晴れ上がって雲も少なく風も弱い。陽射しがあるので暖かく感じる。散歩日和だ。
松原街道(県道仙台松島線-通称利府街道-の東仙台付近)を歩いていたら道標を見つけた。良く歩いている道なのに今まで気が付かなかった。
道標と言うより、昔の小田原村・岩切村・苦竹村・小鶴村の境目を表しているようだ。
石柱(約18cm角・高さ約90cm)の3面に、西原町・東岩切・明治十五年十月建之と刻まれている。
通称利府街道は宮城県道8号仙台松島線の事である。仙台市宮城野区原町と松島町愛宕とを結ぶ実延長23.1kmの主要地方道である。国道45線とほぼ並走する。
現在の原ノ町本通(旧宿場通り)にある「道しるべ石」付近から現在の燕沢市バス東仙台営業所付近は両側が美しい松の並木道だった様で、これを松原街道と呼んでいた。
因みに、現在の原ノ町本通(旧宿場通り)の交差点に「原町苦竹の道しるべ石」がある。この石は幕末に建てられた柱で仙台市指定有形文化財である(H23.8.3ブログで詳細)。
仙石線沿いの空き地に枯れたセイタカアワダチソウがある。一頃には結構纏まって黄色い花を咲かせていた。枯れたセイタカアワダチソウの花跡は白い綿毛に包まれて雪を被った様に見える。(花はH23.10.6ブログで)
綿毛には小さな黒い種が付いている
これで風に飛ばされて運ばれる
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
キク科アキノキリンソウ属
多年草、種子や地下茎で増える
明治末期に渡来した北米原産の帰化植物
花期は10月~11月
花は茎上部に多数集まって付く
花径は数mmと小さい
急速に広がったのは第二次世界大戦後と言う。セイタカアワダチソウは花粉をミツバチなどで媒介させる植物である。このため蜜源植物として養蜂業者が積極的に種子を散布したと説がある。
因みに、現在日本で生産される蜂蜜の主な花は、さくら・なたね・れんげ・ミカン・アカシア・クローバー・りんご・とち(マロニエ)・そばなどとの事だ。現在の日本では見渡す限り同じ花が咲いているという場所は少なくなってきている・・純粋な花だけのは少なくなる。
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