放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

皇室を『王家』というのは今に始まった事ではない。マスコミこそ元々不敬です。

2012年06月03日 16時43分00秒 | 疑問

長らくマスコミは皇室を『ロイヤル・ファミリー』と報道してきた。


ロイヤルとは英語で『王の』を意味し、ロイヤル・ファミリーとは王家を意味する。マスコミにとって皇室は『王家』だった訳だ。


 


確かに日本語では、ロイヤルを広い意味で君主まつわるものと解釈されてはいる。例えば、日産自動車の御用車に『プリンス・ロイヤル』があった。もちろん王様のおもてなしをイメージした車名である。実際に皇室でも使われていた。『ロイヤルホテル』というホテルもある。もちろん王様のおもてなしをイメージしたブランド名である。何度か利用した事があるがいいホテルだ。一方で帝国ホテル(インペリアル・ホテル)があるので、ロイヤルホテルなのかもしれない。日本では皇帝、王様、大公の区別は非常に曖昧である。商品名やブランド名なら問題ないだろう。


 


しかし、言論という言語を商売道具とするマスコミは別である。特に皇帝、王、大公を細かく区別する外国の目を考えなければならない。『インペリアル・ファミリー』と報道しなければならない。エンペラーである天皇陛下が『ロイヤル』と報道されているのをみれば、日本では天皇陛下は尊敬されていないと解釈される可能性がある。明らかに国益を毀損している。


 


これを機会に不敬な報道を改めて頂きたい。産經新聞さん宜しくお願い致します。



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