内田康夫

しばらく読んでなかったら、、、
禁断症状が現れた (笑)


『オールドミスに限らず、そういう、他人のいたみに対する思いやりのない言葉が、
浅見は大嫌いなのである。
テレビでコメディアンが、他の出演者などに向かって、
顔が大きいだの、脚が短いだの、ダサい服装だのと悪態を吐き、
それをギャグ代わりに、お客を笑わせているのを見ると、我慢がならないほど腹が立つ。
そういう残酷さが子供たちに影響して、いじめの風潮を助長させているはずなのに、
マスコミや教育界が、ほとんどその問題を取り上げようとしないのは、
不思議というほかはない』

『いつの事件でも、浅見は解決の瞬間には、満足感を味わうどころか、
むしろ寂寥感に苛まれることのほうが多い。
神でもない自分が、犯罪者とはいえ、一人の人間を裁く裁く結果をもたらしてもいいものかどうか、
まるで自信がないのだ』

本当にその通りだと思う。

だから、浅見さん、やめられないのよ～