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成長中のヒマワリの首振り、詳細を解明

2016-08-12 | 園芸
 米カリフォルニア大の研究チームが実験で解明した「成長途中のヒマワリは、昼は太陽光を受けて東から西へ首を振り、夜は体内時計の働きで元に戻ることが分かった」(8月5日付の米科学誌サイエンスに発表)。
 つぼみの状態のヒマワリの鉢植えを実験室に持ち込み、青色発光ダイオード(LED)の照明を太陽の動きをまねて移動させると、首を振る動きが見られた。昼は太陽光を受けて茎の東側の成長が速いために次第に西を向き、夜は体内時計の働きで茎の西側の成長が速くなって東向きに戻ることが分かった。夏至に近づくにつれて夜が短くなり、夜の成長がスピードアップすると言う。照明を16時間点灯・8時間消灯する24時間サイクルから、20時間点灯・10時間消灯の30時間サイクルに変えると、消灯時に西から東へ戻る動きが不安定になった。体内時計が乱れたためと考えられる。ヒマワリが首を振れないよう固定したり、鉢植えのヒマワリを朝に西、夕方に東を向くように手で回したりすると、成長が妨げられ、全体の重さや葉の面積が1割減った。
 成長し終えて開花期になると、障害物がない開けた場所では首が東を向いたままになる。東向きだと花が朝に太陽光を受けて早く温度が上がり、受粉を担うハチなどの虫がよく集まる効果があった。

 ヒマワリ(7月11日の撮影)
 名(ヒマワリ)の由来は、日(太陽)を追うようにその方向に花が回るから。別名も日(太陽)を追う花から”ひぐるま(日車)””にちりんそう(日輪草)”。英名は、Sunflower(太陽の花)。
  ヒマワリ(向日葵、日回り)
  キク科ヒマワリ属、一年草
  北米原産、16世紀に英国に伝わり、日本には17世紀に伝わる
  開花時期は7月~9月
  花はキク科の特徴である頭状花序(多数の花の集合)


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