さっき、新聞をめくっていると
懐かしい人が出ていました。
実家のスポーツ店を継いだ彼は、
今、
とある、地元出身のソチ五輪代表選手のスポンサー集めに走り回っている
と、紹介されていました。
*
高校時代、スキー部だったわたしは、
三学期はほとんど学校には居なくて。
合宿と大会の毎日。
別の学校のスキー部と一緒に、
あちこち遠征してました。
新聞に出ていた彼とは、学校は違ったけど、
遠征先でいつも一緒で。
当時、やんちゃだった彼が、
何故、わたしに懐いてきたのか、わからないけれど。
遠征初日、大会前夜、ゴール後、帰宅日…
何故か、ちょこちょこわたしの所へやってきて、
いろんな話をしていました。
わたしより、学年がひとつ下の彼。
競技者としては、トップアスリートだったけど、
やんちゃ君でね。
でも、人なつっこい性格で。
わたしが最後の大会の遠征先から帰る日、
「俺さ、スキーで人の役に立てるかな。」
なんて、珍しくまじめな顔して言っていた事を思い出した。
「競技やめてもスキーから、離れなかったらね」
*
あれから、もう20年!?
ちゃんと、選手を支えている彼の記事を見て、
なんだか嬉しくなりました。
離れなければ、ナニカに繋がる。
心さえ離れなければ、繋がるね。
続けていたら、
カタチはどうあれ、携わって、支えていけるのだと、
教えてくれたのかな。
週末は子どものスキー大会。
初めての競技会。
また、コースに戻る日がきました。
大会準備をしてくれる人たちのおかげで、綺麗なコースで、滑れます。
ありがとう。
あすは、大雪みたいだね。
みなさん、気をつけて!