†鋼の錬金術師† #12 砂礫の大地・後編

トリンガム兄弟、身分詐称が露見して、牢にとじこめられています。
功を焦るマグワールは、「あの方法」を実行しろとラッセルに迫ります。
妊婦に赤い水を飲ませ、胎盤を通して凝縮させるというおぞましい方法……
ああやだやだ。人権もへったくれもありません。

お、果樹にのぼってるエドだ。珍しいシーンですね。木登りなんてするんだー。
珍しくアルより目線が高い！
なんとかは高いところが好きだと言いますが、エドの場合、アルを見下ろして話してみたかっただけだったりして！（エドならやりかねない／笑）

マグワールは赤い水の原泉を文字通り死守して自滅。
赤い水の噴出が止まらず、このままでは街が危ない、ってところでトリンガム兄弟が得意の植物を利用する錬成。樹木に赤い水を吸収させて無毒化するんですね。
真っ赤になった木々が、真っ青に結晶化して一斉に砕け散るところは、まあちょっと安直な感はあるけど、綺麗でしたよ。
植物が環境を浄化するってのは「ナウシカ」みたいだよね。

列車の窓枠にもたれて、夕陽の中、満足げな表情のエドが、いいです
ラッセルからの手紙でこのエピソードは幕を下ろすわけですが、ラッセルが年下と知ってショック受けてるエドが可愛いです。
そんなに気にしなくてもいつか伸びるよぅ。
てか、伸びなくても可愛いからいいよん。

そういえば前編で１箇所、受け止め方にとまどうシーンがあったんですよ。
それはマグワール邸に潜入した後のエドが、ラッセルに殴られて腫れ上がった頬を、アルにすり寄せて「冷たくて気持ちいいぜ～」って言うとこ。
アルをあの身体にしてしまったことに、エドは強い罪の意識を持っているはずなのに、無神経にその冷たさを喜ぶようなことを言うかなあ、って。
そんな些末なことを気にしなくてもいいほどに、二人の絆がしっかりしてるということなんだからいいのか？とも思うんですけどね。

さあ。
何はともあれ、次は「焔鋼」だ。