習慣があるそうだ。勿論、広い中国のこと、地域によって季節の行事で食するものには違いがあるかもしれないが…。来年の月餅を楽しみに、この話題は今年はもう終わりにしようっと。 

上海正大唐宮海鮮舫~香港からやってきた海鮮料理屋~

2007-09-25 18:15:53 | 中華料理
 今週は、国慶節前の変則カレンダーで、今日から土日も含めて30日まで7連続勤務だというのに、いきなり初日から歓送迎会。地下鉄2号線陸家嘴駅の正大広場6階の上海正大唐宮海鮮舫に全員集合。名前の通り海鮮料理を売りとしているようで、水槽の中では、何種類もの魚介類が泳いでいた。「新鮮な蝦やホタテ貝に大蒜をのせて焼いたの美味しいよな!」とか、「清蒸桂魚(桂魚の醤油蒸し)を久し振りに食べたいなー」と思いながら、案内に従い予約した個室へ!
 個室は、思いのほか(というか、「正大広場の海鮮料理屋!」を自慢せんばかりの)高級感ある造りであった。私が、正大広場の中華料理屋をいずれもイマイチ好きになれないのは、こういう業とらしい店の造りなんだけど、まあー料理の味とは関係ないので、文句を言う程ではない。当店の名物料理というハトの揚げたのは、確かに美味しかった。「ハト」と聞いて抵抗感を覚える人も居るかもしれないが、元々食用に飼われたハトで、ビールのつまみにはピッタリくる。食べられる肉が少ないのがやや残念だが、その分鶏肉に比べて脂身がなくさっぱりしている。手や口が汚れることなど気にせず、かぶりついて食べよう!流石に私も敬遠したが、喉仏は、その中でも最も美味しい部分として、通の間では愛されているらしい。
 今日は、10名程の集まりなので、料理の方は、数え切れない程頼めたが、感想を一言で総括してしまえば、「どうも特徴がない料理の集まりだった」ということになる。どれも決して不味くはないけれど、「これが美味しい!」という発見もなかった。中華料理ではあるけれど、やや創作風であるのが、私の好みにはピッタリ来ない最大の原因であっただろう。私は、やっぱり「伝統的な家常料理(家庭料理)が好きだ!」ということが再確認された食事となった。1人平均150元弱というのは、このレベルの海鮮料理屋としては安めの精算となり、まともに海鮮を頼まなかったのが却って悪かったかな…。
 最後にレシートを見ていると、頼んだ料理数は15種類程に及んだだろうか…。そのうち蝦料理1品で40~50元/1人を占めていた。中華料理を食べる時に、目玉料理を入れることは重要だけど、特に海鮮料理の場合、どの1品を頼むかで、全体金額が大きく変わってくることも、良く覚えておかなければ…。

 住所:浦東新区陸家嘴西路168号正大広場6階 ℡:50988868、50988588
   ①2007-9-24

中国共産党代表団駐滬弁事処紀念館~周公館~

2007-09-24 12:52:36 | 市内散策
[2007年9月23日]
 今日も、小雨混じりの天気の中、再び思南路へ足を運んだ(昨日は、途中から雨が激しくなりそうだったので、早々に退散したため…)。淮海中路から、昨日訪問した上海孫中山故居紀念館の前を通り過ぎ、復興中路を渡った直ぐのところに、今日の目的地中国共産党代表団駐滬弁事処紀念館はある。
 ここは、1946年から約3年間程、共産党と国民党の関係が比較的良好だった時期に、共産党が上海駐在員事務所を設置した場所で、周恩来・董必武等も執務を行っていたのである。が、今日の訪問を通じ、両党の関係が比較的良好であったと言われる期間においても、実は両党の関係は非常に微妙なものであったということを改めて知ることになった。その第1は、この場所の名前であるが、通称は「周公館」と呼ばれていて、未だにこの名前の方が通りが良い。国民党は、共産党が上海に駐在員事務所を設置することを正式に認められたと思われることを嫌がり、「周恩来が執務している場所=周公館」としてしか看板を掲げることを許さなかったのだそうだ。その第2は、通りを挟んで向かい側の同じような老洋館の3階から、国民党は常に周公館に出入りする人物を見張っていたということで、表面的な関係修復の裏で、引き続いて闘争の危機が潜んでいたことを物語っている。
 こちらの入場料は2元。確かに陳列方法とかでは劣るところはあるものの、昨日の上海孫中山故居紀念館の入場料20元との差異はどこにあるのか?恐らく、元々の権利者が国か個人か等の違いなのであろう。30分もあれば参観は終わるはずなので、近くにあることだし、上海孫中山故居紀念館とセットで訪れてみて欲しい。

 住所:思南路73号、℡:64730420

泰和飲食店阿娘面~行列のできる麺の専門店で感動を!~

2007-09-23 19:53:51 | 番外食事体験
 昨日に続いてJALの機内誌SKYWARD9月号の「上海の地元の味」特集で紹介されていたお店探訪、と今日は思南路にある麺の専門店泰和飲食店阿娘面に足を運んだ。淮海中路から思南路を南方向に1分も歩くか歩かぬかの左側にこのお店はあるが、正直、よく気をつけて見ていないと、そのまま通り過ぎてしまうような小さな間口のお店である。営業時間は、6:30~9:30、11:00~13:30なのだが、そんなことを知らない私は、最初10:00頃に到着し、「11:00にまた来い!」と言われてしまった。そして、丁度11:00頃に戻ってみると、正に数人の列が店の前に出来ているではないですか…。確かに、店の規模は本当に小さく、お世辞にも綺麗とは言えないのに、私の持っている当地グルメ本にも、確かに店名が並んでいたので、まあー、それなりの人気店とは思っていたが…。
 列の最後尾に並んで、「雪菜黄魚面(高菜入りイシモチ面)」を16元で注文(当地の物価で考えると、麺1碗としては破格に高い)し、紙の番号札を貰って、自分の席を探す。黄魚面が13元で、トッピングの雪菜が3元というのが価格構成。通りのこちら側のお店の中は、3テーブル程しかなく一杯であったが、通りの反対側のお店の中にもテーブルが幾つか並んでいて、そこに運よく1人分の席を見つることができた(勿論、相席)。
 開店直後なので、先に入店したお客も皆、番号札を机上に並べて麺が運ばれてくるのを待っていた。間もなく、麺のサービスが始まり、番号が呼ばれ、麺の大きな碗とトッピングの小さな碗が運ばれてくる。番号札の番号と、サーブされる順番は必ずしも一致している訳ではなく、私は11番だったが、正面に座っている5番の人よりも早く運ばれてきた。肝心のお味は、細めの麺とコクのある汁の味は、まずOK!そして、「美味しい!これは皆食べに来る訳だ!」と納得させられたのは、何と言っても「黄魚(イチモチ)」の香ばしい味。それに加えて、大量で且つ変に塩辛くない大好物の「雪菜(高菜)」の味。
 ここは、町の真ん中で便利なところにあるし、並ぶと言っても30分もあれば食べ終わるので、ちょっと立ち寄るには旅行者でも対応できるかな?開店直後とかは混んでいるので、少し時間を外した方が良いかもしれないが、勇気を出してチャレンジしても面白いかも…。(不衛生とは思いませんが、日本的な感覚では、決して綺麗なお店とは言えないので)潔癖症の人には向きません。座席こそあれ、感覚的には立ち食い蕎麦屋的な場所なので、「序にちょっと休憩!」というようなニーズには向きません。では、ご興味ある方、がんばって見ましょう!感動共有して下さい!
  
 住所:思南路19号 ℡:53066604
   ①2007-9-23

上海孫中山故居紀念館~大好きな思南路の街並みも散策~

2007-09-23 12:54:53 | 市内散策
[2007年9月22日]
 小雨混じりの天気の中、淮海中路から思南路を南に歩いて5分程、香山路にある上海孫中山故居紀念館に足を運んだ。道の両側の古い立派な建物が綺麗に整備され、散歩するにも気持ちの良い思南路の街並みは、心落ち着く私の好きな場所の1つ。
 20元の入場料を払って入場すると、中は文物館と故居に分かれ、故居の裏手には小さいながらも庭園が維持されている。以前にも来たことがあるが、その時に比べて更に陳列内容が充実したとの印象だ。1918~1924年に掛けて孫中山が生活し、孫中山死去後も、その夫人の宋慶齢が1937年まで住み続けたという建物は、流石に整備が良く行き届き、数ある旧居の中でも調度品も含めて、最高級であることは間違いない。
 中国革命の父(国父)として、中華民国の初代総統ともなった孫中山と、美人3姉妹としても有名で、後に国家副主席にまでなった夫人の宋慶齢は、この国では非常に尊敬されている。孫中山は亡命等を理由に日本滞在経験もあり、日本とのゆかりも深い。それにしても、孫中山が革命資金を集めるため渡米し、公債まで発行していたとは、正直今回初めて知った。孫中山の強い意思と行動力も凄いが、米国華僑をはじめ親中派が当時から米国には居たというのも驚きであった。建物のある場所は香山路となっているけど、孫中山の出身地は広東省香山県なので、もしかしたら出身地にちなんで道路の名前を後で決めたなんていうことは、あるのだろうか?
 30元(+保証金200元が必要)で日本語の音声説明装置もレンタルして貰えるそうなので、深く理解したい人にはお奨めかも…。町の真ん中の比較的便利な場所にあるので、上海散策を楽しみたい人にも1時間程時間を割いて、是非とも立ち寄って欲しい場所だ!

 住所:香山路7号、℡:64372954

佳家湯包~サービスは最悪、ジューシーな味わいは◎~

2007-09-22 19:08:23 | 番外食事体験
 偶々手に取ったJALの機内誌SKYWARD9月号の「上海の地元の味」特集に興味を持って、そこで紹介されている小龍包の専門店佳家湯包を訪れてみた。週末にも拘わらず、比較的早く眼が覚めたので、朝食がてらの外出に…。
 こういう機内誌とかで紹介されるお店って一体どういう感じなのかな?という興味もあったが、そもそもどこにあるのか場所の特定が大変。上海の地図には、通常番地は記載されておらず、市内を歩き回るには、番地(この場合777号)のみの記載では役に立たない。タクシーに乗って行き先を告げるにも、他の公共交通機関を利用するにも、中山南路×○○路と2本の道路の交差する形で特定してくれないと、なかなか目的地に行き着くことはできない。実際、店の名刺にも、「董家渡路近く」と態々併記されている。私は、街の中心から公共汽車(バス)24番に乗って復興東路外灘で下車し、そこから中山南路を南に向かって10分弱歩いたが、正直不便な場所。敢えて言えば、豫園からなら歩けるか…。
 さて、漸くお店に到着すると、奥にカウンターがあって、そこでお金を払って食券を買うことに…。が、小龍包だけでも何種類もあって、種類と個数を告げなくてはならないが、はっきり言って応対は全く親切でない。「純鮮肉湯包(これが普通の小龍包)、1篭(12個)」と伝えると、「要不要湯?(スープは要るか?)」という切り替えしがあり、「不要(要らない)!」と答えれば、後はお金と引き換えに食券(レシート)を受け取って、適当に空いている席に座って待つ(レシートには番号が手書きされていて、それで注文の順番が分かる仕組みになっているので、無くさないように!)。
 待つこと10分程で、そのまま食べると火傷すること間違いなしと言った感じの熱々小龍包が運ばれてくるので、一緒に出てくる小皿に黒酢を注いで、皮を破らないように気をつけながら、好みに合わせて漬けながら、口の中に運んで行く。価格は7.5元であったが、蟹粉鮮肉湯包(カニ&豚肉)19.5元、純蟹粉湯包(カニ)81元等も楽しめる。薄い皮、ジューシーなスープ、確かに美味しくて十分に合格点をあげられるけど、態々ここまで来る価値があると思うかどうかは、個人差が出るだろう。店構えだけ見ると、ちょっと引く人も居るかも?中国経験に乏しい旅行者には、ちょっとチャレンジングかな?
  
 住所:中山南路777号 ℡:63783285
   ①2007-9-22

中秋節に食べるお菓子=月餅(続編)

2007-09-22 14:12:23 | Weblog
 いよいよ中秋節が近づいてきた。「25日は晴れるかな?満月は見られるかな?」と天気予報が気になり出したりもする。でも、最も気になるのは、やはり月餅。その後暫く食べる機会を逸していたが、流石にこの時期になると貰い物の月餅やその贈答券が眼の前を行き来し始める。そして、当然そのうちの一部は私の口にも入るかと思いきや、世の中そうは甘くない。数日前から同僚の机の上には、どこからか貰ったと思われる浦東シャングリラホテルの月餅の箱が置いてあるにも拘わらず、お裾分けの声は未だ掛かってこない。これって結構残酷だ!
 が、一方で、世の中には優しい人も居るわけで、有名外資ホテルのものではないけれど、ちゃんと覚えていて、態々私のために月餅を買ってきてくれる同僚も居る。例えば、泰昌西餅屋というところのもので、有名銘柄でもないし、小豆餡の赤豆が70%に止まっているということはあっても、心温まる友情は涙が出るほど嬉しい話ではないですか…。餡の甘さに、涙の塩味が微妙に調和して、最高の味わい!
 真面目な話、この月餅の嬉しいところは、「双黄」と言って、咸旦(アヒルの塩漬け卵の黄身)が小豆餡の中に2つ入っていること。「双」という字は、結婚式等のめでたい席でよく見かける「双喜(2重の喜び)」にも象徴されるように、「2つ=縁起の良い数字」を表している。小豆餡の口触りがしつこいと感じる人には、こちらのホクホク感のある味わいがお奨めかも!
 最後に、まだ25日までには数日ある。と、浦東シャングリラホテルの月餅の箱が机上に残っているのを横目で確認しながら、昨晩も下班(退社)してきた。

大閘蟹=上海蟹の季節がいよいよ到来だ!

2007-09-21 19:12:38 | Weblog
 今年も上海蟹の季節がやってきた!中国語では、「大閘蟹」というが、地元新聞の報道によると、9月15日(土)からいよいよ市場に出回ることになったという。これから3ヶ月余りが上海蟹の季節となり、上海市内のレストランのあちこちで、上海蟹のポスターが貼られているのを見掛けることになる。まあー、味も値段もピークは10月初旬~11月中旬までの1ヶ月半余りの間だから、まだ少々早いなー。この週末は、まずは市場で下見だ!
 で、報道によると、今年の陽澄湖産の蟹は、昨年に比べると20~30%程重く、水質維持の理由等から養殖面積を減らしたにも拘わらず、昨年比豊漁の予想とのことである。一方で、肝心のお値段の方は、石油価格や餌代の上昇等に伴うコストアップの影響を受け、昨年は4両(200g)の雄或いは3両(150g)の雌で240元/1kgであったものが、今年は260元/1kg辺りが卸値となり、少々高めだという。まあー、この国、消費者物価自体が近頃上昇傾向を強めているから仕方がないか…。
 ところで、この時期になると、妙に出張者が増えてくる。1年に1度、態々この時期を狙って上海出張を企画する人も居る。皆、気付かないふりをしているだけですよ!露骨に上海蟹を狙ったと分かるような出張なんて格好悪いですから、止めましょう!現地駐在員の中には、食べたくもない上海蟹に連日連夜付き合わさせられている人も居ますから、ご配慮を!

中国労働組合書記部旧址陳列館~紅色革命シリーズ~

2007-09-02 15:26:21 | 市内散策
[2007年9月2日]
 今にも雨が降りだしそうなどんよりとした曇り空の中、今日は、中国労働組合書記部旧址陳列館を目指した。成都北路は幹線道路なので直ぐ見つかるが、問題は893弄という番地。地図で十分調べてなかった方が悪いのだが、南京路を過ぎ、北京路も過ぎ、まだどんどん北上、結局目的地は新閘路との交差点にあった。中国では、1ブロック毎の距離が思ったより遠いことが多く、正直結構遠かった。地下鉄だと、1・2号線の人民公園駅から徒歩なのかな?
 参観者がほとんど居ないことは確実。入り口に切符売りの女性が居たものの、切符の入った机の引出しは鍵をしたままだったし、参観場所に通じる通路はロープで塞がれたまま。が、余程暇だったのだろう、5元払って切符を買っている間も、色々説明してくれて、親切ではあった。
 ここは、1921年に中国で最初に労働組合ができた時に総本部が置かれていた建物を修築したものだそうだが、中は1階~2階と見てもあっという間に終わってしまう広さ。煙草業界、印刷業界、紡織業界と、業界毎に労働組合が組成されていたことが良く分かる。また、毛沢民も当時、故郷である労働組合湖南分部の主任を勤めていたことが紹介されている。現在の中国は、労働者の国だから、革命の成果として、労働組合にも脚光が当てられるのは、極めて自然。それにしても、来年から労働契約法が施行されるが、社会全体にどういう形で影響が出てくるのかな?
 最後に一言。ここ正直かなり不便な場所にあるし、余程のマニアを除いては、態々足を運ぶ程のことはないと思う。勿論、個人差あるけど…。
 
 住所:成都北路893弄3-7号、℡:62157732