流石、大御所!
唸っちゃうくらい文章に味がある。
安心して酔える。
時代小説なので硬いものだと思い込み肩に力を入れて読み始めたんだけど、、、
漢字はいっぱいだし、言葉は古めかしいんだけど、なんだかちょっと勝手が違う
なんだか時々 ぷっ! って吹き出しちゃう! ってことは面白いっ!
『神仏を恃む暇があるのなら、面倒をかけた人に頭を下げよ』
『殿様はすっかり斑駒に変じた馬の首を撫で、遥けき白山に向うて合掌した。
ところで、この合わせた掌が子を吹いたように白いのは、なにゆえであろうか』私はここで噴き出した。読んでみないとどうしてなのか分らないわよ
『かたちのない心に、かたちのない言葉がきっちりと嵌って、覚悟という形になっていた』
『お殿様はお腰物の代わりに白葱の束を差しておられ、のみならずお召し物の背襟にまで幾本もの葱を背負うておられるのである』ははは!
読まなきゃ、この面白さもわからないわよ
これは解説の中の「檀ふみ」さんの言葉
『現在の新幹線のダイヤグラムと、加賀百万石のお殿様の参勤交代道中計画図を並べて見せられたことがあった。
、、、つまり、世界に冠たる日本の鉄道の正確さは、参勤交代の遺伝子のなせる業なんですね』
『何をもって「一所懸命」とすればいいのだろう。
この際だから、浅田次郎さんに伺ってみることにした。すると浅田さん、意外なことに「字を丁寧に書くこと」と、おっしゃった。
浅田次郎さんの原稿は手書きである。
「原稿が汚くなったり、略字を使ったりすると、あ、一所懸命じゃないなあと反省する」』
すごいよ! 今時、手書きの原稿だって
物凄い数の長編を書いてるのにそれが全部手書きだったなんて、、、
思わず「ありがとうございます!」って言ってしまう。
私は同じ本は2度読まないんだけど、
この本はもう一度ゆっくりとかみしめながら味わいながら読んでみたいと思う。
そして、やっぱりこの本の表紙の絵も、、、
上下巻でつながっていた。
今まで私って、何見てたんだろう
もう一つ、バカみたいなこと思ったの。
「一路」っていう文字ね、白いほうが断然大きく見えるんだけど、、、
同じサイズなのかな?
唸っちゃうくらい文章に味がある。
安心して酔える。
時代小説なので硬いものだと思い込み肩に力を入れて読み始めたんだけど、、、
漢字はいっぱいだし、言葉は古めかしいんだけど、なんだかちょっと勝手が違う
なんだか時々 ぷっ! って吹き出しちゃう! ってことは面白いっ!
『神仏を恃む暇があるのなら、面倒をかけた人に頭を下げよ』
『殿様はすっかり斑駒に変じた馬の首を撫で、遥けき白山に向うて合掌した。
ところで、この合わせた掌が子を吹いたように白いのは、なにゆえであろうか』私はここで噴き出した。読んでみないとどうしてなのか分らないわよ
『かたちのない心に、かたちのない言葉がきっちりと嵌って、覚悟という形になっていた』
『お殿様はお腰物の代わりに白葱の束を差しておられ、のみならずお召し物の背襟にまで幾本もの葱を背負うておられるのである』ははは!
読まなきゃ、この面白さもわからないわよ
これは解説の中の「檀ふみ」さんの言葉
『現在の新幹線のダイヤグラムと、加賀百万石のお殿様の参勤交代道中計画図を並べて見せられたことがあった。
、、、つまり、世界に冠たる日本の鉄道の正確さは、参勤交代の遺伝子のなせる業なんですね』
『何をもって「一所懸命」とすればいいのだろう。
この際だから、浅田次郎さんに伺ってみることにした。すると浅田さん、意外なことに「字を丁寧に書くこと」と、おっしゃった。
浅田次郎さんの原稿は手書きである。
「原稿が汚くなったり、略字を使ったりすると、あ、一所懸命じゃないなあと反省する」』
すごいよ! 今時、手書きの原稿だって
物凄い数の長編を書いてるのにそれが全部手書きだったなんて、、、
思わず「ありがとうございます!」って言ってしまう。
私は同じ本は2度読まないんだけど、
この本はもう一度ゆっくりとかみしめながら味わいながら読んでみたいと思う。
そして、やっぱりこの本の表紙の絵も、、、
上下巻でつながっていた。
今まで私って、何見てたんだろう
もう一つ、バカみたいなこと思ったの。
「一路」っていう文字ね、白いほうが断然大きく見えるんだけど、、、
同じサイズなのかな?