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徳島県南部と大阪を結ぶ高速バスは、一般道区間が長い!

関連ブログ・・・2022/2/10付「徳島南部自動車道は徳島自動車道と接続しますが・・・

徳島県南部および高知県東部を結ぶ高速バス「室戸・生見(いくみ)・阿南大阪線」のうち、末端区間で利用者が少なく、かつJR四国の牟岐線が並行する阿南~浅川間について、2022年4月1日以降は「JR四国の乗車券類でも乗れるようになる」とのことです。

https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2022%2003%2003%2002.pdf

https://www.tokubus.co.jp/news/detail/620

阿南市内の橘営業所以南を運行する高速バスは1日4往復となっており、

https://www.tokubus.co.jp/files/20220224/d6030458dff5511235ae91375a74194d468a942f.pdf

牟岐線が区間によって1日8~11往復なので、乗車チャンスが増え利便性が向上しますね。

 

ただ、「室戸・生見・阿南大阪線」の難点は、一般道を走行する区間が非常に長く、特に下り便は渋滞(大阪近辺と徳島市街地前後)による遅延のリスクが高いことです。

関西と徳島駅を結ぶ高速バス同様、鳴門ICで高速を降りて一般道に入り、松茂・徳島大学前(徳島市中心部)の両バス停に停車します。徳島市以南も一部自動車専用道路を経由するものの基本は国道55号経由で、非高速道路の走行時間は生見発着便で約2時間半、室戸発着便に至っては4時間近くに及びます。

そして、海陽町内でもやや不便な状況となります。

牟岐線の終点で阿佐海岸鉄道DMVと接続する阿波海南駅の駅前を高速バスが経由する国道55号が通っていますが、周辺は海陽町の中心部で役場や高校(福岡ソフトバンクホークスの守護神・森唯斗投手の出身校)があるにもかかわらず、高速バスは止まりません。一方、阿波海南駅の1つ手前の浅川駅のあたり(森唯斗投手の出身地です)は集落の規模が小さいものの高速バスが停車します。おそらく、1つ先の海部バス停と阿波海南駅が近すぎるための措置と考えられますが・・・

以下の写真は、阿波海南駅前にあるDMVのバス停をバックに走る生見行の高速バスです。

ちなみに、徳島南部自動車道の徳島JCT~徳島沖洲IC間が3月21日に開通して徳島自動車道と接続し、対徳島県南部のスピードアップ&渋滞回避が可能になりますが、徳島市街地のバス停(徳島大学前と徳島文理大西口の2か所)をパスすると乗客の逸走につながるからか、この路線の経路変更の動きはありません(そもそも開通直前の3月12日にダイヤ改正を行いますし)。

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