Green Nurses

ビジネス新書をこよなく愛する中間管理職ナースのブログ。

Micaco&宝田恭子著「夢のダイエット」

2009-10-30 09:39:00 | 美容あれこれ
インスパイリング・エクササイズ主宰のMicaco先生と、
歯科医師の宝田恭子先生の、つまり、「エクササイズ」の本.

このお二人、40代、50代なのだが、法冷線もなく、確かに若い.
この人たちの、アンチエイジングへの熱意を感じるだけでも、
この本を買った価値があるような気がする.

私がさっそく取り入れたのは、
「背中スッキリエクササイズ」.
 平泳ぎのように、両手を前に伸ばして手の甲を合わせ、手のひらを上に
 返しながらゆっくりと肘を後ろに引く、これを10回.10回目は10秒キープ.

それから、「ひふみエクササイズ」.
 両手を頬に添え、口を大げさに動かして「ひ・ふ・み」と言う.
 これを3セット.顔をリフトアップする効果あるようだが、たしかに
 やっていると顔が疲れる.両手を添えるのは、しわを伸ばすためかな?

そして「だえきエクササイズ」は、舌で、歯と歯肉をなでるように回して、
 特に、法冷線の位置で小さく円を右に左に描く.
 顔の内側から筋肉を刺激し、血流がアップしてむくみや法令線に効くらしい.

最後に、「チョキチョキマッサージ」.
 人差指と中指で、顎をはさんでチョキチョキとフェイスラインをつまむ.
 耳元までいったら、耳を後ろ側に3回まわし、そのまま首筋に沿って
 鎖骨までなでおろす.これを左右.
 このあたりにはリンパ節が集中しているので、むくみを解消して
 フェイスラインをすっきりするらしい.

この本のたくさんのエクササイズは「~しながら」できるものばかりのはずだが、
私の日常に定着したのは、恥ずかしながらこの程度.
寝そべってやるエクササイズとか、紐など道具を使うエクササイズは、
私には「~しながら」じゃないみたい.

私のポリシーは、「できることだけでいい、やらないよりはまし」.
というわけで、効果は年単位で見ていこうと思います.

現状なのか感情なのか

2009-10-24 10:58:19 | 生きるヒント
現状なのか感情なのか、きっちり区別しなさい、というのが恩師の口癖.
実際にそれは起こっていることなのか、
それもと、自分がそう感じているだけのことなのか.
前者と後者で対策が違ってくるのだから、区別が必要なんだと.

例えば「疲れている」.
実際に疲労が蓄積しているサインがあるのか、それもと、
疲れているような気分なのか.

疲労が蓄積しているサインがあれば、しっかり寝る、ゆっくり湯船で温まる、
マッサージをする、運動するなどの対策がある.
疲れているような気分であれば、すっかり忘れてリフレッシュする、
これでよしとする、などのメンタル的な対策をとる.

つまり、物理的不足なのか、自分のニーズが満たせないことへの不満なのかを判別せよと.
おそらく、前者も後者も相互に作用しているから、そう簡単なことではないだろうけど.
世の賢人たちは、きっと、この判別に長けているに違いない.

これは、例えば、看護師の「自分は仕事が全然できなくて自信がない」とか、
働くママの「育児する時間がない」といった全ての問題にも活用できる.
本当にできていないのか、それとも自分が描く理想に及んでいないのか.

確かに、両者を区別することは、すっごく大切だ.

正と負のスパイラル

2009-10-17 07:23:23 | 中間管理職のつぶやき
知識をある程度もっている看護師は、医師に病状や病態を質問したりして、
患者の体の中で起こっていることを知ろうとする.
そして、一層患者を理解してケアすることができ、
患者にとっても医療チームにとっても重要な役割を担える.
素晴らしい体験をもって、さらにいろいろなことに興味をもって取り組み、
やりがいを見出していく.
正のスパイラルだ.

知識を持っていない看護師は、まず、医師に質問することはないし、
患者の体の中で起こっていることと、外に出てくる現象を結びつけられない.
その場限りのケアに終始してしまい、やりがいや自尊感情が生まれない.
負のスパイラルだ.

正と負の違いは、教育背景ではなくて、
看護師になってから、自己学習をしているかどうか、に端を発していると思う.
自己学習にかかる時間はせいぜい数時間.
でも、若い看護師は、仕事が終われば疲れ果て、休みの日は遊びたく、
なかなか机に向かえない.
実用的でわかりやすい本も持っていないかもしれない.

一人でも多くの看護師に、正のスパイラルを体験してほしい.
そのために、管理職は、知恵とお金を捻出すべきだ.
そして、チャンスを逃さずに、刺激的で有効な質問をすることを、
いつも自分に課したいものだ.

アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ著、藤井留美訳:話を聞かない男、地図が読めない女

2009-10-08 06:51:56 | お仕事新書
最近流行りの、男脳・女脳の話がおもしろく描かれている.

男は、生まれる直前と直後に、男性ホルモンのシャワーを浴びないと
男脳になれない、と言われている.
また、女も、生まれる前に、男性ホルモンのシャワーを浴びると、
男脳を持つ、と言われている.

彼らが言うには、男の15~20%が女っぽい脳を持っていて、
女の10%は男っぽい脳の持ち主、だそうだ.

ま、この本がどこまでが本当かは、何とも言えないようだが.

 1日分のコミュニケーションをこなすために話しているとき、
 女は口をはさまれることも、解決策を教えてもらうことも望んではいない.
 
 男は同時に話したり聞いたりできないのだから、
 男が話す順番が来たら、好きなようにしゃべらせてやろう.

 遠まわしな話しかたは女性どうしを親密にするーただし、
 そのルールを知らない男には通用しない.

 女の子は関係と協力を、男の子は力と地位を欲しがる.

 人間関係に悩みがある女は仕事に集中できないし、
 仕事に行きづまっている男は人間関係にまで気がまわらない.

こんな調子で、おもしろい.
男脳と女脳の違いをうまくコミュニケーション(や恋愛)に役立てたいものだ.

奥本大三郎、長谷川眞理子著「男と女、二つの“性”がある理由」

2009-10-04 08:39:28 | お仕事新書
昆虫に詳しい仏文学者、博物学者(男性)と、
生物進化の視点で人間の行動を研究する生物学者(女性)の対話集.

男性が、いわゆる熟年離婚について「夫の悲哀」と題して一石を投じた.
 妻にサイフの紐を握られ、自分で飯も作れず、・・・
 これで定年になったとたん離婚され、年金も半分取られるのではまさに
 踏んだり蹴ったりではありませんか.可哀そうだとは思われませんか.

これに対して、女性はバッサリ.
 仕事と家庭の分業が夫と妻の間で完全になされている、
 給料は妻が管理している、・・・ということのどこが可哀想なのですか?
さらに女性は、出て行った奥さんについて、
 自分で手に職があるのでない限り、やはり自分で稼ぐのは難しい.
 完全分業で相手がやっていたことを突然自分がやるのは困難だというのは
 どちらにとっても同じはず.
最後は「悲哀は、やはり、心の交流の欠如かしら?」と結んでいる.

考え方や価値観の不一致、経済力不足、浮気・・・、
そんな数々の問題より先に生じていることはコミュニケーション不足なのだろう.
夫婦の問題の解決には、まずはコミュニケーションをどうしていくかを考える、
ということを再認識した一冊であった.