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JR西日本宮島フェリーの券売機の前には、宮島松大汽船と異なり人だかりができていました。9月30日までは何も購入する必要がなかったジャパンレールパスなどのJR線乗り放題乗車券の所持者の皆さんが宮島訪問税券を購入せねばならなくなったので当然ですね。さらに乗船客が集中する紅葉シーズンの11月下旬にはインバウンド観光客を中心とする長蛇の列ができたりして・・・
以前は改札を宮島側でのみ行っていたのでこちらはフリーパス状態でしたが、宮島訪問税導入に伴い宮島口側に立派な改札ができました。こちらには、PASPYに関する注意喚起は立て看板の形でも自動改札機へのステッカー貼付の形でも行われていません。
券売機の上部には大型のデジタルサイネージが取り付けられ、懸命に外国人観光客に宮島訪問税をアピールしています。
券売機の本体は宮島松大汽船と同じタイプの色違いです。キャッシュレス決済の手段は全国相互利用交通系ICカードのみで、QRコード決済やクレジットカード決済には対応していません。キャッシュレス先進国からやってきた観光客は、本国に帰ってこれをどう評価するでしょうか?
早速、宮島訪問税券をPiTaPaで購入します。もちろんプリペイド部分からの支払いとなります。
乗船券と異なり、宮島訪問税券にはQRコードは(必要性がないため)印字されていません。
有人改札で係員に「秋の乗り放題パス」を見せ、宮島訪問税券を渡します。PASPYの処理機のほか、(多客時に備えて?)全国相互利用対象交通系ICカードの処理機と乗船券用QRコード処理機も設置されていました。
(つづく)次は宮島桟橋側の状況を紹介します。