キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

岩手山敗退

2019-10-21 22:27:00 | 登山・トレッキング

  
2007年5月以来、12年ぶりの岩手山。2004年に1度登った御神坂口より午前8時30分登行開始。
今年は春から1度も登山をせず、運動らしい運動もしていないのに、いきなり2000メートル級の山は敷居が高いと感じてはいたが、やはり案じた通りであった。
12年間の体力の衰えをもろに実感することになった。

  
頂上まで3時間半くらいで行けるだろうとタカをくくっていたら、鬼ケ城分岐までなんと4時間30分も費やし、結局ここでもう足が上がらず、不動平避難小屋を目前にして頂上まであと少しの所で断念。
山頂は秋晴れの好天で、多くの登山客が登頂していた。

  
馬返しコース方面に遠く8合目避難小屋が見える。
こちらのコースにしておけば良かったと後悔しても後の祭り。
 
  
西南の方向には秋田駒ヶ岳、乳頭山がすぐそばに見える。

  
写真ではわかりづらいが遠く鳥海山も見ることが出来た。

  
そして南東の方向には早池峰山も。

  
山の中腹まですでに紅葉は終わっている。山肌に落葉した白い枝が一面に生えていて、ブナ林とはまた違う不思議な景観だ。

  
これがその木の正体。幹は細くて白く、枝が細く張り出している。白樺の一種か? 

  
この辺が紅葉と落葉の境目。

  
山麓は紅葉が真っ盛り。林間は台風の影響か多数の当リが見られた。

  
当日のGPSデータ。スマホのアプリでは歩行数が28,902歩、距離にして約21.6km。

午後1時に断念し引き返すも結局駐車場へ着いたのが16時40分。下りでも3時間30分以上かかっている。股関節と足裏が痛くて踏ん張りがきかず、山麓の林間コースがこれほど長く感じたのは多分そのせいもあったと思う。


  
思えば2004年10月に単独でこのコースを登った時は、頂上付近で日没となり、頼りのヘッデンを忘れたことに気づき、愕然としたことを思い出す。おまけに携帯電話もバッテリー切れで、自宅にも連絡がつかないという2重苦のなか、真っ暗闇の登山道を手探りで下った苦い経験が蘇る。ボロボロになりながら麓に着いたのはなんと午後11時30分であった。

  
必死になって登っているところを軽々と4人の登山客に追い越された。またすれ違う人達も全てソロの男性で、一見してかなりの経験者風、そしてアスリート系の若者、はたまたトレラン志向の人と、最近では半端なトレッカーの自分とは一線を画す猛者達であった。

  
翌々日の筋肉痛は想像を超えるものがあり、特に階段の上り下りが本当にツライ。

そしてもう一つの災難は、山の駐車場からおびただしい数のカメムシを車に乗せて帰って来てしまったこと。
車の内外に群がる数えきれないカメムシが、昼となく夜となく、ガムテープで取っても取っても現れる。
無尽蔵ともいえるこの状況は一体何なんだ?孵化してるのか?

猛烈な匂いと群がるカメムシにトラウマになりそう。
誰か助けて!