天気 晴
いつの間にか石蕗の花が家の周り、あちこちに咲いていた。ツワブキ、俳句ではツワの花、と略すことが多い。秋の終わりから長く咲くけれど初冬の季語なので、この花が咲き始めると冬の季語を使う季節になった、と思う。
1ヶ月半以上も台風の日以外は夫の看取りで毎日病院通いとなった。9月とはいえ猛暑もあるような日々で、家から病院への道は百日紅がまだまだ咲き誇っていた。そのうちにネコジャラシが目立ち始めた。季節の移り変りをあまり感じない日々だった。
今日は久々に隣駅まで用足しに行った。街を歩くのも本当に久しぶり。いつ病院からの電話が来るかも・・と怯えることもないので、申し訳ないが解放感がある。
用を足して駅ビルのデパートで少し買い物をしていたら、昼近くなった。夫が家に居るときは、あ、昼食までに帰らなくては・・と焦り、12時までに帰れない時は電話して、地下の食品売り場で弁当を買ったりした。夫の昼食の用意を考えなくて良い、というのは何と気楽なことか・・ごめんなさいね。
パン屋のカフェで、手軽なランチ。地元野菜のサラダとソーセージと茹で卵。一度食べたことがあって、私の昼食にはぴったりのプレートが気に入っていた。
罪滅ぼしに地元野菜の店で柿を買って夫にも供えた。柑橘類が苦手でも、私の大好物の柿はよく食べてくれた。
石蕗(つわ)咲けりこの道戻らざる人へ KUMI
いつの間にか石蕗の花が家の周り、あちこちに咲いていた。ツワブキ、俳句ではツワの花、と略すことが多い。秋の終わりから長く咲くけれど初冬の季語なので、この花が咲き始めると冬の季語を使う季節になった、と思う。
1ヶ月半以上も台風の日以外は夫の看取りで毎日病院通いとなった。9月とはいえ猛暑もあるような日々で、家から病院への道は百日紅がまだまだ咲き誇っていた。そのうちにネコジャラシが目立ち始めた。季節の移り変りをあまり感じない日々だった。
今日は久々に隣駅まで用足しに行った。街を歩くのも本当に久しぶり。いつ病院からの電話が来るかも・・と怯えることもないので、申し訳ないが解放感がある。
用を足して駅ビルのデパートで少し買い物をしていたら、昼近くなった。夫が家に居るときは、あ、昼食までに帰らなくては・・と焦り、12時までに帰れない時は電話して、地下の食品売り場で弁当を買ったりした。夫の昼食の用意を考えなくて良い、というのは何と気楽なことか・・ごめんなさいね。
パン屋のカフェで、手軽なランチ。地元野菜のサラダとソーセージと茹で卵。一度食べたことがあって、私の昼食にはぴったりのプレートが気に入っていた。
罪滅ぼしに地元野菜の店で柿を買って夫にも供えた。柑橘類が苦手でも、私の大好物の柿はよく食べてくれた。
石蕗(つわ)咲けりこの道戻らざる人へ KUMI