思い出をあける鍵

ダブルディスクのエンピツマフラー再生記

スズモペットの24インチ耳付きタイヤ

2016年11月30日 | スズモペット SM-1

24x2・・・昔の自転車用では無く・・・
昔のオートバイ用の耳付きタイヤ。


現在、生産されていません。


今から30年以上前の、パンク修理の跡が3ヵ所。


最後はこんな状態になるまで走ってたんやね。
チューブは、自転車(マウンテンバイク)用の24インチが使えるそうです。


チューブは新品にして、タイヤはとりあえずこのまま・・・と思ってはみたものの・・
どう見ても・・・使えそうにない・・・な。





奈落の底・・・

2016年11月28日 | スズモペット SM-1


「竹村商店」さんから電話があり、
このタイヤのサイズが、24インチだったと大騒ぎで。

何でそんなに、慌ててるかと聞いてみると・・・
実用車の自転車用BEタイヤ(耳付きタイヤ)は26インチが一般的で、
(事実、ミニフリーの耳付きタイヤは26インチ)

これは、昔のオートバイ用のBEタイヤ(耳付きタイヤ)で24インチ、
簡単に言うと、24インチのBEタイヤ(耳付きタイヤ)はもう生産されていません。

まいった・・・
タイヤが・・無い。

思いっきり濃い群青色の「ブルー」・・・や。



ホイールを外しちゃった!

2016年11月27日 | スズモペット SM-1

今日は、朝から雨こんこん、
軽くスズモペットの整備の続きをするかと。


ブレーキワイヤーに給油でもしますかね。


と簡単に考えるも、ブレーキアジャスタのナットがここから緩まず・・・・


ここは、慎重にダイスを通して。


ホイールを回すのに邪魔なVベルト、
どうせ交換やし、切ってしまおっと。


部品を全部はずしてから、一応全ネジをダイスでさらえましょう。


ここまでがブレーキワイヤーで、先は自転車と同じロット棒です。
凝った造りで。


「押してもだめなら、引いてみな」とはよく言うもので、
引いても抜けん、押してやるとポコッと抜けた。


ブレーキレバーを外して。


いつもの作戦。


出てきた。


出たぁ~!


ちょこっと錆びを掃除して、
潤滑剤をスプレーしてから、ナットが緩むかだけ確認するかと。


思ったより簡単に緩んだ。




こっちも、簡単に緩んだ。
チェーンを外して、ひょっとしたらこのままホイール外せるかも。


そんなつもりは、なかったんやけどね・・
成行きで・・・こんな事に。


欲が出てきた・・
フロントは、もっと簡単かも・・・


手強そうやけど。


軽く錆びを落として、
潤滑剤をスプレーして。


外れたど。
このまま、即行で「竹村商店」さんに持ち込むか!


やっぱり、耳付きタイヤ・・
昔のリヤカー用のタイヤだそうで。
「フロントのこのタイヤパターン、たぶんもう無いで」。
との事でした。
そりゃねぇ、1958年のタイヤやからパターンにこだわってる場合やないわな。
「前後、リヤ用のパターンで」。
OK牧場!!


お店の奥では、ミニフリー「ミドリ号」のブレーキ修理が終わったとこでした。
こいつのタイヤも、昔のリヤカー用の「耳付きタイヤ」
スズモペットのリヤカー用タイヤ交換をお願いして。


今日は、これくらいにしといたろかい!!
(間違うても、G7側に倒れんといてな・・・・お願いやから。)








キャブレターを外したど!

2016年11月26日 | スズモペット SM-1

今日は、お外に出して。


キャブレターを外して見るかと。


まずは、エアークリーナーカバーを外します。


ここまで「ばばちぃ」キャブは、今まで見たことが無い。


カッチコチンのガソリンホース、
硬化して、プラスチックみたいになっていますが。
折れるんちゃうかなぁ・・と思いつつ、外しにかかる。


パキッ!


ほら・・


やっぱりな。


さてと、外しますか。


泥とホコリにまみれた、ねじ一本。
このマイナスねじ、溝が細い・・・
手持ちのマイナスドライバーに使えそうな物が無い・・・
溝が細いドライバーは、幅も小さい・・
幅が合いそうなドライバーは、厚い・・


ゴソゴソ探すと、こんなん出て来た!!


ピッタシこん。


溝を掃除して、潤滑剤をぶっかけて、
祈る気持ちでゆっくりと、トルクをかける。
「ぐにゅっ」みたいな手ごたえを感じ・・・
溝を「ナメタ・・・」かと冷や汗。


緩んだど!


ネジ一本緩めるだけなんやけどねぇ、
中々・・・手強い。


キャブレターが、外れたど。


ここまで・・・結構な時間がかかるもんです、
お掃除しますかね。


雨が降りそうになってきた。


今日は、これくらいにしといちゃるわ。







思い出をあける鍵 part 24

2016年11月24日 | 思い出をあける鍵

1978年式、ハーレー・ダビットソン FXS1200ローライーダー。
雑誌の写真で、ローライダーをはじめて見た時は衝撃でした、
ハーレーで、こんなカッコええモデルが出た。


翌、1979年式ハーレー・ダビットソン FXS1340ローラーダー。
このツートンのカラーリングを見た時、もう・・一目惚れ。
カッコ良すぎ、低めに構えたハンドルが新鮮でした。

当時、車体だけで145万くらいやったかと、
高校出たての19歳の若造には天文学的な数字で。
憧れたけど、遠い遠い雲の上の存在でした。

好きな女の子と二人して赤いハーレーの帽子をかぶった、
Gジャンの背中にハーレーの「イーグルマーク」のでっかいワッペンを
縫い付けてもらったりして満足してたね。


30歳になった頃、フツフツと、そんな昔々の思いがよみがえり、
1994年、FXTC1340、ソフテイルカスタムのオーナーになった。


左から「つねさん」「俺」「くぼちゃん」

「つねさん」はDUCATIを新車で買った時からのお付き合い、
「くぼちゃん」は「つねさん」の片腕的な存在で。
「トレジャー・バイクショップ」は、「つねさん」が独立して始めたお店でした。

「キャブ、どうする?」
「乗りやすい方がええ」
「ミクニのHS40がええよ」
「ほしたら、それにして」
「イグニッションコイルは、2個にした方がアイドリングが安定するし、トルクが出るけど、どうする?」
「ほな、そうして」
「マフラーは?」
「変える」
純正のオイルクーラーを付けて、
指示器を小ぶりな物に交換した。

1994年2月、納車の日には全てオーダーどおりの部品に交換されてた。


納車に間に合わなかった、薄めのシートに交換。


ピッカピカの新車の頃。


この頃、昔一緒に走った仲間はとっくににオートバイを降りてた、
一人で、フラッと走りに行く事が多かったね。
週末、よくトレジャーに遊びに行ったもんだ。


2年後、車検が切れる前にプチカスタム。
ネックをほんのちょっとだけ寝かせて、インナーチューブを4インチロングに、
ハンドルを、高さ幅、共にしっくりくる物に交換、
ケーブル類も合わせて交換、
ガソリンタンクは叩いてもらい、エクボを作った。
構造変更をかけてもらい、マフラー以外はこのままで車検が取れるように。


塗装以外は「つねさん」に全部お任せ、見かけによらず仕事はすっごい丁寧で、
信頼できる、プロのメカニックでした。

そんな、絶大な信頼があった恒川さんでしたが、今はもう、この世の人ではありません。


ある日の事、信号待をして停まってる横に、ヤマハのスクーターに乗った「おねぇさん」が停まり、

「きれいなブルーですね」。
と一言、
「ありがとう」。
と一言、

たった一言の会話でしたが、嬉しかったな。