神奈川県の県立高校の図書館。そこで司書を務める星川駒子。そこに持ち込まれるトラブル・・・と言うか謎?殺人現場かもしれないところで紛失した本? 司書仲間の務める高校で起こった密室展示荒らし事件? 真面目な若手教員の突然の欠勤申し出と要領を得ぬ説明に不安を感じた福教頭の悩み相談? 図書館から持ち出された本と同時に現れる失せ物連続事件? そして今は亡き祖母と会えなくなった友の思い出に作りたい春雨尽くし料理の乗った本の捜索を依頼してきた少女・・・そんな色々を目つきは悪いけどいい人で、結構名探偵な出入りの書店員=針谷敬斗と共に解決へ・・・って感じの連作短編ですか。
この人らしく、相変わらず優しく味わい深いです。そしてまた本です。で、やっぱポップで読みやすいので一気に行けますね。いつもながら、ガツっと来る系とはまた違って刺激は少ないですが癒されます。色々いい話です。
面白かったです。