資産家の老女が家の中での惨殺死体で見つかる。犬アレルギーの刑事植村と一方犬好き下山は現場へ。彼女はかつて犬を飼っていた様で、玄関には愛犬の写真、庭からは埋葬された?犬の白骨死体=1年は経過しているものが出てきた。それにしては未だに犬の飼育のための用具が家の中にあるのが違和感が・・・捜査を進めると彼女が新たに犬を飼っていた節が・・・とするとその犬は誰かに持ち去られた? 愛犬家同士とそれ以外で周囲に見せる顔がガラッと違っていた被害者の老女。見覚えのある犬と見覚えの無い飼い主に行き会う小説家の女性。突然犬を飼い始めたコンビニ店員。その犬の散歩を買って出る後輩。そんなこんなが絡み合って・・・いざ結末は??と言う感じでしょうか??
真実を知っているのは犬?そんな感じですが、脇で暴走する登場人物たちのサブドラマが加速させるメインストーリーがなかなかスリリング。仕掛けとその回収の手腕も見事。そして何より犬の飼い主感と愛犬への愛情(一部の人)がナイスです。人間側主人公?の抱える背景や、暴走組との対比がそれを際立たせている感じも。きっちり最初から最後まで、隅から隅まで楽しめました。
非常に面白かったです。
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