電動R/Cの部屋

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本日の事故調査委員会その2

2008年01月02日 11時22分19秒 | ラジコン仲間の写真
今日の2発目です。
離陸後、石を吸い込んでペラを破損したかと思いましたが、そうでもなさそうです。
詳しくはジェット機好きさんからお願いします。
修復するのでしょうか?それともOK模型のMIG15?

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4 コメント

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航空事故・重大インシデント情報 (ジェット機好き)
2008-01-02 13:13:27
最近、ダクト発動機のトラブルが多発する中、本機は2年半近くの間、トラブルフリーできていたのに残念です。
原因を完全に突き止めたわけではありませんが、FODというよりもファンのフェアリング脱落とダクトユニットの疲労が原因であると考えています。
では、どこが疲労したかというと、モーターを収めているコア部を支えるステーターです。
写真では、ダクト・シュラウドの中の入った状態になっていましたが、分解した直後はコア部分がシュラウドからすっぽ抜けてしまっていました。
今回の事故発生のプロセスを以下のように考えました。
①離陸滑走のため、100%出力。
②リフトオフとともに異音発生。ファンの中央にあるフェアリングが脱落
③フェアリングが高速回転中のファンに絡まり、衝撃でステーターとシュラウドが分離?
④機はすで離陸操作中であったためパワーONで姿勢を整えようとしたものの、コア部がシュラウドからすっぽ抜けてインテイクダクトに食い込み、さらに衝撃で弱っていたと見られるの1枚が根元からもげて機外へ飛散。
⑤推力を完全に失ったため、そのまま落下・墜落。
っていう感じかなと考えていますが、なにぶんイレギュラーな状態での記憶からの推測なので、怪しいです。
ただ、今回の事故でわかったことは、アルファモデルのインペラは柔軟でかなり強靭であるということです。
このところ連続しているダクトユニットはブレードが全部折損していますが、本機のインペラは3本ある内、ロストしたのは1枚のみです。残った2枚の前縁はかなりボコボコになっていましたが、折損しそうな感じではありません。
以前にも、FODトラブル(小石、草刈後の草とか)はありましたが、まず問題はありませんでした。

いずれにしても、もう少し調査をしないと気持ちが悪いです。
2年半なら、元はとれたのでしょうか?
機種改変せよという暗示なのでしょうか?
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Unknown (管理人)
2008-01-02 15:50:24
詳細な事故調査ありがとうございます。
これからEDFにのめりこみそうな私にはちょっと複雑ですが、非常に勉強になります。
今日の事故後、機体はぱっと見、損傷は軽微だとは思うのですが、ダクト部分の傷が多いため、復活させても今までのようなサイレントフライトとはいかないような気がします。

思い切って新たなダクト機導入計画を進めましょう(私ならこの時点で既に注文のクリックをしているような気がします。。。)!

今後の進展を期待します。
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Unknown (kちか)
2008-01-02 16:18:51
寒川でEDFの神様的存在のMIG15が事故に遭うとは、残念で仕方ありません。
今日のフィールドストリップでアルファモデルの精密な設計を見ることができて勉強になりました。

さて、ジェット機好きさんの分析どおり、スピンなコーンが外れたこと及びコア部がシュラウドから抜けた(ステータ固定部分の接着が外れた)ことが主原因と思います。
でも、そんなところ普段は見ないですからね…
特に年期の入った機体は定期的な見直しが必要なのかもしれないですね。

ところで、年末に私のホークのインペラが全部吹っ飛んだ原因は…
モーター交換に伴うファン取り外しを容易にするためインペラとアダプタの固定をゆるくしていたことにより、遠心力でファン全体がゆがんだことも原因の一つかと思っています。
整備性と確実性、どちらも大切ですが難しいですね
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追加調査 (ジェット機好き)
2008-01-02 22:37:01
キ61-Ⅱを作りながら、事故品の調査をしております。
新たな事実が発覚しました。
EDFはモーターから猛烈な熱を発し、しかも放熱しにくいという難点があります。本機では、モーターは完全に覆われた形になっているため、相当高温になっていたようです。
というのも、モーターを据え付けたコア部分の内側が融けて、据え付け状態が変わっていたからです。
状態が変わっていた(ちょいとゆるい感じ)、といっても微々たるものですが、36000RPM前後では、無視できない問題だったのかもしれません。
さらに考えられることとして、先日フライトした際に、どなたかが「音が濁っている・・・」とおしゃっていたように記憶してしています。
もしかしたら、あの時すでにシュラウドからステーターが一部分離してしまっていたのかなとも考えています。
EDFの教訓、『音が変わったらすぐ点検、振動放置は命取り』。

ミコヤン・グレビッチ MiG-15bisはこれにて退役とします。後継機種未定のままですので、選定作業を急ピッチで進めます。
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