GREEN Library

2019年は書店員としてのお仕事のめくるめく素晴らしい日々を。時々エレカシ・ミッシェル・Suchmosなど

京都の大学生

2010-01-25 | 小説・映画など

今日 母に電話して、問題がひとつ解決しました

わたしは自分の母がとても苦手です。

年末から連絡をとらなくてはいけない用がありましたが今日までさきのばしにしてきました  

ほんとうは先週の金曜日に母と会わなくてはならない 親戚の行事があったのですが わたしから連絡をとることはなく、今日まできたので、結局、わたしは母と会うこともなく その行事も滞りなく無事終了したということで、ひとあんしん

年末からちくちくと胸がいたんでました でも、どうしてもわたしからは母に連絡をいれることができず。

いつもわたしは「お母さん、私を生んでくれてありがとう」とこころのなかで感謝してます  でもわたしはこどものころからずっと 母とはなしをすることが苦痛でした  

年を重ねるごとにさらに、 できれば 話したくない、会いたくない、と思ってしまって、申し訳ないきもちでいっぱいなんですけど、今回も会わずにすんでほっとしています

 

いつかこの問題が解決するときがくるんでしょうか   

 

こんな難しい問題にくらべれば、しごとでちょっと凹むことがあっても 全然平気だ

わからないことはおしえてもらって きちんと整理して覚えればすむことで。

なんとなくわたし、貧乏くじひいてない?とか 感じて、いや~な気持ちになっても それはわたしのただの被害妄想だよねって 気づけばあっというまに解決です

 

自分を生んでくれた母にたいして 心を開くことができない自分はなんなんでしょうか  もの心ついたころからずっと・・

 

そんなことを考えて、しんどくなってしまったら とりあえず「くるり」です  (いつも、とりあえず「くるり」ですけど)

くるりのライブ映像をがんがん聴いてます  

岸田さんの気持ち悪さ(笑)は 最高にかっこいいです  そういえば、わたしは1年前に岸田さんにとても似てる人に会いました。  同じ職場にいるんです。 といっても職場って広大なんで、偶然ばったり会うなんてこと、ないので、ほんとうに残念

岸田さんに似てる人、元気かな  

  

そういえば、今日のブログのタイトルは「京都の大学生」でした  えと、何を書こうとしていたかというとですね・・

最近読んだ本2冊、紹介します

 

この2つの本を同時に読み進めてまして、「夜は短し歩けよ乙女」は昨日よみおえました

わたしは京都にとてもあこがれがあります  ドラマで京都迷宮案内ってありますがかかさずみてしまいます 

「夜は短し歩けよ乙女」

 

「私には、色々と彼女に聞きたいことがあったのだ

彼女はあの春の先斗町(ぽんとちょう)で、どんな夜を過ごしたのだろう。

あるいは夏の古本市でどんな本と巡り会ったのだろう。

そして秋の学園祭では、なぜあんな大芝居の主役を担う羽目になったのだろう。

彼女がそれを語ってくれれば、私は私の想い出を語ることができるだろう。」

 

 

「私には先輩に色々と聞きたいことがあったのです

先輩はあの春の先斗町(ぽんとちょう)で、どんな夜を過ごしたのでしょう。

また、夏の古本市で食べた火鍋の味はどんなものだったのでしょう。

そして秋の学園祭では、偏屈王を演じるために、どんな冒険をしたのでしょう。

私の知らないところで、先輩はどんな時間を過ごしていたのでしょう。

私はそれがとても知りたいのでした。」

 

黒髪をぱっつりと切りそろえたかわいらしい女の子と その女の子に好意を抱く先輩。 そのふたりが同時に語っていくかたちで物語がすすむのです

かわいらしい物語であると同時に 京都のまちがワンダーランドなんです 夢がふくらみます

 

「冬の日差しが、まるで春のように、温かく見えました。

その陽だまりの中で、先輩は頬杖をついて、なんだかお昼寝途中の猫のようにぼんやりとしています。

その姿を見た途端、私はふいに、お腹の底が温かくなる気がしました。

まるで空気のように軽い小さな猫をお腹にのせて、草原に寝転んでいるような気持ちです。

先輩が私に気づいて、笑って頭を下げました。

私も頭を下げました。

 

かくして先輩のそばへ歩み寄りながら、私は小さく呟いたのです。

こうして出逢ったのも、何かのご縁。」

 

と、ここで物語は幕をとじます なんともかわいいものがたりでございました

あ、もう1冊の方「生物と無生物のあいだ」の著者も京都大学出身の方で、「夜は短し歩けよ乙女」の著者 森見さんも京都大学の方でした。

そこで、またくるりです。

くるりの「京都の大学生」って曲をひっぱりだしてきて 京都ざんまいです

ではではまた いつか・・

 

コメント