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なぜか・・ ばらを買うとき、黄色を選んでしまう
手書きのものは、温かいものだな、と改めて思いました。
映画「クローズド・ノート」で、伊吹先生は万年筆で日記を綴っています。
もうね・・ それがとてもレトロでお洒落。
何より、「真摯な気持ちが綴られているんだな」 としみじみ感じられるのです。
昨晩は、「クローズド・ノート」のパンフレットの1ページ、 伊吹先生の日記を読みながら、手書きの温かさを思っていました。
そして・・ 今でも毎年、年賀状をくれる学生時代の友達のはがきをひっぱりだしてきました。
この友達とは、私の結婚式で会って以来、会うことはないのですが、毎年、年賀状を楽しみにしているのです。
必ず、手書き。 おまけに自分で作った版画の図柄が添えられています。
万年筆なので、文字のひとつひとつに微妙な色合いの違いがあり、芸術的だなぁ、と思うのです。
この友達は、書道のサークルにいました。(テニスサークルにも所属してて、すこぶる人気者)
大学に入る以前から学んでいたらしく、とにかく達筆。
普通に美しいペン字、みたいなのではなくて、とても個性的な文字を普段から書いていました。
で、お付き合いをしていた彼は、個展を開くほどの書道の腕前を持った人でした。(全国区の賞を毎年のようにとるような)
彼女は、書く文字だけが個性的なのではなくて、人柄がまず、非常に個性的で、かわいらしい人だった。
大学の4年間、私は友達として長い時間を共有していたけど、いつも、「自分とは違う世界で生きてるよね・・この素敵な人」 と思いながら過ごしていました。
折れそうなほど細い体で、顔がちっちゃくて、声が透き通っていて、みとれてしまうくらいかわいくて、芸術家みたいな話をいつもしてくれて
ひとつだけ、鮮明に覚えている会話があります。
「私、前世は木だったと思うんだよね。
すごく落ち込んでるとき、大きな木にだきついていると、すごく励まされるんだ。
時々、木に話しかけちゃうしね・・・(そして、ほほえみ)」
常々ダンナに「学生時代の友達で妖精みたいな人がいるんだよ」と話していたのですが、「んなのいるわけないじゃん!」と、いつも否定されていた。
私の結婚式のとき、それを証明できました。
その友達が「結婚おめでとう」と言いに来てくれて、にっこり微笑んでふわりと、また席にもどったとき、
「あの人が妖精さんだよ」
「なるほど・・・(ダンナ)」
と納得していましたから
昨晩は、この友達からの手書きのはがきを1枚1枚、読み返しながら、眺めながら、学生時代のことを懐かしく思い出していた。
私も来年の年賀状、手書きにしてみよう。
万年筆・・・ 10数年ぶりにつかってみようかな
「クローズド・ノート」で、沢尻さんがマンドリンを弾くにあたり、指導を受けた先生は、この方です。
青山忠さんというプロのマンドリニストの方。 演奏は言葉で表せないほど素晴らしい クリスタルな音色です。
演奏会で、客席から拝見したことしかないのですが、優しそうで紳士的な人だな、と思いました
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