京王バス公式サイトに、2023/9/16から「首都大学東京前」のバス停名が「東京都立大学前」に変更される旨の告知がなされています。
https://www.keio-bus.com/news.php?id=4831
首都大学東京＜2005年に旧東京都立大学・東京都立科学技術大学・東京都立保健科学大学を統合して開学＞が2020年4月から「東京都立大学」に名称変更されたのは周知のとおりですが、その日野キャンパス＜旧都立科学技術大学＞の前にある日野市ミニバス旭が丘路線のバス停は大学名変更後も3年以上そのままになっていました。2023/9/16は多摩地区の京王バス・京王電鉄バスの運賃改定日であり（2023/8/10付ブログ記事参照）、それに合わせての改称ということですね・・・
なお、日野キャンパスの近所には京王電鉄バスの豊56系統（豊田駅北口～八王子駅北口）の「首都大学東京入口」バス停がありますが、こちらは改称されないようです。
https://www.keio-bus.com/bus/7_keio_rosenzu.pdf
また、南大沢キャンパスの近所には京王バスの南64系統（南大沢駅～京王堀之内駅）の「首都大南大沢北」バス停がありますが、こちらも改称の動きはありません。
https://www.keio-bus.com/bus/8_keio_rosenzu.pdf
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
一方、このブログを書いている時点で「都立大学」を名乗っているバス停の近所には、東京都立大学に関係する施設はありません。
東急東横線の都立大学駅および駅前にある東急バスのバス停が、1991年に旧都立大学のキャンパスが八王子市南大沢に全面移転した後も改称されていないことは周知のとおりですが、近くにはこれとは別に「都立大学理学部前」「都立大学附属高校前」のバス停が存在します。
https://www.tokyubus.co.jp/route/routemap/pdf/03_tsurumaki.pdf
しかし、「都立大学理学部前」のバス停の前に実際に存在するのは、旧都立大学キャンパス跡地を再開発して2000年代前半に建設されたマンション群「深沢ハウス」です。そして、東京都立大学附属高校は2011年3月に閉校となっており、バス停の前に実際に存在するのは後継校である都立桜修館中等教育学校＜現在の東京都立大学とは無関係＞です。都立大学駅は学芸大学駅とともにあまりにも人口に膾炙している故に改称できないのはわかりますが、両バス停が改称されない背景にはどういった事情があるのでしょう？
ちなみに、東京都立大学荒川キャンパス＜旧都立保健科学大学＞の最寄りバス停は、都営バスの「都立大荒川キャンパス前」（「都立大学」ではない）です。
