関連ブログ・・・1/1付「広島の路面電車でICカードが使えなくなる日は近い?」
尾道市内で路線バスを運行する「おのみちバス」(かつての尾道市営バスが民営化された会社)で、2022年春からICOCAなどの交通系ICカードが使えるようになります。
https://onomichibus.jp/upload/topics/1638514748.pdf
広島県内では大半の路線バス(都市部も山間部も瀬戸内海に浮かぶ島々でも)で県独自のICカード「PASPY」が使用できます。さらに広島県に隣接する山口県岩国市内の路線バス、そして安芸の宮島に渡るフェリーや宮島のロープウェイでも使え、広島県民にとっては利便性が相当高くなっています。そして、PASPYが使える交通機関は全てICOCAのほかSuica・PASMOなど全国相互利用対象交通系ICカードも使え、全国の都市部の住民にとっても便利です。
しかし、1/1付ブログで書いたように、最大の事業者である広島電鉄がコスト高から撤退の方針となっており、今後の動向が気になります。
一方、尾道市内に関してはPASPYが使える路線バスは少数派で、おのみちバスのほか、市内の離島部(かつての因島市や瀬戸田町)でも対応していません。
今回の遅ればせながらのICカードの導入は、昨今の状況から非接触・キャッシュレスが求められる故なのでしょうが、島根県出雲地方のバス(昨年5/26付のブログ「05/29から松江・出雲のバスでもICOCAなどが使えるようになります」参照)と同様に、JR西日本が構築したシステムを使わせてもらう形なので、PASPYに比べ安上りだからなのかも。