ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ

ビラがパズルの人ことチェバが、日常という名のパズルを解き明かす!?

ビラがパズルの人全国進出計画@甲府

2008年06月30日 01時44分37秒 | ビラがパズルの人全国進出計画
6月20日(金)、松本を発ち甲府に到着しました。



この武田信玄公像が見守る甲府駅前で、果たしてチェバのビラは受け取ってもらえるのでしょうか。
あ、いつもながら、警察の許可はきちんと取れましたよ~。

でもでも、20日時点での天気予報によれば、21日(土)の降水確率は50%、22日(日)は80%とのこと。
何やら雲行きがアヤシイ模様ですが、果たして当日はどうだったのでしょうか…?

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・6月21日(土)

曇りがちながら、運良く雨に降られずに済んだこの日。
ビラ配り直前になって、山梨日日新聞の記者さんから携帯に取材依頼の電話が入りました。

途中で来られた記者さんは、しばらくチェバのビラ配りの様子を撮影したり、チェバに色んな質問を浴びせてみたり、チェバに色んなポーズを取らせてみたりして、数十分ほどで去って行かれました。

そしてズバリ、甲府の人たちの反応はと言いますと。。。
東京に近いからなのか、なかなか受け取ってもらえずに苦戦しました(笑)

およそこれまでに配った経験上、人通りが多ければ多いほど、また東京などの大都市に近ければ近いほど、ビラを受け取る人の割合は少なくなります。
甲府もまた、例外ではないのでしょう。



さて、ビラ配りが終わった後も、さっきの山梨日日新聞の記者さんから何度も携帯に電話が入ります。
チェバもこの活動を始めてから本当に色々な記者さんにお会いしてきましたが、かなり記事を練りに練っていらっしゃるんだという印象を受けました。

明日の朝刊が、楽しみですね☆

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・6月22日(日)

朝、早速自分の記事を確認。

小さな小さなコラム的記事ではあるのですが、地域面などではなく社会面に載せて頂いたことに驚きと喜び。
しかも、記事の文面がこれまでにないユニークなもので、とっても面白いのです。

せっかくなので、記事文のオチだけ紹介。

――ただ、なかなかチラシを受け取る人は少なく悪戦苦闘。パズルを解くのはお手の物の東田さんだが、「関心を誘ってPRするのは難問」と苦笑い。

このオチが、果たして今日の甲府市民の同情を買うことが出来ますかどうか(笑)



あいにくの雨が降り注ぐ今日の甲府駅前ですが、ビラがパズルの人は予定通りビラ配りを決行しました。

やはり雨なので、昨日よりさらにビラを受け取る人の割合は減少。
しかしそれでも配り続けるのが、ビラがパズルの人全国進出計画の宿命であります。

まぁその甲斐あってか、新聞を見たと言う人が何人もビラを受け取っていってくださいました。



以下は、甲府でのビラ配りの様子を写した写真です。





(撮影協力:通りすがりの親切な皆様)


甲府でビラを受け取ってくださった皆様、本当にどうもありがとうございました!
特に22日、雨の中手を差し伸べてくださった方、本当に感謝します☆

観光記録@松本

2008年06月29日 02時19分27秒 | 観光記録
松本で観光をしたのは、主に午後からビラ配りをした18日(水)と19日(木)の午前中でした。
普段は夜更かしのチェバですが、外泊している時は早起きなのですよ(笑)

今回の観光記録では、行った場所ごとにまとめたものにしてみました。
こっちの方が見やすいかな、と思いまして。

それでは行ってみましょう~!

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・歴史的建造物


1.松本神社



17日、松本に到着してからすぐ、松本神社でお参りをば。
ビラ配りが上手くいくように祈願してきました。

ここで引いたおみくじが大吉で、良き旅になりそうな予感であります。
幸先がよろし。


2.旧開智学校



松本神社に行ったついでに、外見だけ激写。
明治9年に建てられた擬洋風建築で、国の重要文化財に指定されてるんだとか。

時間が遅かったので、残念ながら中には入っていません。
昔の通知表なんかを展示しているそうで、ちょっと興味があったんですけどね。


3.松本城



先日行きました彦根城と同じく、国宝に指定されている松本城。
建物は趣があり、内部も広くて感動モノです。
やたらと段差が急な階段や、鉄砲コレクションなども楽しめました。

これで、国宝4名城(姫路城、彦根城、松本城、犬山城)は残すところ犬山城だけとなりました。



このほか、松本市旧司祭館(明治22年に建造された西洋館)も見学しました。
神戸の異人館に似ているけれど、こっちは無料だからいいですね。

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・美術館・博物館等


1.松本市美術館



入り口に草間彌生さんの『幻の華』が置かれているこの美術館。
『水玉強迫』『鏡の通路』など、草間彌生アートを文字通り体感できる素晴らしい美術館であるにもかかわらず、人が驚くほど少ない……。

ここ、チェバ以外のお客さんは、1人もいませんでした。
でも、現代アート好きな人は絶対に行く価値アリだと思うんだけどな。

あ、もちろん、松本ゆかりの芸術家による様々なジャンルのアートも展示されています。


2.はかり資料館



全国的にも珍しい、様々なはかりを集めた資料館。
今では使われないような携帯用自動身長計や、バネ式幼児用体重計など、ありとあらゆるはかりが展示されています。

こうして見てみると、はかりの世界も意外と奥が深いもんです。
それこそ「はかりしれない」世界が広がっている、なんちゃって。


3.蔵シック館



町おこしのために中町に建てられた蔵づくりの建物。
内部は見学自由、イベントも頻繁に行われているらしいのですが、チェバが行った時は残念ながら何もやってなかったようです。
「蔵シック館」という命名センスが素敵ですね☆



このほか、松本城横の松本市立博物館も見て参りました。
七夕人形のコレクションが印象的でした。

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・なわて通り商店街

1日目のビラ配りを終えて旅館に戻り、ポチッとテレビをつけたところ、ちょうどテレビで松本の観光案内をやっているところでした。
どうやらミス松本の人が松本市を案内するという番組のようで、そこで紹介されていたのがこのなわて通り商店街だったのであります。

ここは、このテレビを見てつい行きたくなってしまったチェバの負け。
行ってきましたなわて通り商店街へ。



写真を見てお分かりのように、蔵づくりの建物が並ぶ素敵な商店街なのです。
そして面白いのはそれだけではなく、なんとカエルが神様として祀られている商店街でもあります。



このなわて通りは、かつて活気を失った時期もあったようです。
しかし、そこからよみ「がえる」街にしようということで、「かえる大明神」を祀って新たなる街づくりに挑戦しようとしているところなんだとか。

お店も特色あるところが多く、たとえばウインナー入りのタイヤキを売っているところなんかがあります。



最後に、この商店街で見つけた粋な張り紙をご覧に入れましょう。
チェバ、この張り紙を見て感動しました!



普段はどんぶり屋だというこのお店、次に松本に行く時があれば絶対に行ってみよう。

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次の記事では、甲府でのビラ配りのご報告をしたいと思います。
皆様これからもこのブログをどうぞよろしく☆


[参考:各スポットの展示・パンフレット・イラストマップ等]

ビラがパズルの人全国進出計画@長野

2008年06月27日 00時49分49秒 | ビラがパズルの人全国進出計画
彦根観光の後、一旦大学の授業を受けるために京都に戻っていたチェバですが、すぐにまた出発しなければなりません。


●6月17日(火)

早朝に京都を出て、東海道新幹線で名古屋へ。
そして名古屋からは……



そう、初めて乗ります特急しなのであります。
見晴らしの良い中央線を爽快に走ること約2時間、塩尻駅に到着です。

さらにこの塩尻駅からは、各駅停車で甲府に向かいます。
甲府でのビラ配りはまだ先なのですが、警察に道路使用許可の申請書を出さなきゃいけませんからね。

ゴトゴトと終点まで揺られること約1時間30分、ついに甲府に到着!!



なかなか栄えている駅前の平和通りを歩き、警察署で無事に道路使用許可申請の書類を提出。
警察署の人が親切で嬉し。

甲府での用事を済ませたら、さっき来た道を戻らなければなりません。



特急スーパーあずさで再び塩尻を通過、そして明日からのビラ配り予定地であります松本に到着です。

事前に問い合わせたところによると、松本では、警察に道路使用許可申請する必要はなく、市役所に許可申請する必要があるとのこと。
これは今までにないパターン!

市役所の人も滅多にないことのようでとまどっていましたが、何とか無事に手続き終了~。
明日から、どれくらいの人がビラをもらってくれるかな~、っと。

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●6月18日(水)

ビラ配り前、昨日ご連絡を頂いていた市民タイムスの記者さんと打ち合わせ。
30分ほどお話を聞いてもらいました。

さぁそして、いざ本番へ。

松本は、比較的反応がいいようで、そこそこたくさんの人が受け取ってくれます。
他の地域に比べてちょっとばかり年配の方が多いように感じるのは、平日だからでしょうか。

ビラ配り中、市民タイムスの記者さんが何枚か写真を撮っていかれました。
明日の記事が、楽しみだな~。


●6月19日(木)

朝、市民タイムスの自分の記事を確認。
訃報がたくさん載っているページに、なぜかポツンとチェバの平和な記事が(笑)

ついでに他のページもさらさらと読んでみましたが、市民タイムスというのはつくづくすごい新聞だと思います。
全ページが松本とその周辺地域の話題だけで、全国ニュースは1つも無し。
それでいて、読者数はたくさんなのだから驚きます。

ここまで地域密着型の新聞もあるのだと、大いに感心いたしました。

さて、そんな市民タイムスの影響もあってか、今日のビラ配りも順調。
そしてやっぱり、年配の方が多い。
これは単に平日昼間だからなのか、松本の人口ピラミッドがそうなっているのか、よくは分かりませんが。


以下は、松本でのビラ配りの様子です。







(撮影協力:通りすがりの親切な皆様)


ちなみに、一番上の写真の背景に写っているバスが、松本市内周遊バスの「タウンスニーカー」であります。

松本の皆様、本当にどうもありがとうございました!!
次の記事では、松本での観光記録を書く予定です☆

観光記録@彦根

2008年06月25日 14時27分36秒 | 観光記録
長旅を終えて、昨日の深夜に帰ってまいりました!
皆様お久し振りです。

遠征中にもたくさんのコメント、どうもありがとうございました!
今日ちゃんと返信いたしましたので、どうぞご覧くださいませ☆


さて、今日からしばらく、このブログでは、過去に遡って遠征の記録を書いていきたいと思います。

まず今日は、6月15日(日)の彦根観光記録をお届けします♪
その後、松本・甲府のビラ配り報告と観光記録も、順を追ってアップしていきますネ!

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彦根では、雑誌『パズル通信ニコリ』の読者が集う放談会が行われましたので、それに参加して来ました。

大変楽しい企画で、チェバも存分にはしゃいで参りました。
どうもありがとうございました☆

そして、その放談会が終わった後が、いよいよ彦根観光であります。


彦根駅をしゅっぱ~つ!



写真は駅前の井伊直政公像であります。
初代彦根藩主の直政は、徳川家康の天下統一を支えた重鎮でもありました。



さて、駅を離れてまず向かうは、カロムの全国大会が行われているという市民体育センターへ。
カロムというのは、彦根で盛んに行われているゲームのこと。
おはじきとビリヤードを足して2で割ったようなルールなのです。



大会を見てると簡単そうに思えるこのゲーム、いざやってみるとなかなか難しい。
全国大会があるのも納得できます。

ちなみにこの大会、次の日にテレビのニュースで取り上げられてましたヨ。



続いて向かうのは、玄宮園。
彦根城横に広がる日本庭園です。



いやぁ、趣がありますね~。



続いては、井伊直弼生誕の地と、井伊直弼が青春時代を過ごしたという埋木舎へ。





彦根藩第13代藩主の井伊直弼は、彦根で生まれ、彦根で青春時代を過ごしました。
彼が大老になって後、鎖国中の日本の開国にあたって重要な役割を果たしたことは、皆さんも歴史で習った記憶があるのではないでしょうか。



さぁそして、いよいよ彦根城へ!
……と言いたいところですが、その前に。



カワイイ!!
こちらは、一部に熱狂的な人気を誇る彦根城のマスコットひこにゃん。

実は、中に入っている人は、女性なんだとか。
160cmくらいの人でないと、目の高さが合わないんだって。



んで、お待たせしました、彦根城の写真をどうぞ。



さすがに国宝とあって、とても立派でした。
世界遺産の姫路城にも決して引けをとらないんじゃないかな。

でも、彦根城よりもむしろひこにゃんの方が強く印象に残った彦根観光でしたが(笑)



次の記事は、松本のビラ配り報告を書く予定です。お楽しみに☆


[参考:彦根城博物館展示解説シート、彦根城観光地図(彦根市観光課)]

山梨日日新聞

2008年06月22日 08時29分49秒 | ビラがパズルの人メディア露出情報
本日、山梨日日新聞に、ビラがパズルの人の紹介記事を掲載していただきました!

なんと社会面、いわゆる三面記事(の中の小さな小さなコラム欄)に載せて頂いております。

なかなか面白くまとめてくださってますので、山梨の皆様は三面記事、の中の小さな小さなコラム欄をぜひ読んでみてください☆

昇仙峡より

2008年06月20日 17時03分08秒 | ビラがパズルの人全国進出計画
ただ今私、甲府市の昇仙峡に来ております。
本当に、素晴らしい渓谷!!
また後日、写真を含めて観光記録をアップします☆

さて、松本でビラを受け取ってくださった皆様、どうもありがとうございました!
コメントもたくさん頂いているようで、本当に感謝★☆
遅くなりますが、家に帰って落ち着いてから、ちゃんと返信しますね。

いよいよ明日からは、ここ甲府でビラ配りです。
警察の許可もちゃんと頂きましたし、準備はバッチリです。
甲府の皆様、よろしくお願いします!

松本・甲府へ!

2008年06月14日 03時47分52秒 | ビラがパズルの人全国進出計画
今日からしばらくの間、遠征に行って来ます♪♪
予定は、こんな感じになっております☆


●6月14日(土)

・京都にて全国進出用の第8弾ビラ「数独」の印刷

・彦根にてパズル関係の人たちと泊り込み放談会


●6月15日(日)

・まだまだ泊り込み放談会

・終わってから京都でも観光しようかと。

・パズル同好会の後輩の家に押しかけ宿泊


●6月16日(月)

・大学の授業にちゃんと出席

・パズル同好会のパズル合作会に参加

・やっぱりパズル同好会の後輩の家に押しかけ宿泊


●6月17日(火)

・京都⇒(東海道新幹線)⇒名古屋

・名古屋⇒(特急しなの)⇒塩尻

・塩尻⇒(在来線)⇒甲府

・甲府警察署にてビラ配りの道路使用許可申請

・甲府⇒(在来線)⇒松本

・松本市役所にビラ配りの報告書類提出

・松本市内の旅館に宿泊


●6月18日(水)

ビラがパズルの人全国進出計画@松本(JR松本駅お城口前)
  [13:00~14:30]
  [(1時間休憩)]
  [15:30~17:00]

・松本市内の旅館に宿泊


●6月19日(木)

ビラがパズルの人全国進出計画@松本(2日目)
  [13:00~14:30]
  [(1時間休憩)]
  [15:30~17:00]

・松本市内の旅館に宿泊


●6月20日(金)

・松本⇒(在来線)⇒甲府

・甲府警察署にてビラ配りの道路使用許可受け取り

・甲府市内観光

・甲府市内のホテルに宿泊


●6月21日(土)

ビラがパズルの人全国進出計画@甲府(JR甲府駅南口前)
  [13:00~14:30]
  [(1時間休憩)]
  [15:30~17:00]

・甲府市内のホテルに宿泊


●6月22日(日)

ビラがパズルの人全国進出計画@甲府(2日目)
  [13:00~14:30]
  [(1時間休憩)]
  [15:30~17:00]

・甲府市内のホテルに宿泊


●6月23日(月)

・甲府⇒(在来線)⇒東京

・学士会館を訪問

・ウェスティンホテル東京にてパズル会社のパーティー

・東京の知人宅に押しかけ宿泊


●6月24日(火)

・東京⇒(東海道新幹線)⇒西明石

・西明石で家庭教師のバイト

・やっとこさ帰宅



PCメールの返信、遅くなります。
御用の方は、このブログのコメント欄にどうぞ☆(コメントは、非公開のままにすることも出来ますので、ご希望の方はその旨お書きください)

松本・甲府の皆様、どうぞよろしくお願いします!

回転寿司屋の心理学

2008年06月13日 02時23分18秒 | 雑記
先日ミクシィの方で書いた日記がちょいと面白いので、こちらにも転載してみることにします。
両方見てくれている人、内容がかぶっちゃってごめんなさい。

では、どうぞ☆

◆◆◆◆◆◆◆◆

チェバは、某回転寿司チェーン店の常連客である。

でも、バイト帰り、いつも閉店間際に立ち寄るもんだから、あんまりいいネタが回っていない。
だから、いつも直接注文をする。

「すみません、〆サバとマグロと……」

◆◆◆◆◆◆◆◆

そんな今日も、いつものようにその回転寿司屋に入り、ササッと注文をした。

「ハマチ、もらえますか」

チェバの元にハマチが来るのと同時に、レーンにもハマチが流れてきた。
それは、近くのテーブル席に座っているカップルが取っていった。

「厚焼き、もらえますか」

チェバの元に厚焼きが来るのと同時に、レーンにも厚焼きが流れてきた。
今度は、近くのテーブル席に座っている、さっきとは別のカップルが取っていった。


ふと、あることに気がついた。

◆◆◆◆◆◆◆◆

「隣の花は赤い」とか「隣の芝生は青い」とかいうことわざがある。

どちらも、他人のものはなんでもよく見えるものだというたとえ(『国語ことわざ教室』(声の教育社)より)だが、どうやら回転寿司屋はこの心理を上手く利用しているらしい。

さっきチェバがハマチを(厚焼きを)注文したということを、近くのテーブル席に座っている客なら見ているはずだ。
そして、他人が食べているものを美味しそうだと思うのは、人間の自然な心理的傾向である。

店の方はそれを見込んで、さっき注文を受けたネタを、レーンにも流しているのではあるまいか。
ふと、そう思えたのだ。

◆◆◆◆◆◆◆◆

思えば以前、こんなことがあった。

カウンターで隣に座った男性が、直接注文をし始めた。

「イカ、ありますか?」

店員が、こう切り返す。

「アオリイカと、紋甲イカと、ヤリイカと、ゲソがございますが」

男性は、少しの間迷ってから、自信なさげにこう言った。

「アオリイカで」


その後男性のもとにアオリイカが来ると同時に、レーンには全種類のイカが流れて来た。

チェバはレーンに流れて来たアオリイカを取り、その男性はさらに紋甲イカにも手を伸ばした。

今にして思えば、チェバは「隣の花は赤い」の心理に、男性は「逃がした魚は大きい」の心理になっていて、2人とも店側の策略(?)にまんまとひっかかってしまったというわけだ。

店は、そこまで客の行動を読んでいたということか。

◆◆◆◆◆◆◆◆

事例はこれだけではない、今にしてよくよく考えてみると、これまでにも似たようなことは何度もあったような気がする。

たかが回転寿司屋、されど回転寿司屋。
寿司だけではない、頭も回転させられる寿司職人は、ひょっとするとあちこちの回転寿司屋にいるのかもしれない。