空(hanul 하늘)風(palam 바람)湖水(hosu 호수)……青空を吹きぬける風が、湖水にさざ波をたてる。

私たちの暮らしは、美しい自然と共生をとりたい物です。そんな日々の暮らしで、感じたことを綴ります。

力作「黒い福音」読み終えました。

2014-01-30 15:20:19 | 日記

まず、『黒い福音』(くろいふくいん)は、松本清張の長編推理小説です。

『週刊コウロン』に連載され(1959年11月3日号 - 1960年10月25日号)、1961年11月に中央公論社から刊行されました。

1959年3月に起こったBOACスチュワーデス殺人事件をもとに、フィクションの形で推理を展開した長編小説です。

大きく二部に分かれ、第一部は、事件発生までの背景・過程を描いた犯罪編、

第二部(連載時の題『燃える水』)は、刑事たちによる捜査を描く推理編となっています。(ウィキペデアから)

新潮文庫は、昭和45年12月25日に発行され、平成16年に改版され、平成23年6月5日で49版です。


1984年にTBS系でドラマになっています。(パンドラテレビで見ることが出来ます。)

 http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ref=em_over&ch_userid=liam1190&prgid=35468298

少し見ましたが、周りのCMがうるさく止めました。


面白いことに気がつきました。

原作では、江原ヤス子があまり美人ではないように書かれています。

何かで読んだ記憶があるのですが、清張は女性をあまり上手く書けなかったようです。

でも84年のドラマでは五月みどり、14年のドラマでは竹内結子。

タイプは違いますが、美女のキャストですね。


ドラマは、ビートたけしの熱演もあり楽しかったですが、原作はフィクションの筈ですがノン・フィクションを読んでいる雰囲気になります。

藤沢六郎という刑事がビートたけしですが、原作では新聞記者の佐野も活躍します。

私が読む松本清張は、昭和で言ったら30年から40年が主なので、子どもから成人になる頃の話しが多いです。

海外ドラマの「名探偵ポアロ」も1930年代ですので、現代ではなく少し前の「懐かしき頃」を好んでいますね。


『清張はこの作品の発表後、一層ノン・フィクションの分野に意欲を示し、現代政治の病根を絶つべく、

幅広い活動に進むのである。』と巻末の解説に書かれていました。

「三億円事件」を予約していますので、その次は「小説帝銀事件」でも読んでみましょうか。


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