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ニワトリの孵化前の性別判断可能に

2019-01-12 | 日記・エッセイ・コラム
 新聞を読んでいたら、「殺処分されているオスのヒヨコ60億羽が助かる!?--孵化前の性別判断可能に」なる記事があった(12月27日)。
 養鶏事業では、オスのひよこは、肉用鶏として飼育されるものを除き、多くが殺処分される。米国の食品・農業研究財団(FFAR)によると、その規模は世界全体で年間60億羽にのぼり、アニマル・ウェルフェア(動物福祉)の観点から課題となっている。
 独ライプツィヒ大学のアルムース・アインスパニア教授は、孵化前のひよこの性別を約98%の精度で判断する独自の手法「セレクト」を考案した。
 「セレクト」では、まず、産卵から9日目の卵を孵卵器から取り出し、センサーで受精しているかどうかをチェックしたうえで、レーザーを使って卵の殻に0.3ミリ未満の小さな穴を開け、受精卵から少量の尿酸膜を抽出する。この尿酸膜に性別を特定するホルモンであるエストロン硫酸が含まれているかどうかを専用マーカーで検査する。
 エストロン硫酸が検出されれば、メスと判断されて21日後の孵化まで孵卵器で育てられ、受精していない卵やオスと判断された卵は高タンパク質飼料として加工される。なお、一連のプロセスは安全なもので、受精卵が傷つくことはない。
 受精卵から尿酸膜を抽出するプロセスを自動化するマシンが開発され、年間およそ4500万羽のオスのひよこを殺処分しているドイツでも大いに歓迎されている。
 ◆ニワトリのヒナの雌雄鑑別
 生まれたばかりのニワトリのヒナ(ヒヨコ)の性別を鑑別することである。
 ニワトリは商業的には性別によって異なる目的で飼育されるが、ヒヨコの性差は非常に少なく雌雄の区別は困難であるため、いくつかの鑑別方法が発達している。日本では初生雛鑑別師(しょせいびなかんべつし;ひよこ鑑定士)というヒヨコの性別の区別についての資格が存在する。

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