恋の野望

キミと

話せるだけで

満足していたのに

いつの間にか

欲望は

際限なく

大きくなる



一緒にいられるだけで

満足できたら

良かったのに







一目見れるだけで

満足できたら

良かったのに



贅沢な悩みを

抱えながら



明日こそは

明日はもっと

って

思ってる



そんな

私の

密かな野望

秋桜

道端に

秋を告げる

花が咲いていた





この恋は

夏を迎えないまま

秋や冬になって

しまうのかな…



そう

想ったら

切なくなった









キミを前にすると

臆病風が吹いて

何も言えなくなる私がいる





ただ

好きだって

伝えられるだけでいいのに



その一言が

難しすぎて…