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レトロな阪急タクシー本社建物が消滅→本社機能と営業所の移転先は?

関連ブログ記事・・・2021/3/7付「豊中市を南北に縦断するバス路線がなくなります

上記ブログ記事で「バスの墓場」と紹介したJR東西線加島駅近くのもと阪急バスの車庫ですが、2023年末時点では阪急タクシーの大阪営業所になっています。

この看板の白い部分には、かつて(2018年時点のストリートビューにあるように)「阪急バス 加島出張所」と書かれていました。改めて「阪急タクシー 大阪営業所」と書いてもよさそうな気もしますが、いろいろと事情があるのでしょう。

この営業所ですが、2022/8/8付で豊中市服部南町(阪急タクシー本社と併設)から移転してきたものです。

http://www.hankyu-taxi.co.jp/upload/topics/183/file.pdf

阪急タクシーの本社は国道176号に面した1950年代テイストのレトロな建物(2022/9時点のストリートビュー=このブログを書いている時点では最新のもの=参照)でした。建物に掲げられている阪急タクシーの社章は、1992年のコーポレートアイデンティティ導入以前の阪急電鉄の社章(京都市・大阪市・神戸市の市章を組み合わせたもの)を継続使用しており、さらにレトロ感を醸し出していましたが、本社のほうもその後いくばくもなく移転したようで、2023/3/8付で建設ニュースのサイトに掲載された記事によれば、この時点で7月中旬までの予定で解体中だったとのこと。したがって今頃は更地のはずですが、跡地は阪急バス本社跡地(豊中市庄内西町の国道176号沿い)のように商業施設になるのか、はてさて・・・

さて、阪急タクシー公式サイト上には、現時点で本社移転に関するアナウンスは見当たりません。「阪急タクシー 本社 移転」と検索すると、2022年末(つまりちょうど1年前)に移転した旨の内容が記載された個人ブログが引っ掛かるだけです。Wikipediaの記載も未だ更新されておらず、移転の件は公式サイトでは特段告知せず会社概要のページの所在地をしれっと書き換えたのみだったのかもしれませんね。

2023年末時点の阪急タクシーの本社所在地は、公式サイトの会社概要によれば「大阪府池田市空港1丁目9番10号」となっており、電話番号は豊中市時代と変わっています。この場所は実は空港リムジンバスがたむろする阪急観光バス(旧大阪空港交通)の本社営業所の敷地の一角ですが(GoogleMapはこちら)、営業所内に豊中市と池田市の境界線が通っており、阪急観光バスの本社事務所は豊中市側にあるため一見全く違う場所のように見えますね。該当箇所のストリートビューによればずっとニッポンレンタカーの大阪空港営業所でしたが2020年以降に別の場所に移転し、その跡地の建物を改装して阪急タクシーの本社機能を持ってきたものです。2022/10時点のストリートビュー=このブログを書いている時点では最新のもの=では、ちょうど改装工事中の模様が記録されています。

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