音楽物も書いとかないと後が詰まっております。
前に書いたけど、花男どうやらロックが苦手らしい。自分では結構最近まで気づいてなかった。もちろんロックと呼ばれる音楽で好きなものもたくさんあるんだけど、ロック好きの人の嗜好とは「なんか微妙に違う」らしい。
プログレも結構相性が悪い。キングクリムゾンもピンクフロイドもELPも・・・どうもはまれなかった。でも何故かYESの「壊れ物(FRAGILE)」と「危機(CLOSE TO THE EDGE)」は大好きなのだった(あとサードも持ってるけどあんまり聴いてなかったりする)。実は最初に聴いたプログレと呼ばれる音楽が「壊れ物」だったので「おおっ!俺ってプログレ好きなんじゃん!?」てなもんだったのだが・・・どうもなんか他のプログレと呼ばれる音楽とは違うみたい。なんかこのアルバムはポップでシャープで気持ち良いのだ。そう、特にシャープさが違うのかな?
高校の時このアルバム収録の「Mood For The Day」っつうインスト曲を先輩がアコギで弾いていて「すっげえ!!かっきい!!」と思った。誰の曲か聞いてみると「YESの曲」だっつうこと。「え?あのロンリーハートの??」っつう感じで意外だった。そう、調度ヒットしてた頃だったんだよね。で、大学の時だったか「俺もあの曲弾いてみたいなあ」とコピーするため「壊れ物」のCDを買ってみた。そしたら冒頭のRound Aboutからすっげえカッコ良いじゃん!!(ちなみに「Mood・・」の方のコピーはめでたく音を耳で拾うことには何とか成功したものの・・・未だに上手に弾けません・・・のだった)。
もう全篇カッコイイですよ、このアルバムは!!まあ中でも「Round About」と「Heat of Sunrise(10年くらい前か・・・バッファローなんたらっつう映画で使われてましたね)」が最高っすね!!ともかくなんか音がすっげえシャープで、小難しい事やって居そうながらも何故か嫌味は感じず、非常にポップに感じられる。
ジョン・アンダーソンのボーカルの伸びやかさは非常に気持ちが良いし、ビル・ブラフォードとクリス・スクワイイアのリズム隊は本当にイカシテル。リック・ウェイクマンのプレイは非常に適材適所な感じ。そして引き出しはさすがに深そうだ。そしてスティーブ・ハウ!!いいなあ。アコギもエレキも非常に良いですよ。そんでもってさあ、もちろんものすごく緻密に凝った曲の構成や、非常に美しいメロディーが一番の魅力なんだよね。でも他のプログレみたいに大仰な感じにならないのは演奏のシャープさと、メロディーの美しさの中にどこか人懐っこさがあるから?
プログレファンの方にはなんか非常に申し訳ない。「まったく、よく判りもしねえでよお~」って感じなんだろうなあ・・・でもね、好きなものを、如何に「好き」かっつうことを書くっつうのは非常に気持ちよいのだと段々判ってきた!!まあともかく好きなんで許したってくださいなっつうことで。