ここのところ、問い合わせが多くなって来ているのが、屋根に関する詐欺に近い業者の話です。
春になると多くなってくるのですが、今年はこんなご時世とあって、例年より多いのは間違いないですね。
悪質な詐欺業者は、下から見えない事を良いことに、
棟が飛びそうですよ、とか
瓦がずれていますよ、とかのよく聞くワードを使います。この前は、
破風板がめくれ上がっていますよ、
と言うのもありました。
詐欺業者は、屋根の事には無知なので、新築だろうが、葺き替えたばかり、修理したばかりの家にも脅しをかけます。
それが昨日の出来事でした。少し前に葺き替えをおこなった現場なのに、風が吹いたら棟が飛んでしまいますよ、との脅し文句でした。
実は、このお施主様は今回の出来事が2回目で、自分も見に行ったのが2回目になります。人が好い人で、すぐに外に連れ出されてあぁでもない、こうでもないと3人に脅しをかけられたそうです。こんな時に、自分が言うには、必ず名刺をもらっておいてください、と伝えてます。
今回は、最初の時のその言葉を覚えていてくださって、頑張って名刺を取っておいてくれていたのです。
早速、相手の会社を調べてから、本人の携帯に電話をしました。のらりくらり、と知らぬ存ぜぬを通しますが、お施主さんにスピーカーで会話を聞いてもらいながら、話を進めました。
こちらも、こんな事で何回も出動しなくてはいけないなんて、時間と経費の無駄ですから、きつく責めました。
何しろ一番は、怖くてびっくりしてしまったご年配のお施主様の心配でした。
どうやら、まともな会社に勤めながら、小遣い欲しさに仕事の合間に、悪さの営業をしている感じでした。しどろもどろになりながら、言い訳をする詐欺業者の声を聞いてもらって、これは詐欺ですよ、と、お施主様に理解してもらい、屋根は大丈夫と言うことで安心してもらいました。もちろん、ちゃんと屋根に上がって点検もしました。
ただ、お施主様は一人暮らしと言うことが裏の情報で回っている可能性があるから(現に、オレオレ詐欺は三回かかってきているそう)インターホンごしに怪しいと思ったら、絶対出ちゃダメですよ、と念を押して帰ってきました。
先日は、お客様のお店がバールでこじ開けられて、泥棒に入られたりとか、最近嫌な事が身近なところで起こっています。人を騙してまで商売をしようとする根性は、絶対に許せませんので、今回の名刺の詐欺業者には、いろいろとお灸をそえていこうとも思ってます。
まとまりのない文章は、怒りで震えていると言うことでお許しください😅
嫌なニュースばかりの中で、こんな思いをするとなんだか嫌になりますね。