「dele (ディーリー)」 本多 孝好

祐太郎は「dele.LIFE」と言う会社で働き始めた。会社と言っても所長と自分の二人だけ。仕事の内容は生前に依頼があったクライアントの、PCやスマホに残った指定データを死後責任を持って消去します・・・と言う物。それだけの仕事のはずも・・・逸脱もあって・・・データの中身に触れてしまう事も・・・そんな例外達の連作短編・・・かな？？

人と人のつながりに重点を置いた、ミステリィ仕立ての「良い話」系の小説。結構ゴリッとした仕掛けもあって、それがスパイスとなり「良い話」度を際立たせてます・・・かな？3話目のドールズ・ドリームとか好きだなあ・・・

面白かったです。