▲復興祈願花火「フェニックス」(2日より) 左下に幸せの青いフェニックスが…。3日の打ち上げにもこっちょりおりましたよ。
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さて、蒲郡の翌朝にしれっと名古屋から出社し、翌日はもう長岡まつり大花火大会! これは譲れませんな。仕事があっても譲れませんな(各所ご迷惑をおかけしております)
ということで、一晩中準備をして貫徹で新潟へ。昼前に実家に到着し、昼飯を食べた記憶もあまりないままに昼寝にぶっ倒れる。2時間ちょっとで起きて、バスの時刻表を確認して出発! 小千谷だと上越線で長岡に行くのが一般的だけど、途中駅の混雑で、年に2度限定の通勤ラッシュ並みの混雑となる。それを嫌って、バスでの移動を選んでいるのだが、このモータリゼーション社会の田舎、利用者が減っているようで、今まで使っていた時刻のバスがなくなっていた。代わりに、別ルートのバスでの移動となる。
小千谷発片貝経由長岡行きってバス、花火好きにとっては贅沢じゃないか!? 片貝は番付看板の建設が始まっていた。
ということで、長岡到着。暑いぜ! 汗だくだぜ!!
あまりの暑さ(と寝不足)にシャトルバスで向かおうかと思ったのだが、すでに終了時刻であったorz 仕方なく、いつものように歩いて信濃川に向かう。
本日はカメラマン席。大手大橋に近い、昔から馴染んだ場所。その場所に行けばすでに顔見知りがチラホラ。スタンバっているうちに、遠くに見えるのはあの方ではないかー!! ということで、ダッシュしてマルゴーさんと記念撮影させてもらいました。ちょうど虹が出ていた頃でした。
天気予報ではゲリラ的豪雨が来るかも!?って感じだったけれど、結局長岡では午後は降られず(実は小千谷ではよるけっこー降っていたらしい)、打ち上げ開始でございます!!!
▲中越高校甲子園出場応援花火はサプライズで2日とも上がった。これは3日の分
今年は大曲とか常総とか、花火頑張っている地域の高校が甲子園に行っているという話。中越は長岡の高校なので、一緒に応援してくださいね! 大会5日目に1回戦を迎えます。
その後3発の白菊を経て、大手大橋にかかるナイアガラスターマインへ。
あれ? ナイアガラの着火がおかしいぞ!? いったん途中で止まってしまい、その後こちらへ伸びてこない。やきもきしていたら、最後にやっとこちらへ進んできてほっとする。翌日は見事な即火着火でリカバリーでした。
▲ナイアガラ超大型スターマイン。2日はナイアガラの着火が残念だったので3日より
さて、長岡をよく知っている人は気づいたかもしれないが、大手大橋よりの河川敷の森が伐採された。それによって、打ち上げ現場がよく見えるようになり、また延焼の心配も少なくなったためか、大手大橋により近い場所で打ち上げがされるようになった。大手大橋も軽ーくクリアするシーンが随所に現れる。
洪水対策に伴う、河川敷整備の一環である。
▲ベスビアス超大型スターマインも油断できなくなってきた(2日)
さて、開幕の様式美が終えたところで、まったりと見ますかって思ったらいきなりのワイド展開。ベスビアス超大型スターマインという表示でも、油断ならないことが多くなってきたのが今年である。まぁ、スポンサー名を見れば、ワイドかそうでないのか今のところ分かるけれど、問題は来年だな。従来表示のところがお金を積んでワイド展開へ移行するか、ワイドはワイドで別表記になるか…。要経過観察。
▲「故郷はひとつ」2日は野村版なのだが、早々にけむけむに…
ワイド展開で一瞬肝を冷やしたが、前半最初の超大型プログラムはこの「故郷はひとつ」であろう。2日は野村、3日はマルゴーという県外の業者が担当する。この2社が長岡に加わったことで、地元の花火師には刺激となり、今の年々わくわくするプログラムや玉・星の変化へと現れるようになっている。
先日の蒲郡もそうだが、ここもこんなに大きくて有名なのに、まだまだ進化する現場である。
▲日本精機は5色のワイドまでは読み通りだったが、最後に彩色千輪がついてきたのは予想外(2日)。こちらの会社、屋形船時代から、自分たちの会社がこれから上げるんだよって桟敷席で光のパフォーマンスをするのが実は楽しい
▲2日8:15復興祈願花火「フェニックス」 場所的に全部は入らないので、ド正面をきっちりと…。大手大橋を軽く乗り越える位置に筒が設置されたのが昨年との違いかな。大手大橋による物理的なアキも昨年より縮小している(気がする)
▲2日の三尺3連発。2発目。あ、ナイアガラはコンポジね
2日の三尺3連発は、初弾が筒割れという残念な結果に…。だが聞くところによると100mほど上がってからの低空開発となったらしい。それだと、筒に被害無かったんじゃ…。
1発目がそんな状態で会場がざわついたままナイアガラパートが終了。2発目、3発目はどうなるのぉ!!!とドッキドキしながら見守ったら、しばらくたって太い曲導が伸び上がった。そして、何事もなかったように開発した。きっちり錦の千輪が開く。
上げる側、見る側に動揺が流れても、きっちりと作られた花火玉はその玉の使命を果たすだけである。
▲2日の三尺3連発。3発目。ナイアガラは…以下同文
それにしても、2日のカメラマン席は気持ち良い。むかし、右岸センターに自由席があったころから見ているが、その時はたいていこの辺りに陣取り、ここで長岡の花火の撮り方を覚えた。
今みたいにネットに何もかも出ているという時代ではない。
撮影もフィルムだったし、毎年花火終了後に現像が上がってくるたびに懊悩したものである。
そうやって体で覚えたこの辺りだと、三脚のパン具合も体が覚えているというか、意識もあまりしないで動くというか、ストレスフリーなのである。
あー、やっぱり、この席って特別だよねぇ。
▲この空の花(マルゴー)。千輪好きですので、あえてコレ
▲この空の花(マルゴー)。ぐるっぐるぐるのきゅるっきゅる
▲ベスビアス超大型スターマイン。あ、この星継続しているんだ。涼しげで好きだからよかった。
▲2日午後9時、正三尺玉 打ち上げ開始でございます!
無事2日の打ち上げ終了。
明日もご安全に…。
ということで、翌3日。
朝寝から午前寝までたっぷり寝て鋭気万全!! この日は黄色席。ただし運よく最上段!! さすがに立ち撮りはできないみたいだけど(最上段のみ解禁してほしい…)、ほかの席より気を使わずに三脚が使えるのがいい感じ。
▲3日はお馴染み酔火連さんの10号30発より。芯抜けだけど、この玉は…。
▲3日 酔火連10号30発より。O玉?
マジで、玉の進化が凄いな…。どこの玉なのか、よその玉も入っているのか、ちょっと中の人に聞いてみたくなるね。今度聞いてこようっと(スポンサー側に)
▲ベスビアス超大型スターマインでは、愛染まつりで見たあのぐるぐる玉が大量投入!
しかもこの玉、結構投入されていて、そんなにぃぃぃ!ってレベル。マルゴーさんも野村さんもこの手の玉を使うので、目が回る~ってことはないけれど、いやぁあ、すごい現場になってきましたねぇ…。
▲「故郷はひとつ」3日はマルゴー版。これ、バームクーヘンでファイナルアンサー???
ってかそのネーミングで合ってるの???
▲「故郷はひとつ」個人的にはこのカラフル目玉焼き千輪が気になった
▲ベルナールお馴染みのラブラブファイヤー(3日)。もはやツインスタマじゃないしw
とりあえず、トリプルスタマなのは間違いないが、やはり結婚式場としては「2人」「2つ」という単語からは離れられないわけで…。なお、こちらの結婚式場では、花火打ち上げプランがありますよ! 長岡で突然花火が上がる日は結構な確率でこちらが噛んでいるかと…。
▲3日8:15復興祈願花火「フェニックス」、黄色席まで下がったけれど、微妙に全部は入らなかったorz やはり緑か…。あと、出入り口が近いとキツイね。
▲3日の三尺3連発は阿部さん。全部無事上がったのだが、ナイアガラが明るすぎて…。
▲相変わらず暗めな彩色千輪三尺
▲あれ、錦系が2発だ
やはり、ナイアガラと3尺は難しい。ことに最近のナイアガラが明るくなっているような気がするのは気のせい?
▲3日の野村さんは「天地人花火」。この感じ何かに似ているなぁと思ったら、玉村の3D…
あ、足元の見え方がね…。
▲「天地人」の中にぐるぐる来たー!
▲3日午後9時、正三尺玉 打ち上げ開始でございます!
▲うっかりピカイチを忘れていて、この彩色千輪しか取れていなかったよ…。
カメラマン席と違ってベンチ席は打ち上げ途中で続々と一般の方が帰路に付こうとする。そのための人の流れに負けないように、最後の最後で三脚を高くして立ち撮りを決行したのだが、多勢に無勢。あっちゅーまに人込みに飲み込まれる。なんでああいう集団って、人の迷惑を考えないんですかね…。
長岡側としても、最後まで見ていって欲しい気持ちはあれども、駅等の混雑回避のためには早く帰ることも容認しているわけで…。そのための中盤フェニックスなわけだし…。
だけどさ、それって劇場や映画館だったら、クライマックスを見ずして帰ることだし、人の前を横切っているわけだし…。もうちょっと慎み深く帰ってもいいんじゃないかって思うんだよね。まるでどかない私が悪いとばかりに(もともとの席だってばっ!)大波小波で寄せてくる人込みって、ほんと怖い。
ま、まぁ、負けないけどね!!!!
ということで、今年も大満足な長岡花火。平日開催がしばらく続くけれど、その間の進化も目が離せませんな。
【お知らせ】大曲のC桟敷余っています→http://photo.ap.teacup.com/jumi/788.html