KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋の蝉

2010年08月13日 | 俳句
天気 曇がち一時晴

最近、気温の低い朝のうちに法師蝉が鳴くようになった
蝉のうち、法師蝉と蜩(かなかな)は歳時記では秋の蝉になっている。かなかなは、平野では初夏にいちばん早く鳴く蝉で、盛夏になると朝晩だけ鳴くことが多い。どちらも涼しい時にしか鳴かないので立秋後の季語になったのだろう。
法師蝉は何だか「秋になるぞ」と背を押されるような声に聞こえる。

今日は曇空だしあまり暑くもないようなので午前のうちに散歩に出た。
公園を通り、崖を湧水のところまで下りたら、TVの取材をしていた。
名水百選のハケ(このあたりでは崖をハケと言う)の水を汲みにくる人にインタビュー。夕方の朝○放送の報道番組でこのままを放映していた。
いつもならもっと水量が多いのだが・・今年はカラ梅雨に近かったからチョロチョロ。水温も低いので、このあたりは涼しくて別天地だ。


さて、私の目的は、この源泉の湧くところの向かいの崖に群生するキツネノカミソリを撮ることだったが・・曇空の上にあまりにも暗い場所、撮影は失敗。垣根で囲まれて立ち入り出来ない所なのでズームで撮るしかないのだ。

湧水沿いに歩くと武蔵国分寺。門のそばに、大きなサルスベリの大木がある。樹齢700年以上とも言われている。天を覆うほどの見事さなのだが・・今年は花の付き具合はあまり良くなかったようだ。



でも、今年も咲いた、とほっとする。国分寺は1333年の戦で焼かれてしまったが、この木はその頃からあったのかもしれない。幹はすべしていて、とても艶がいいので、まだまだ元気だ。

明日は、近くにあるキツネノカミソリの別の群生地へ行ってみよう。

おぼろげな夢の余韻を法師蝉 KUMI

コメント (2)
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