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人間の老化は3つの年齢を境にして加速していく

2020-01-05 | 日記・エッセイ・コラム
 米スタンフォード大学を中心とする研究グループは、人間の老化は3つの年齢を境にして加速していくという新説を発表した。研究論文は学術雑誌「ネイチャーメディシン」で発表(2019年12月5日)。
 ポイント
 〇老化は一定のペースで継続的に進行するのではない
 〇生理的老化は、平均34歳、60歳、78歳の3つのポイントで急激に起こる
 〇男性と女性で老化プロセスが異なる
 米スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4,263名から得た血液サンプルを用いて2,925の血漿タンパク質を分析した。老化に伴い1,379種類のたんぱく質の割合が大きく変化しており、その違いが表れる年齢は平均して34歳(青年期)、60歳(壮年期)、78歳(老年期)だった。
 また、被験者の年齢は、これらのうち373のタンパク質によって、概ね3年程度の誤差で精緻に予測でき、9のタンパク質でも、ある程度の精度で予測が可能だという。
 多くのタンパク質は、一定のペースで増減したり、生涯、同じレベルを維持するのではなく、一定期間、同じレベルを保ち、特定のポイントで、突然上下に変動しているのだ。
 年齢によってそのレベルが明らかに異なる1,379のタンパク質のうち、895のタンパク質は、性別によっても特徴が認められた。男性と女性で老化プロセスが異なることを示す成果のひとつとしても注目されている。
 ウィス=コレイ教授は、2014年5月に「若齢マウスの血液は、老化に伴う認知機能などの低下を抑制する」との研究成果を発表し、老化によって血中で分子の変化が起こっていることを示した。今回の研究成果は、抗老化医学をさらに前進させるものと言える。

 朝は小雪がチラついた。だんだんと晴れ、青空が広がる。寒い、と思ったら最高気温3℃・最低気温0℃。
 塀に絡みついていた”ヘクソカズラ”の実。直径5mm程の黄褐色の実である。名前の由来となっている独特の臭気は無く、それ故果実の付いたツルはフラワーアレンジメントなどに利用する方もいる。果皮に見える部分は萼の変化したもので、偽果皮と言う。
 夏に咲く花は小さく可憐で可愛い。でも名は、”ヘクソカズラ(屁糞葛)”と酷い。名(屁屎葛)の由来は、葉や茎に悪臭があることからで、古語では”クソカズラ(屎葛);万葉集、奈良時代”と、古くから酷い名前のようだ。この臭い(茎・葉を傷付けると揮発性成分が出る)は自己防衛のためだから・・悪臭の元凶は「メルカプタン」。花の中心の赤がお灸(ヤイト)に見える事から、別名に”ヤイトバナ(灸花)”がある。花は可憐で可愛いから、”サオトメバナ”の別名もある。
 ヘクソカズラ (屁糞葛)
 別名:灸花(やいとばな)、早乙女花(さおとめばな)、馬食わず(うまくわず)
 学名:Paederia scandens
 アカネ科ヘクソカズラ属
 蔓性の多年草
 開花時期は7月~9月
 秋に丸い茶色の実(球形で径数mm)を付ける


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