思い出をあける鍵

ダブルディスクのエンピツマフラー再生記

さくら Ⅱ の続き 「お抹茶」編

2015年04月04日 | GT750

お靴を脱いで、「お茶室」に通されました。


ここからは
「写真を撮らせて頂いて、よろしいですか?」
「はい、どうぞご自由に。」
と、了承を得てあります。




「お茶室」には、雨どいがなく、
雨の日は、雨だれを楽しむとか。


まさか・・・こんな・・・本格的な・・・
お部屋には、僕の他に30名ほどのお客様。
観光バスに乗ってこられた方々、皆さん、お上品そうなご様子。

僕ひとり・・・Gパンに革ジャン
(さすがに革ジャンは、お部屋に入る前に脱いだけど)


ご挨拶から始まり・・・
お部屋の掛け軸の説明。


懐紙を頂き・・・
大きな盆に盛られた「和菓子」をひとつ
自分で懐紙の上に。
和菓子の説明をされてましたが・・・耳に入らず・・・

「これ、どうするんですか?」
(お隣に座られたご婦人に小声でそっと・・・)

「おいしく、いただいてください。」
(小声でお答えいただき。どうやって食べたらええか・・わからん・・)

ここは、やっぱり・・・横目でチラッとお隣さんを見ながら・・・

懐紙ごと、手のひらにのせて「お手て」をお皿にするようで・・・
(落としそうになりながら・・真ん中で半分に切りました。)


団体の客様、お時間のお都合があるそうですので先にご用意いたしております。


器の説明をされていましたが・・・耳に入らず。
すでに、「先にご用意」してある団体のお客様の「お抹茶」は運ばれてきて。


隣のご婦人に小声でこそっと・・・
「僕、場違いでした・・」

小声でこそっと・・・
「いえいえ、おいしくいただければ、それでいいんです。」


隣のご婦人が、最後に「ズルッ」と音を立てて・・・お召し上がりになりました。
そんなんして「いただくんや・・・」


そんなことを考えてる時、
今、目の前で点てていただいた「お抹茶」が僕の前に・・・
僕以外、みんな団体のお客様でした。
最後に「ズルッ」と音を立てようとしたけれど・・・
空気だけ吸って・・・音は出ず・・・


おいしく・・・いただきました・・・


「あ~・・・びびった・・・」
お茶室を後にしたのは、午後2時を過ぎ。
さっ、歩こうっと。


この辺りの桜は、まだもうちょっと早い感じですね。








「お茶室」は2度と行くまいと・・・
「叶 匠寿庵 寿長生の郷」(すながいのさと)を後にしたのは午後3時前でした。

                              つづく