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トゥデイ JA4 4号機リフレッシュ作業

2023-11-27 | today JA4

偶然にも仲間に加わる事になったトゥデイ4号機

今からちょうど30年前の1993年式、MTRECを搭載したXiグレードになります。

当初は耐久レース車両の箱替え用としてトゥデイを探していたのですが、

発見したチーム監督に運んできてもらうと、奇跡の走行距離1万4000キロ台…

ワンオーナー点検記録簿付きの本物低走行車両でした。

これをレース用にするのはもったいないな…

しかし低走行車なので内装は使用感無く綺麗なのですが、駐車時間が長いため足回りを中心にかなり錆が目立つ状態。

今回は、このトゥデイ4号機を即車検が取得できる状態まで整備する事にしました。

ドライブシャフトブーツは全て破れ、グリスが飛散。

ドライブシャフトを交換するために分解が必要になるナックルのボールジョイント固定ナットは錆でナットが一体化。

ミッションのオイルシールも固着してオイル漏れを起こしていました。

ミッション内部のベアリングからも異音が出ていたので

サブフレームとミッションを降ろしました。

クラッチは走行距離が少ないだけにほとんど減っていませんでしたが、

ミッション側のレリーズベアリングもグリス切れで異音が出ていたので交換。

ミッションは開封し、定番のメインシャフトベアリングがゴロゴロと異音が出ていたので交換。

その他消耗部品もミッションは何度も開封する部品ではないので、全てのベアリングとオイルシールを交換しました。

ギヤ比は無難なトゥデイ純正ギヤ比からスポーツ寄りのビート用を流用。

5速は他機種流用ハイギヤで高速道路も元より低回転で走れる仕様にしています。

ドライブシャフトは全体的に錆も進行しており、ブーツも全て切れているのでリビルト品に交換。

単品でブーツ交換して自分でグリスアップするよりお得な気がします。

走らなすぎるのも内部のグリスが固着してしまい、潤滑不良を起こしやすいかもしれません。

関節の動きがリビルト品に交換した事でスムーズに。

何より見た目が綺麗で気分が良い。

今回も廃盤の嵐に負けず、純正部品、社外品を駆使して欲しい部品を揃えました。

一番最後に交換した部品をまとめます。

ディーラー、ホンダ部品販売、モノタロウ、Amazon等を使ってかき集めています。

エキマニは遮熱板が腐食していたのでバーナーで焙ってなんとか取り外しました。

見た目が悪かったエキマニ本体も綺麗に洗浄して耐熱ペイントでリフレッシュ。

腐食していた遮熱板は2号機から外した物が一部残っていたので再利用。

ロアアームのボールジョイントとタイロッドエンドのブーツはどちらも切れているので交換しますが、

タイロッドエンドは部品があるうちに新品にASSY交換しました。

ブーツ切れはもちろん車検NGですが、ブーツは最悪汎用品でも修理できます。

しかし、タイロッドエンド本体にガタが出てしまった時に部品が無いと修理不可能となります。

部品がある時に交換して外した部品はストックしておきます。

トゥデイの定番ガタつき箇所であるフロントロアアームの後ろ側Bブッシュ。

ここは穴に対して横方向にずっと力が掛かり続けるのでブッシュの穴が広がってロアアームがガタつきます。

このブッシュは特殊形状ですが、まだ奇跡的に部品が出ます。

ここも手に入らないと代替が難しくなる部品なのでストックストック

品番ラベルの書体が新しいタイプなので最近生産されたのかな?

結局足回りはサブフレームから全ての部品を外して分解清掃。

ダメな部品はケチらず新品交換。

作業前と見た目は大きく異なり、スッキリしました。

錆が出ていたボルトナットもまだ買える部品は全て新品に変えています。

ブレーキ周辺のオーバーホール部品は純正部品が軒並み廃盤のため、ミヤコ自動車製でオーバーホールしています。

ダンパーは清掃ついでに、車高を下げたくなり、RSRのダウンサスに組み替えています。笑

ホイールはアップガレージで仕入れて来たイエローハットオリジナルホイール?に変えてみました。安かった。

タイヤサイズは足車のN-ONEからお下がりのタイヤを貰ったので純正より2㎝大きいです。

久々に着地したら、足回りを馴染ませて再びガレージへ

元々ステアリングセンターは30度程強めにずれていましたが、今回足回りを全て分解して、サブフレームも脱着しているのでアライメントを調整していきます。

かっこいいパソコン画面を使った無線式ではなく、糸張り式の旧式ですが、地面が平坦なら絶対ズレないので信頼性が高いです。

フロントトーを調整、その他キャンバーゲージやターニングラジアスゲージで基準値からズレが無いのかの確認も行っています。

アライメント調整が終わったら擦り減っていない健康なタイヤに履き替えてサイドスリップ調整をします。

アライメントは静止状態のホイールの向きであり、サイドスリップはアライメントそれぞれの作用の結果、タイヤが左右どっちに転がろうとしているのかの確認となります。

ダウンサスを組んで車高が下がった分自然とキャンバーがついているため、トーをゼロにしてもサイドスリップはイン方向になります。

車検基準は一般的に±5mm以内で合格ですが、この数値をどうするかで燃費や走行安定性に大きく影響を与えるため、車検合格のためではなく、こだわって調整しています。

新車からちょうど30年

走行距離は1万4000キロと奇跡的に少ないものの、駐車時間が長く全体的に錆やオイル漏れが発生していたため

一斉リフレッシュ作業で再び蘇りました。

これで即車検OKなコンディションです。

◆今回の作業内容

・エンジン関係

 エンジンオイル&フィルター交換

 プラグ交換

 ヘッドカバーパッキン交換

 ベルト類点検調整

 エキマニ腐食清掃、耐熱塗装、ガスケット交換

 

・ミッション関係

 オイルシール&ベアリング全交換

 1~3速ギヤビート純正に交換、5速クルージング用ハイギヤに交換

 ドライブシャフトリビルト交換

 ラジエターファンスイッチ&リレー交換(故障)

 

・足回り関係

 タイロッドエンド交換

 ロアアームボールジョイントブーツ交換、グリス入れ替え

 ロアアームブッシュ打ち替え交換

 腐食ボルトナット全交換

 RSRダウンサス装着

 調整式ラテラルロッド装着

 タイヤ&ホイール組み換え

 アライメント&サイドスリップ調整

 

・その他

 灯火類全LED化(車検対応品)

 ETC装着

 バックモニター装着

 ドライブレコーダー装着

 オーディオ装着

 カウルトップ清掃、塗装

 ワイパーアーム流用リフレッシュ

 

ここまでやったら次は30年で傷んでしまった外装の全塗装でしょうか。笑



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