ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ

ビラがパズルの人ことチェバが、日常という名のパズルを解き明かす!?

「菜」は体を表す

2008年05月16日 13時14分16秒 | 雑記
昨日、大学近くの定食屋さんでお昼を食べたら、なにやら見慣れぬ野菜があった。

おばちゃんがこう言う。

「それ、うまい菜っていう野菜よ」

最初は冗談かと思ってしまったのだが、どうやら本当に「うまい菜」という名前らしい。
おばちゃんによれば、「うまい菜」は、知る人ぞ知る季節野菜なんだそうだ。

実際に煮びたしにされたものを食べてみると、確かにうまい。
いやまぁでも、他の野菜に比べて特にうまいかと言われると、ちょっと首をかしげる。

今どきの言葉を使えば、「ふつうにうまい」とでも言うべき味であろうか。

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さてこの「うまい菜」、どれくらい一般的な野菜なのか。

グーグルで検索をかけてみたら250000件もヒットするから、確かに「知る人ぞ知る」野菜であることは分かる。

だけど、うちの親に「うまい菜って知ってるか?」と聞いてみたら、「知らない」という反応が返ってきたから、知らない人も多い野菜なのだろう。

ところがここでとどまらず、うちの親はさらにこんなことを付け足した。

おいしい菜というのは知ってるけど」

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さて、今度は「おいしい菜」でグーグル検索をかけてみると、274000件もひっかかる。
検索ヒット数だけで見ると、わずかに「おいしい菜」に軍配が上がるようだ。

そして、「うまい菜」と「おいしい菜」は、それぞれ別の野菜なのだそうである。


それにしても、どうしてこんな名前がついたのだろうか?
だれかが特においしいと思ってつけたのか、はたまた名前をつけるのに困って感じたままの名前にしただけなのか。

思えば、駄菓子の「うまい棒」や博多辛子明太子の「うまかっちゃん」なんてのも、同じような名前だ。
だけど、「うまい菜」や「おいしい菜」は、終助詞の「な」と「菜」を掛けているわけだから、一枚上手と言える。

とはいえ、あまりにもそのままな名前だから、ちょっと笑ってしまいたくなるよね。

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こんな名前でも浸透するわけだから、チェバも自分の作ったパズルに、「楽しいパズル」とか「面白いパズル」とかいう名前をつけてみようかしら。

実は、パズルに名前をつけるのって、結構難しい作業だ。
でも、こんな名前だったら、あんまり考えなくてもつけられるじゃん!

あ、だけどそのためには、誰にとっても楽しいパズルや面白いパズルを作らなきゃいけないわけだぁ。。。
そんなパズルは、ものすごく考えないと作れないじゃん!

やっぱり、ふつうの名前をつけよーっと(気弱…)。