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宮島訪問税導入直後の宮島航路の乗船事情(後)

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こちらでは、宮島桟橋側の乗船券発売関連や改札の様子を報告します。

宮島松大汽船側は、宮島訪問税導入以前とはほとんど何も変わっていないようです。改札口のICカード処理機はPASPYのもののままで、食券タイプの券売機もPASPYへのチャージ機もやや年季の入ったものです。おそらく、2024年秋の広電の新システム導入の際に全面リニューアルされるものと思われますが・・・

一方、JR宮島フェリー側は券売機が全面的に置き換えられました。9月まではJR西日本の駅に設置されているのと同じタイプの券売機(乗船券のほか近距離のJR連絡券を発売)でしたが、食券タイプに格下げ?されています。

「宮島からの帰りは訪問税の支払いが不要である」ことが英語でアピールされています。

有人窓口(自動車航送および特殊な乗船券のみ対応)では、英語に加え日本語でもアピールされていました。「当駅ではクレジットカードのお取り扱いはできません」の注意書きも見えますが、旧国鉄時代からの伝統かも。

以前は到着客・出発客の両方を扱っていたJR宮島フェリーの宮島桟橋の有人改札は、出発客のみの対応(乗船券の回収およびICカードの処理)のみとなりましたが、繁忙期は2名体制が維持されています。ICカード処理機は以前と同じくPASPYのものなので、「宮島発着のICOCA定期券はタッチしないで下さい」の注意喚起がなされていました。通常のICOCAはPASPYの機器でも処理できますが、定期券はシステム上ICOCAの機器でないと処理不能だからです。

こちらは予備のICカード処理機のようで、普段は宮島口からの到着客に向けて「ここではICカードのタッチは不要」なことをアピールするカバーが設置されています。

(おわり)

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