あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

お守り

お守り

きずな

2005-01-18 20:15:36 | 障害の軌跡
小学生のとき「きずな」という言葉と初めて出会いました。 抽象的な概念だからよくわからなくて、「傷あとみたいなもの?」と「?」マークをつけたまましばらく過ごしたのを覚えています。 私の二の腕には、うっすらと白く残る傷痕があります。 1歳のころ、Kouが噛んだのです。 あやしにくい赤ちゃんだったKouは、授乳中にもよく噛みました。 今から思うと、何か気に入らないことがあったんでしょうね。 けど、噛 . . . 本文を読む

「待つ」苦しさ

2004-11-23 03:13:06 | 障害の軌跡
お産のとき、難産だった人に比べれば大した苦痛ではないにせよ、いきむのを我慢しながら子宮口が開くのを待っているのはつらかった。ゴールのないレースは苦しい。 わが子が普通ではないかもしれないと思いながら、診断を待つのもつらかった。 1歳半健診で課題に何一つ応えられず、ひっかかったときは、複雑な気持ちだった。 「ちょっと遅れてるだけよ。大丈夫」という周囲の言葉にすがりたい気持ちと。 何かあるなら、わか . . . 本文を読む

Kouの障害~1~3歳のころ(1)

2004-10-13 21:34:33 | 障害の軌跡
~漠然とした不安から明確な不安へ、そして確信へ~ 赤ちゃん芸ができない。 1歳くらいになると、「おつむてんてん」や「ちょちちょち(拍手)」や「ばいばい(手を振る)」など、いかにも乳幼児らしいしぐさで、大人の微笑を誘うのが普通だ。kouはしなかった。鍋のフタがお気に入りのおもちゃで、くるくる回してもらってはそれを執拗に見た。 1歳3ヶ月ごろ歩けるようになり、毎日散歩するようになると、決まったコー . . . 本文を読む

Kouの障害~乳児時代

2004-10-12 21:48:12 | 障害の軌跡
長野オリンピックの開会日に、Kouは生まれた。 ほぼ予定日どおり、陣痛から6時間。体重は3300gちょっと。長男の時は、吸引分娩になったり過呼吸になりかけたり、あまり優等生なお産でなかったのに比べると、順調と言ってよく、体格も普通。 ~不安の前兆~ ところが。これがやたらと乳を吐くのだ。 赤ん坊が乳を吐くのは、一般には「溢乳」と言って、飲みすぎた乳があふれ出るものだ。これは心配ないものだが、Ko . . . 本文を読む