花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「フェイクフィクション」 誉田 哲也

2021-11-14 07:52:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ



田舎の山道で見つかった首無し死体から物語は始まり、刑事鵜飼は何かを胸に秘めながら元同僚の先輩とコンビを組み捜査に・・・一方、キックボクサーだった河野潤平は、11連勝後の盛大な負けの後引退し、なかなか仕事が見つからなかったとき拾われて餡子を作る工場で、居心地もやりがいもなかなかで、そこそこ長く働いていた。唯一の不満はまともな女性社員が居ない事・・・そんなある日入社してきた美祈に一目ぼれ。でも美折ってちょっと変で・・・どうやら「サダイの家」って宗教団体の出家信者らしい。そんな美折が心配で支部のそばに居た潤平は、男女二人組に拉致されて・・・そんな感じ?

もっと重めかと思いきや、結構ポップなエンターテイメントに仕上がってます。もちろん重たい要素はあるけれど、そこ込みでカラッと仕上げるいつもの手腕。人物像が良いですね、弾がそろってます。もっとアクションがあるかと思ったら、そこはほどほど。ともかく楽しめました。

非常に面白かったです。



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