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宮島訪問税導入直後の宮島航路の乗船事情(前)

関連ブログ記事・・・2023/9/14付「宮島訪問税導入後の宮島航路の乗船のしかたについて」、2023/10/2付「JR線乗り放題きっぷ利用の場合の宮島訪問税の支払い方法は?

2023/10/9付ブログ記事で書いたとおり、三連休に宮島を訪問しました。訪問税導入後の航路の一連の状況を報告していきます。

宮島口駅に掲示されていた宮島島民および宮島への通勤者向けのポスター(いずれも宮島訪問税の課税対象外なので、税のことには触れていません)。JR線とフェリーの連絡乗車券の発売終了は下のほうに小さく記載されています。

JR宮島口駅の券売機。「ここでは宮島フェリーの乗船券は発売していません」の旨の注意喚起は、以前と同様にありません。

駅舎内の目立つ場所に、ジャパンレールパスなどの外国人向け乗り放題乗車券の保持者向けの宮島訪問税の支払い方法に関する掲示がありました。

配布用のチラシは、英語のほか日本語も準備されています。

実物は、英語バージョンと日本語バージョンが表裏になっていました。JR西日本ではなく、税を徴収する廿日市市が制作したものです。

宮島口のフェリーのりばは近年再開発され、JR宮島フェリーと宮島松大汽船の2社のチケット売り場や改札が同じ建物に入居しました。さらに2022/5/21から参入したアクアネット広島(2022/4/22付ブログ記事「世界遺産・宮島~宮島口の航路に3社目が参入、5/21運航開始予定」参照)のチケット売り場もこの建物の中にあります。

外国人観光客向けの簡易なブースが設置され、廿日市市が英語の堪能な係員を配置しています。係員が席を外したわずかな時間に撮影。

アクアネット広島のチケット売り場。他の2社と異なりフリーきっぷの設定がないので、案内はいたってシンプルです。

宮島松大汽船の券売機。キャッシュレス決済の手段は交通系ICカードのみです。QRコードの読み取り装置はPayPayやAlipayやWeChat Payの決済のためではなく、宮島訪問税非課税者が乗船券を購入する際にここに証明書のQRコード部分をかざして「宮島訪問税非課税の乗船券」を購入するためのものです。

そして、この券売機で利用可能なICカードは(マークを見ればわかるように)10種の全国相互利用対象交通系ICカードのみで、PASPYの利用は乗車券購入もチャージもできません。

宮島松大汽船側の自動改札機。ICカードを処理する部分とQRコードを処理する部分からなりますが、前者は(広電系でありながら)PASPYには対応しておらず、後者はあくまでも「券売機で購入した乗船券の確認用」でありQRコード決済にはやはり対応していません。

(つづく)次は、本命?のJR宮島フェリーの様子を紹介します。

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